ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

『現代日本人がウォッチするべき七賢人』

チロウショウジがコミケC97に参加します。
新刊『現代日本人がウォッチするべき七賢人』を頒布します。
これは3年前の既刊『本当によい教育を実現するための覚書』の、思想的な部分を更新するような内容ともいえます。

 

■サークル情報

12/28(土) 南ホ22b「チロウショウジ」

現代日本人がウォッチするべき七賢人』

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現代日本人がウォッチするべき七賢人

この変化の激しい現代日本をよりよく生き抜くために、教育的な思想を与えてくれる人たちを、その著書・発言・活動などを通して紹介していくという内容です。僕の過去の同人誌はもちろん、普段からの思想、発信はほとんどすべてこの人たちから影響を受けたといっても過言ではない。本書では、それをすべてをさらけ出したつもりです。

(なお、まえがきをこちらで公開しています。)


今回、僕の「思想的推しメン」として取り上げている賢人たちを、ここに列記してみます。

●七賢人・・・
東浩紀岩崎夏海内田樹岡田斗司夫林修、藤沢数希、宮台真司
●(ウラの)七賢人・・落合陽一、オリラジあっちゃん・あるいは教育系Youtuber、QuizKnock・あるいは伊沢拓司、千葉雅也、中森明夫ひろゆき西村博之)、水野敬也

(敬称略)

 

これらの人たちについて、数千字~一万時程度で解説や分析、おススメの現場などを紹介しています。自分でもかなり熱量がこもっていると思います。

 

僕が思想的にめちゃめちゃ影響を受けた人たちです。宮台先生の言葉を借りれば「感染の歴史」ということができるでしょう。これだけ多彩な人の思想を、僕なりに解釈してミックスして、何かしらのカタチに昇華させれば、それはもうとんでもなくすごいものができるのではないかという、壮大な目論見もあります。僕のオリジナリティが表れるとしたら、きっとそこにしかないのだと思います。

自分の中でそれを整理するという意味でも、今回の同人誌を作ることで見えてくるものがありました。


この中に一人でも「あっ」「オレモー!」と思った人がいたならば、ぜひ手に取って見てほしいです。絶対に損はさせません。あるいは僕と友達になってください!

 

ここに勝手に名前を挙げられた諸兄におかれましては、大変申し訳ありません。本当に感謝しているということを伝えたかったのです。少しでも恩返しができればと思って、今回このような取り上げ方をさせていただきました。
今はまだ時期尚早ですが、いつの日か成果物を持って直接お礼を言いに行きたいと思います。

 


12月28日(土)南ホ22b「チロウショウジ」にてお待ちしています。

また委託頒布として、3日目の12月30日(月)「本質教育研究所」というサークルでも頒布する予定です。
もしコミケ1日目、3日目に会場に来る方は、ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです。

 

既刊に関しましては
『本当によい教育を実現するための覚書』300円
『仮面女子の研究☆』200円
にて頒布しようと思っていますので、そちらも併せてお願いします。

同人誌新刊『現代日本人がウォッチするべき七賢人』まえがき公開

みなさんこんばんは、ちろうです。

サークル「チロウショウジ」では、2019年12月28日、

コミケC97にて新刊現代日本人がウォッチするべき七賢人』を発表いたします。
ちょうど3年前に『本当によい教育を実現するための覚書』を発表しましたが、その続編といってもよいような内容です。ここで言う七賢人とは僕の「思想的推しメン」です。


本書に通底するテーマは「教育的な観点から、現代をよりよく生きるために重要な考え方やモノの見方、知見を与えてくれる人を紹介していく」といった感じです。
前著にも一章を費やしてそんな内容がありましたが、今回はそこにフォーカスして一冊丸ごと取り上げました。僕の思想を語るよりも、それが何を参考にして形成されてきたかという一次情報に当たった方が速いだろうということです(笑)。


早速なんですが、一も二もなく、四の五の言わずに「まえがき」を公開します。

相変わらず長いのは勘弁してください。

 

まえがき

 

みなさんこんにちは、チロウショウジです。前回『本当によい教育を実現するための覚書』以来、三年ぶりのご無沙汰です。このサークル活動は、もともとAKB48に関する文章を書くところから出発いたしました。最初のまとまった文章として『ちろうのAKB体験記』があります。これは2006~2008年あたり、AKB48のブレイク前夜に、秋葉原の劇場に通い詰めた体験記をまとめたものです。二〇一二年からメルマガPLANETS上にて連載されました。現在noteにて公開しているのでぜひ読んでください。

ちろう|note

 

それと並行する時期に、AKB48からHKT48に移籍した頃合いの指原莉乃ちゃんに注視し、『指原莉乃2・0』(2012)、『指原莉乃に会いに行く』(2013)という冊子を発行しました。その後、指原莉乃ちゃんは全国的な知名度を獲得。AKB48選抜総選挙三連覇(2015~2017年)などを経て、HKT48を卒業した二〇一九年末現在も、女性タレントのトップランナーとして走り続けています。

 

そんな中、僕の興味の対象はAKBグループから徐々に地下アイドル全般に移っていき、二〇一四年に大きな出会いがありました。それが現在でも地下アイドルシーンで活動を続けている仮面女子です。そこで一気呵成に書き上げたのが『仮面女子の研究☆』(2015)という書物です。その魅力は単にメンバーが良いというだけにはとどまりません。運営手法から活動環境から運営思想に至るまで、全く新しいエネルギーに満ちていると思ったからです。それをまとまった文章にするという試みでした。そしてまた、偶像少女文学界編『アイドルと文学Vol.1』という同人誌には『あなたは仮面女子を推してもいい』という文章を寄稿しました。そこでは仮面の持つ効用について深堀りしつつ、仮面女子こそが最も文学的なアイドルであるという謎の仮説を打ち立てており、こちらも大変お気に入りです。仮面女子はメンバーの世代交代などがありながらも、変わらずに地下アイドル界の一角を占め続けています。

 

二〇一六年、チロウショウジは新たな展開に入りました。それが超絶教育論考『本当によい教育を実現するための覚書』です。「本当によい教育とは何か」。実はこれは何年も前から(それこそ僕が大学で教員養成課程を修了して以来)考えていたテーマであり、学童保育や個別指導塾などで働く中で固まってきて、ここ十年で見聞きした知見をもとに、書くタイミングだったということだと思います。補論ではアイドルとして成功するために参考にするべき成功例を二人取り上げています。どんなジャンルで闘うにせよ、戦略的に自分の適性を見つめ、勉強することが必須なのではないかという実例をあげました。
この問題意識は今でも継続しています。現在、本書とは別に、粛々とある文章を書いている最中です。


■「誰かを推すこと」とともに


さて、僕はアイドルヲタクのありかたについて考えてきたわけですが、もっと厳密に言うと「推す」という行為とは何かについて思索を深めてきました。中学生の時にSPEEDの島袋寛子シャ乱Qつんくを推し始めてから、僕の人生は「誰かを推すこと」と共にありました。要するに「推しメンがいる」ということです。アイドルヲタクの諸兄におかれましては「何を当たり前のことを」「俺にもずっと推しメンはいるし、人数も片手じゃ収まらないぜ」と思われているかもしれません。

 

しかし、ゼロ年代くらいからだろうか、僕の考える「推しメン」という言葉と、世間でいうそれにいくらかの開きがあるような気がしたのです。一言で言うと「“推しメン”っていう言葉、(異性の)アイドルに対してだけ使ってない?」という違和感です(例えば男性なら女性アイドルに対して、女性なら男性アイドルに対して、のように)。
どういうことでしょうか。


■「推す」という行為の2タイプのモード

 

僕は「推す」というのは「恋愛関係」と「師弟関係(尊敬)」のハイブリッドな行為ではないかと考えています。僕にとって「推す」とか「推しメン」という言葉は、「好きが止まらない」「その人のことを考えると温かい気持ちになる」「欠点もあるけどそれも愛しい」とかいうのと同時に、「尊敬できる」「カッコいい」という観点、さらに言うと「その人の考えを丸ごと取り入れたい」「物事のとらえ方や視点、語り口を学びたい」「自分の中になかった考え方、そこににシビれる!憧れるゥ!」とかいう視点があります。つまり、自分をより高みへと連れて行ってくれる存在という意味での推しメンです。

 

何が言いたいかもうお分かりになりますね。
「推す」には大きく分けると2タイプのモードがあり、どちらも僕にとっては等しく「推す」という行為なのです。ざっくりと分ければ、恋愛的なモードだとストレートに女性アイドルが主たる対象になります。一方、師弟関係的なモードだと、これが男性ばかりになります。世間一般にはおじさんと呼称できるくらいの年齢の男性です(おじさんに片足を突っ込んでいる僕よりもさらに年上の人たちですから、自然とそうなるでしょう)。ここでは恋愛モードの推しの「アイドル」に対して、師弟関係モードの推しメンを「メンター」と呼ぶことにしましょう。

 

同じ「推し」という言葉を使っているとはいえ、それは「好きだという感情」とすればほとんど同じ方向を向いているのであり、つまりこれをベクトルと捉えるならば、「メンター」を推すときの矢印の長さ(つまりは力の大きさ)は、女性アイドルを推すときの長さに引けを取らない、それどころかむしろ平均を取ったら「メンター」に対する推し度合いの方が高い気がしています。現に「とある思想家の講演会から地底アイドルのライブ」を回したり、「アイドル現場を干して評論家のトークイベントに行く」とかいうことを繰り返してきました。むろんそこにはイベントの頻度ということも影響しているとは思いますが。

 

アイドルヲタ活をしていてそのように推しのモードを使い分けている人が、ネット上などを眺めるといないわけではないが(政治的トピックに興味があるだとか、お笑いやスポーツ、アニメ作家・映画評論などに食指を広げる人もいる)、ガッツリ現場に通う人となるとあまりいないなあということを感じてきました。僕もそこそこ(同人誌を作ったりブログに長文を書いたりするくらい)女性アイドルが好きです。しかしその一方で、それと同じかそれ以上に好きなおっさん諸氏がいるんだけどな、という意思表明をしたいと思ったのです。

 

僕が推していると言ったら本当に推している。昨日今日知って「結構好きなんだよ~」とか言うカジュアルオタクとはわけが違います。「今話題になっているよね」とか鼻で笑うレベルです。僕が好きだと言ったら、数年単位でウォッチしている。その人の思想をできる限りトレースしたい、思考のクセや欠点も含めて把握したい、というくらいめっちゃ好きなのです。僕という人間は、軽々に「推し」という言葉を使いません。


■教育的という観点から

 

さて、ようやく本題に入ります。今回、僕は「メンター」の側に限った推しメンについて語っていこうと思うのです。そこにはちゃんと理由があります。それは、現代日本に生きる人間であれば老若男女問わず、絶対にウォッチしておいた方が良い思うからです。この人たちの思想や視点をしっかりウォッチし、適宜取り入れていけば、この変化の激しい世の中でよりよく生きられると思います。時間的スパンを自在に行き来し、確かな分析力と未来予測で、どう生きるべきかという指針を与えてくれます。端的に言うと、大人も子供も賢くなれる。それはまさに「教育的」だという他ありません。

 

世の中には教育に関する問題が山積しています。教育現場がブラックだと叫ばれ、教員の担い手は不足し、モンスターペアレント問題にいじめ問題は絶えません。過剰な中学受験業界、空疎な偏差値・学歴信仰に支配されています。「東大(早慶)以外は大学じゃない」と言ったかと思えば、「世界のランキングで言えば~」という別のマウンティングが始まります。「MARCHが目標」な人もいれば「最低MARCH」な人もいるでしょう。大学入試共通テストの改変問題はいまだに紛糾しています。学校教育は洗脳でしかないという言説も目立つようになってきました。教育論・勉強法に関する、要約すると「がんばろう」「うまくやろう」以上のことを言っていない、有象無象の量産型栄養ドリンク的書物が蔓延しています。

 

そこでamazonのランキングで1位だとか、新聞に広告が載っているとか、Twitterでバズっているとか、NewsPicksとか何とか、そういうものに飛びついてはいけません。これではいつまで経っても前に進めません。また僕もさんざん参加してきましたが「○○を考えるシンポジウム」というものもいただけません。もちろん問題を把握するという意味ではよいでしょうが、ともすると「自分は問題意識を持っているぞ」「私たち意識高いわね」と認め合う自己満足に終わってしまいがちだからです。参加者同士でアイスブレイクをしてディスカッションをして考えをシェアしても、明日からの自分の行動が変わらなければ意味がありません。

 

情報の量が爆発的に増えている昨今ほど、真に質の高い情報というものは無料では手に入らないということを感じます。「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉を思い出してください。いいですか皆さん、完成された作品は除いて、基本的に無料の情報というのはゴミでしかないと心得るべきです。せいぜい入り口にはなるかもしれないが、それだけで賢くなれるとは思わない方が良い。中田考先生風に言えば、正規分布でいう平均的な人間(±一標準偏差以内=八割程度)はバカであるので、バカによく響くメッセージこそ広く普及している。ニーチェがいうところの畜群に受容されているものです。google検索結果の上位を独占する無内容な釣りタイトルと、情弱狙いのフィッシング広告の量を見ればそれは明らかでしょう。このような情報をありがたがっていては、バカが再生産されるだけです。

 

そして僕が思うに、生きる上で有益な思想や考え方というものは、人間に紐づきがちです。これは当たり前の話なんですが、世の中がよく見通せて、知識が豊富で、本質がよく分かっている人から発せられる発言は、やはり本質をよく捉えている可能性が高い。逆に言えば、独りよがりでプライドの高いバカは、同じように高い確度でいつも間違えていることでしょう。巷ではよく(意識高い文脈で)「誰が言うかではなく、何を言うかだ」なんて言われる。僕からすれば、そんな言葉をドヤ顔で力説していたら、人間理解というものが浅いと言わざるを得ません。人がどれだけ権威とか権力とか、ハロー効果(ふろむだ風に言えば「錯覚資産」)に影響を受けているかを知らないのです。それに、人がどんな意見を持つかなど、誰かの発言の受け売りでしかないということ忘れています(むろん政治的発言に対しては、むしろ積極的に社会的属性を排し、「何を言っているか」に注目しなければならないのは言うまでもありません)。

 

一つ一つのテーゼをその都度、自分の判断で取り入れてよいかどうか検証するということは、とてもではないが素人にはハードルが高すぎる。Twitterのインプレッション数や食べログamazonのレビューなどに影響されて、炎上ネタに踊らされ、フェイクニュースを嬉々としてリツイートしてしまうのがオチです。そこで人間に重心を置くのです。「誰が言っているか」にまず着目する。あるメッセージを、最終的に自分で判断しなければならないのなら、その摂取経路の精度を高めておくことは有益であると思うのです。我々はバカなのであるから、上位一割の賢者たちの言動をウォッチして丸ごとトレースするということの方が、何でもかんでも自分で考えたり手当たり次第に流行りの評論を鵜呑みにするよりも、幾分か人生の選択ミスが減るというものです。巨人の肩に乗るとは、そういうことです。

 

巷で話題のネタは基本的に時代遅れであり、レベルが低い公算が大きい。ある株が良いらしいという噂が立ったときはすでに売り時であり、ビットコイン騒動は(今のところ)コインチェック社が出川哲郎をCMに起用した時が終わりの始まりでした。本当に質の高い情報は、数の多い大衆には響かないから、あまり表に上がってこないのです。だからこそ、きちんとした発信源から摂取するしかない。僕は今から、そのルートを示そうとしているのです。


現代日本人がウォッチするべき賢者とは一体誰なのか。


さて、ここで一つだけ予防線を張っておこうと思います。先ほど、レベルの低い情報ほど大衆に響くと書きました。それは同時に、本当に本質的な言説は理解されにくいということと表裏一体です。人はしばしば「本当のこと」を言われるとイヤな気分になります。そしてそういう本質を突く人を遠ざけ、嘲り、誹謗します。それは人間が直感というものにあまりにも支配されているからです。

 

「直感的に間違っていると思える正しいこと」と「直感的に正しいと思える間違ったこと」を比べれば、直感こそが優先されるために圧倒的に後者が普及します。これが、間違ったことが定着してしまう理由です。そして「直感的に間違っていると思える正しいこと」を言うと、友人知人に間違っていると決めつけられ、反感を買い、嫌われてしまいます。

 

僕がこれから紹介する人たち(つまりは僕の推しメンたち)は、僕が見る限り「直感的に間違っていると思える正しいこと」を言う率が高い人たちです。さらには「言われたら痛いこと(本当のこと)をズバッという人」でもあります。もう何が言いたいかは分かりますね。世間では「危険人物」「バカ」「にせもの」「ペテン師」「大したことない」という人もいなくはないと言いますか、まあ要するに賛否両論のある人が多い。だからもし、そのようなマイナスの印象をすでに持っている人がいたら、ここではいったんその評価をフラットにしてほしい。スタートの直感が間違っているのかもしれないと立ち止まってほしいのです。

 

真に知的で、骨太の、クリティカルな視点を与えてくれる人ばかりです。何といっても情報の質が高く、洞察が深い。結論を先延ばしに出来る知的体力があり、同時に「ここぞ」という論点に関しては批判を恐れず意見を表明する勇気のある人たちです。それは現代の日本に生きる上で、確かな指針を与えてくれるでしょう。まさに最も本質的な教育者たちです。

 

むろん、誰にとってよい教育なのか、本当によい教育なのか?という検証はなされてしかるべきだと思います。僕が「これが現代日本人をよりよく導いてくれる教育者たちです」と言ったところで、その信憑性はいかほどのものなのかというツッコミはあるでしょう。また、ある人間の全てが完璧であるとも思いません。誰しも間違った思い込みや、危険思想の一つや二つあるものです。それはそれで、受け取る側の判断でスルーすればよい。だからぜひとも、皆さんにも触れていただいて、検証して判断してほしい。知らなかったのなら知ってほしい。騙されたと思えばいい。全然大したことない、むしろ悪影響だ、という結論に至るかもしれない。それもまた一つの学びであることでしょう。

 

このまえがきの最後に、『徒然草』で有名な吉田兼好先生のbotが良いツイートをしていたので、引用してみよう。
「形から入る、ってのをバカにしちゃいけない。マジキチの真似といって大通りを走り回ればそれはもう正真正銘マジキチだし、悪人の真似で殺人を犯せば悪人だ。良い馬は名馬の真似をして名馬となる。聖人を真似れば聖人、振舞いだけでも賢人と同じなら、それはもう賢人と言っていい。(第八十五段)」

 

僕は今からボールを投げようと思う。
スルーするのか、キャッチして取り込むのか、打ち返すのか。
それはあなた次第だ。

巨人が今、あなたの眼前に現れる。

 

 

※補足説明

●僕はこれから、推しメンを発表するわけである。ただしこれは推しのアイドルを表明するのとはわけが違う。なぜなら自らの思想形成を丸裸にしてしまう行為だからだ。これはハッキリ言ってめちゃくちゃ恥ずかしい。裸を晒す方がマシなくらいである。

 

アメトーーク』の読書芸人で、又吉直樹だか光浦靖子だかが「好きな作品を発表するのはケツの穴を見られるのと同じくらい恥ずかしい」と言っていたが、正しくはこう言うべきだろう。「(思想的・メンター的)推しメンを発表するのは渋谷センター街で裸踊りをするよりも恥ずかしい」と。好きな作品など可愛いものだ。単発なのだから。しかし人間を挙げるのは容易ではない。評価が定まっておらず、いくらでも批判に晒されうるからだ。数年後には古くなってしまうかもしれない。それでも僕は発信したいと思った。

 

いずれもある種の思想家だ。世の中にメッセージを発するということは、それが本質を突けば突くほど、いわれのない批判を浴びるものだ。どれだけ批判を受けても、粛々と、地に足をつけて、(時に大衆の目から離れるように引きこもりながら)自分の仕事を全うし続けている賢人たちに対する感謝の気持ちを示したいと思ったのである。

 

●「現代日本人が読むべき」と銘打っているが、ここで取り上げる賢人たちもまた現代日本人である。存命である、というのは重要なポイントだ。過去の評価の定まった偉人たちを挙げるのは本書の趣旨ではないからだ(たとえばソクラテス孔子デカルトガンジー織田信長スティーブ・ジョブズなどと列記することに僕はあまり意味を感じない)。
現代日本に生きる日本人として、現在進行形で発信し続けている人ばかりだからこそ、よりこの現実社会に即した知見が得られると信じている(たとえば、21世紀を生きていない人間に今日の社会状況を正確に語ることはできないだろう)。

 

●七賢人と銘打っているが、むろんこの人選は非常に個人的かつ暫定的(2019-2020年現在)なものである。巻末には+αとして候補者もいくつか挙げている。いずれも勢いも実績もある、現代日本の頼れる知性だ。将来的には八賢人、十賢人ということもあり得る。僕自身もまた、推しメン(メンター)を精査するその旅の途上である。

 

●賢人たちに序列はない。そこで本書では、五十音順で紹介していく。

  


さて、皆さんお気づきの通り、本編で取り上げる人物名を挙げずに書いてきています。
七賢人とは一体誰なのか。
僕のブログやTwitter、あるいは前著をよく見てくれている人にとっては、何人か予想がつくのではないかと思います。

 

それはズバリ

 

七賢人・・・東浩紀岩崎夏海内田樹岡田斗司夫林修、藤沢数希、宮台真司

(ウラの七賢人)・・落合陽一、オリラジあっちゃん、あるいは教育系Youtuber、QuizKnock、あるいは伊沢拓司、千葉雅也、中森明夫ひろゆき西村博之)、水野敬也

 

以上の7名+7名=14名です(敬称略)。

コミケの詳細については次エントリにて。

森下舞桜ちゃんの17歳の生誕公演に行ってきました

2019年11月16日(土)、仮面女子カフェPARMSにて森下舞桜ちゃんの生誕祭に行ってきました。2年連続3回目の参加!アリス十番、赤仮面としては初の生誕。去年はスチームガールズとしての生誕祭だったわけで、変化が目まぐるしい。

→去年の生誕祭のレポ

森下舞桜ちゃんの16歳の生誕公演に行ってきました - ちろうのレイブル日記

 

■ぱー研!、OZ
候補生ユニットのぱー研!、OZに加入してセンターで登場。めちゃ可愛かった!候補生の中に混じると、オーラが突出していると思わざるを得ない。

ぱー研!では「シャングリラ」「萌アドベンチャー
OZでは「Over The Rainbow」「ドンカン王子様」を披露。
そういえば森下舞桜ちゃんがスライムガールズだったときから見ていて、OZに昇格したあたりから推し始めたなあということを思い出す。あの頃から成長して、自信に満ち溢れているし、身体も大きくなっていて、感慨深いものがあった。
「シャングリラ」の落ちサビが最高過ぎた。


■アーマーガールズ

とは言っても、この日はアマガは鯖江に遠征中。なんでも、3年連続まおぴ生誕でアマガが不在なのだとか。それで今週月曜の2部公演でもまおぴがアマガに交じってライブを披露するという演出があった。

それでアマガのSEがかかるのは何事かと思うわけですが、今日はアリス十番のメンバーがアーマーガールズの衣装を着て、アマガの楽曲を披露。スペシャルな感じだった。しかし皆、よくダンスを踊れるものだなあ。
楽曲は「MY☆LIFE」「ココロイド」を披露。

「MY☆LIFE」って良いね。好きな曲です。


■スチームガール

まおぴがスチームガールズに混じって、今月発表されたばかりの「COLOR☆DAY」と「COSMIC LOVE」を披露。
「COLOR☆DAY」は個人的には劇場で生で見るのも初めてだったから不思議な感じ。アゲアゲで気持ちよく、振り付けも楽しくていい曲ですね。夕佳センターと落ちサビが光ります。

 

「Sexy☆rabbit」
「星たちよ☆」


■仮面女
さそり座の女

 

アリス十番
「アリスのロッキン・ホラー・ショー」
「アリスの時間」
「負けないで☆」
「MAD-CROC☆BANGING」

MC
「FUTURY」(ぴゅあふる)
「君色リフレクション」(アリス十番)←スライムガールズWESTの楽曲
「全開☆ヒーロー」
「先陣☆CUTTER」(仮面女子)


■手紙とあいさつ

手紙は盟友こと木下友里ちゃん。落とすところ、いじるところもありつつ、ともにスライムガールズから歩んできているだけあってよく相手のことを思いやっていて見事な内容だった。そして何より、読み方が良い。堂々としている。知性を感じる。普段から落ち着いている子だなあと感じることが多いですが、今回みたいな手紙を読むといった場面でやはり真価が出ますね。

ある意味で、敗北宣言みたいなところがありました。なかなかそこに飛び込めるものではない。そしてまおぴの天性の「持って生まれた素質」というものを見事に描写していた。これは文章公開して保存版にするくらいですよ。これからお互いに高めあって進んでいくんだろうということを予感させました。これからも頑張ってね。

 

そしてまおぴからのあいさつ。言い淀むこともなく堂々としゃべっていた。一年前と比べると特に。アリス十番昇格&赤仮面就任してからの1年弱が、大きな飛躍をさせたのでしょう。むしろその成長の早さに驚くばかりです。やはり立場が人を成長させるというのは真理ですね。その中でも大きな転機となったのが5月1日のアンフィシアターということだ。

僕にとっては黒瀬サラちゃんしか見ていなかったあの公演(泣)、思えばすぐ隣にいた森下舞桜ちゃんにとっては、センターで迎える初めての大きな公演だったのですね。それは本当に大きなプレッシャーだったと思います。だけどそういうものを経て、成長していく姿が見られるのがライブアイドルの醍醐味ですよね。

これからますます自信を深めていきたいということを言っていたが、まおぴなら大丈夫という信頼感。本当にこれほど頼もしい存在になるとは(何度でも言うけど3年前から分かっていたけどね)。

 

何でしょうこの、人間としての良い子っていう感じ。魂のステージが高いというか、徳が高い感じ。可愛いし、スタイルいいし、皆に愛される。本当にこのままの徳の高さを保ちつつ、仮面女子全体をけん引していってほしい。それが運命というものだから。星の元に生まれた者の使命だから。頑張ってね。

 

仮面女子“2代目赤仮面”は最年少16歳の森下舞桜「東京ドームまで引っ張っていきたい」 | 東スポの芸能に関するニュースを掲載

 


【仮面女子】アリス十番・森下舞桜 生誕祭ダイジェスト

2019年11月16日(土) 森下舞桜生誕祭公演セットリスト


■ぱー研!
・シャングリラ(落ちサビ全部)
・萌アドベンチャー
■OZ
Over The Rainbow
・ドンカン王子様
-MC-
・アドベンチャー
・煌

スライムガールズ
・前進☆ドリーマー
・クエス

■トッピングガールズ
・つけ麺風味絶佳
・つけMen極Men

■スチームガール
・COLOR☆DAY
・COSMIC LOVE
-MC-
・Sexy☆rabbit
・星たちよ☆

アリス十番
さそり座の女(仮面女子)
・アリスのロッキン・ホラー・ショー
・アリスの時間
・負けないで☆
・MAD-CROC☆BANGING
-MC-
・FUTURY(ぴゅあふる)
・君色リフレクション
・全開☆ヒーロー
・先陣☆CUTTER(仮面女子)

 

 

 

 

 

 

千葉雅也講演会「書きながら生活する」at中央大学多摩キャンパス

2019年11月2日(土)、中央大学の多摩キャンパスに行ってきた。
目的は文学会主催、千葉雅也講演会「書きながら生活する」

 

多摩モノレールに乗って、「中央大学・明星大学」という駅で降りる。
改札を出て左に明星大学、右に中央大学。切り開いた山の中に大きな校舎が屹立している。学術都市かよ。逆にここには大学しかないのか?と驚く。
会場の8号館に至る通路(スロープ)に屋台が並んでいたので見る。
汁物が食べたいなあと思っているところにちょうど豚汁があったので買う。大盛り300円。
大盛りの割にはあんまり入れてくれないし具も控えめだった。
もうちょっと歩けば学食があったから、先にそこに行けば良かった。ちなみに講演会の休憩の15分の間にうどんを食った。


「二郎焼きそば」とかいう出店で、学生が声を合わせて焼きそばを乗せた器にもやしを大量に乗せるというパフォーマンスをしていた。しつこいくらいに「よいしょー」とやっていて(本当にしつこいのだ、20回くらい)、終わったと思ったらそれをテーブルに置くまでの一動作で、盛り過ぎたもやしの3割くらいが鉄板と仕切りのあいだに零れ落ちていた。食べ物を粗末にするな、と思った。


15:00~
千葉雅也講演会「書きながら生活する」

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千葉雅也講演会「書きながら生活する」

千葉雅也氏と言えば、名前を最初に知ったのは2012年ゲンロン刊行の思想地図β「日本2.0」のころ。
ただ哲学のこととか難しくて、その後単著も出されているが僕には読めなかったのだが、「勉強の哲学 来たるべきバカのために」以降グッと注目している。特にTwitterが良い。それもそのはず、2014年に『別のしかたで』という本でTwitterでの投稿をもとにした本を出しているくらいで、Twitterをウォッチしているだけで良質な思想書を読んでいるようなお得感がある。

(ちな、2日前の代官山蔦屋書店の小川さやか氏とのトークイベントも行ってる。どんだけハマっているんだ)

 

そして今日のテーマはまさに、生活の中にいかにして「書く」という行為を滑り込ませるかというもので、そのときにTwitterが重要なツールになるのだ。生活をしていて、例えば喫茶店とかで目に入ったもの、耳に聞こえてきたことの違和感や気づきをTwitterに書く。そこから抽象的な思考を深めていく。それを思いついたそばから記録していく。並行して走らせている仕事につなげていく。いつの間にか仕事が始まっているという状態。そういうことをしているのだそうだ。

 

本当にSNSの使い方って人それぞれで、メルマガ(ブロマガ)で定期的に書く人もいれば、noteが流行っていたり、ニコ生放送を未だに続けている人もいる。ただTwitterに関しては本当に嫌気がさす人が多く、ぱったり更新しなくなったり、告知とRTしかしなかったり、アカウント自体削除してしまう(あずまん泣)例もある。まともな感覚であれば、ある程度フォロワーが多くてかつ思想的な発信をする人であれば山のように届くクソリプに嫌気がさすのは当然だろう。普通にタイムラインを眺めていても、ほとんど嫉妬とマウンティングとルサンチマンフェイクニュースとネコの動画と安っぽいポエムに覆われている。

 

そんな中、千葉さんは、140字という枠が定められている(書くと同時に締め切りがくる)、それゆえすぐに書けて投稿できる、連投もできる、フィードバックがある、という点を肯定的にとらえて積極的に使用している稀有な例だと思う。

 

このTwitterの性質を好意的にとらえるという姿勢はすごく共感していて、僕も知らず知らずのうちに影響を受けており、ここ1年くらいTwitterを熱心に書いている。やはり書くという行為を継続的にやりたいからだ。これがブログを更新しようとすると、(これは僕の悪い癖ですが)どっしりと構えて数千字の文章を書いてしまう(だから誰にも読まれない泣)。そもそもエントリ立てるほどでもないしな~という時、Twitterはとりあえずの感想を書きつけるのに重宝する。

 

僕も実は今ちょっとした文章を書き溜めていて、それが書きたいけどなかなか進まないという状態なので、このテーマやメソッドが今の僕にとってドンピシャだったのだ。僕の場合はそこまで思考を深めるとか、アーカイブをまとめて作品にするというところまで至っていないので、まだまだ修練が足りない。

そう。構えてはダメなのだ。「さあ、やるぞ」じゃダメなのだ。ちょこちょこ書いているものが、後で振り返ると大きなものが積み上がっているという状態をめざす。こういう習慣からアプローチするという方法は、本質的だけど軽視されがちだ。

そういうわけで、めちゃめちゃ満足度が高い講演会だった。

 

人はもっと書くべきだ。気づきを楽しむために。思想を深めるために。それなのに、自分の好みをただ主張するだけとか、ヘイトや不満やルサンチマンをまき散らすだけとか、人の足を引っ張るためにTwitterを使っている人が多い気がする。それは非常に貧しいことだ。僕もしばらくTwitterを書くことの柱として頑張っていこうと思います。書きたいことを書く。クソリプは容赦なくブロックだ!


メモ:
・この世界には2種類の作品がある
●ただファンタスム(幻想)を上手に描こうとする。あこがれの生活、理想の異性(エンタメはこの傾向が強い)=ダメな作品
●作者の思い通りにならないところが表れている。書いていくところにミスがある(芸術性のあるエンタメにはファンタスムの破れがある)=良い作品


・構えるな。ついでにやれ。
・ファンタスムの破れを描け。
・字数制限がない原稿は書けない、と心得るべき

(800字、2000字、8000字で書ける内容の枠(規模感)をとらえる。なぜ人は50枚という制限のある論文が書けるのか?)
・論文というのは、水漏れがあるのが面白いんです。中島隆博
・カリスマには破れがある。
・我執、コントロール欲望を減らす。

・文章のプロジェクトを「塊」ではなく「断片の寄せ集め」として捉える
・日々、ついでに書いた断片を溜めておく。
・有限化=ツイッター、140字の枠

・画家の段階、とにかく書き出す→細工師の段階、編集
・ドラフト段階と編集段階をはっきり分ける
・自分ひとりで語りおろしの仕事をやる感じ
・「書かないで書く」

・ふきのとうのような人間になれ(ソフトクリームやハンバーグではダメ)

・外在的な枠、子供の時の親など
・絶対的な自由はない。何の枠もない状態はない。
・何らかの枠を「仮に採用」してみる。
・特定の枠を絶対視しない=アイロニー
・別の枠への切り替えができる=ユーモア

 

アイドルを推すとは、定点観測のことである

僕のヲタ活における決定的な柱は2ショット撮影なのですが、ポラロイドが生産中止になって以降(そして現在に至るまで)はチェキが主流であり、またスマホが普及しきってからは2ショット写真(写メ)も撮れる機会が増えてきている。かつては現場に行った記念として、あるいはメイド喫茶でのコミュニケーションツールとして、2ショットチェキを頻繁に撮ってきた(むろん今でも撮っている)。マテリアルとしてやはり嬉しいものがある。

 

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指原莉乃さん



しかしここ数年、物販メニューとして写メ会がある時は、優先的に写メ(要するにスマホで撮影)を選択するようにしている。何といっても画質が良いのが魅力だ。SNSにアップするにも都合がいい。加工もできるし拡大、プリントもできる。あえてチェキ風にプリントもやろうと思えばできる(やったことないけど)。アリスプロジェクトで言うとメンバーを複数人セレクトしても、キレイな画像で撮ることができる。

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パームスでセレクト写メ

 

「モノ消費からコト消費へ」と言われる時代である。つまりチェキや写メの撮影は本質ではなく、コミュニケーションに意味があるのだと。であるならば握手会がメインであっても良い。実際にチェキの内容自体はまったく頓着しない、自分の顔を隠して撮る人も多いようだ(僕からしたらマスクをして写真を撮る人はそういう認識)。あるいは写真が苦手でチェキにはめったに行かないという人もいる。メンバーだけのワンショットをひたすら撮り続ける人もいる。


僕の場合は現場に行って最もプライオリティが高いのが2ショット撮影であり、前述のとおりチェキと写メを選べるのならば写メを選ぶ(ここで「写メ」という言葉はもはや死語なのではないかという指摘は甘んじて受け入れよう)。また別の理由として、コミュニケーションが苦手なタイプなので、チェキにサインを書いてもらう時に1分くらい時間が与えられると逆に持て余してしまう(メジャー現場が主戦場の人には、意味が分かるだろうか?)。その意味でも、サインを書く余地のない写メが都合が良いのである。


その結果、こういうことになります。

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駒沢オリンピック公園のラーメンショーにて


ご存じの通り、全力少女Rの廣川かのんちゃんですよね。毎年、公式サポーターを務めるラーメンショーというイベントで、4年連続4回撮っていたことに気付いたので、まとめてみた。むろんこれ以外にもたくさん写メを撮っているのですが。同じイベントに1年おきというのが良い。このブログにあるように、当時14歳だったのが、今は17歳ですか。素晴らしすぎる。「女性が最も輝くのは14歳」という重度の(ロリコン)アイドルヲタの名言(迷言)もありました。よく見ると少女から女性へと大人の階段を上る姿が、克明に切り取られています。(そして僕は変化しているのか?という厳しい現実を突きつけられる)(本人に前半3枚を見せたら「サルから人間に変化している」と言ってた笑)。

 

つまりは定点観測なんです。変化を記録する。成長を見守る。そのために写メというのは都合がいい。アイドルを推すというのは年単位の営みなんですね。

 

僕のドラクエウォーク攻略記

ドラクエウォークが楽しい。かつてポケモンgoのリリース時にダウンロードしていくらかプレイしてみたものの、ボス(他人プレーヤー?)と戦うという意味が分からなかったのと、敵が強すぎたのと、いかんせんポケモンに対する思い入れが無さ過ぎた(ゲームとしてのポケモンをやったことがない)ので続かなかった。

 

それで満を持して登場したのがドラクエウォークですよ。ハッキリ言って面白すぎる。よくできてる。無課金で遊べるゲームとしては破格。とはいえソーシャルゲーム特有の依存性とか課金に対する抜け目なさとかやりこみ度合いとか絶妙で、かなり警戒しないと沼に入ってしまうのは事実ですが。ハッキリ言って今すぐ1万円課金してガチャ30回引きたい。でもそれをやったらおしめえよ、という気がして我慢している。

 

心おだやかに、純粋にゲームとして楽しみたい人は、ぜひとも無課金でという心意気でやっていただきたい。無課金でも十分楽しめるゲームですよこれは。


現在リリースされている通常ダンジョンが5章10話までで、もう間もなく10話が終わりそうなので、現時点までの攻略ポイントメモを書いておく。


■細かい話

・リセマラするべきなのか
ぶっちゃけめんどくさいのでしないで良いと思う。要は序盤に10連ガチャを1回引けるくらいにボーナス的なジェムを集めて、良いのが出るまで引くということなんだろうけど。たしかに☆5武器がいくつ出るかということは重要だが。☆4でも戦えないことはない。

・ゴールドパスは買うべきか
ゴールドパスは有料ジェムで購入できる、マイレージポイントがたまるアイテム。マイレージがたまるとアイテムがgetできたり装備がgetできたりするが、一番はやっぱりふくびき(ガチャ)でしょう。んで約1000円で7日間のパスなわけですが、ちゃんとプレイするとMAXで10000ポイントgetできてこれがガチャ10回分。普通にガチャを買うと10回で3000円なので、まあ安いっちゃ安い(リリース直後はパス4枚で2000円だった)。
ちゃんとプレイして、ガチャを引きたくて、1000~3000円くらいの課金が痛くないならアリ。

 

・武器、防具はガンガン強化
メインで使う☆5装備なら迷わずMAX限界まで強化。強化石は意外とすぐ溜まるので。とはいえ☆4(あるいは3)しかない状況でどこまで強化するのかというのは悩みどころ(たとえばパルチザンをレベル40にするべきなのか?どうなのか)。たぶん後で合成すれば経験値は無駄にならないんだろうとは思うけど。気持ち的にね。僕も☆5以外はかなり躊躇して中途半端な感じになっている。これをどうするべきか。

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グレートアックスクラスならMAX強化がマスト


・こころがめちゃ重要
こころを装備してパラメータを上げるのが基本。というかモノによっては上がり方が尋常じゃない。ある程度狙うこともあるんだろうけど、何が落ちるかは運としか言いようがない。適当にプレイしてればたまにSランクも落ちてくるし、Aでも出たらラッキーくらいな感じで。たまに落ちるSランクを、適宜装備する。僕の場合はイエティのSが落ちて、力とすばやさが尋常じゃないことになってる。これは重宝してる。

 

後から集める自由度とかも考えれば、とにかく早くストーリーを進めてレベルを上げること。当たり前ですが。四の五の言わずにレベル40まで上げて、ストーリー進めて、強いモンスターを出現させて、強いこころを集める。序盤のモンスターをたくさん集めても意味ない。

 

・オートバトルがバカ
ザコ相手はオートバトルが基本になりますが、全体攻撃を使うべきところで使わないのは本当にクソ。それが原因で全滅したりする。「オノむそう」を使わないで一匹めがけて「はやぶさ斬り」とか、「イオラ」を使うべき場面で「メラミ」を使って1匹を倒しに行くとか、バカとしか言いようがない。オノむそうのダメージを失うの、でかすぎる。まあこれは仕方ないのかな。

 

・こころが落ちないバグ【追記】

こころ確定のモンスターを倒してこころが落ちないことがたぶん4回以上はあるんだけど、これはどういうバグ??戦闘に入ってから移動しちゃいけないとかないよね?

同じ現象が起こっている人いませんか??

 【追記】

マークが出ているの、「確定」と「高確率」の2種類があることを知らなかった。バグだと思ったのは「高確率」で落ちなかっただけのこと。たぶんこのタイプのバグはさすがにないと思うので、Twitterとかで文句言っている人は多分勘違いしているだけ。


■僕のドラクエウォーク攻略記

 

・ガチャの引きが渋い。一番の当たりはグレートアックス
ガチャの引きが渋すぎる。必死こいてジェム集めて10連ガチャ引いて、☆5どころか☆4すら出ない時とかザラ。酷いよ。そんな中、奇跡的に「グレートアックス」を引いた。今思えば本当に奇跡だった。これは190%の全体攻撃「オノむそう」ができる、かなり使える武器。たぶん現状「ロトのつるぎ」の「ギガスラッシュ」に次ぐ高ダメージを与えられる武器で、ほぼこれに頼り切っている。

 

戦士は「グレートアックス」で良いとして、武闘家の武器が渋い。序盤はパルチザン(☆4)がかろうじて。これをレベル20まで上げて「さみだれ突き」を習得。まあでも使い勝手が良いのは「まわしげり」だけどね(これは武道家が勝手に覚える。ただし序盤は重宝)。槍でも爪でもいいのになかなか☆5が出ない。そんな中、なぜか☆5で「メタスラの剣」「名刀 斬鉄丸」と立て続けに剣が出る。バランス悪い・・


「メタスラの剣」レベル30の「メタルはやぶさ斬り」と「ぶんまわし」がそこそこ使い勝手がいいので、武闘家に持たせている。職業ボーナスがなくて渋いけどね。

 

防具では「凱歌のよろい上」「ワイルドジャケット」×2(同じアイテムが2個出るとか絶対おかしい)、りゅうおうガチャから「りゅうおうのかぶと」。これだけ。あとは☆4でごまかしている(「まほうのよろい」が上下揃っていてちょっと嬉しい。ビジュアル大事)


・ほぼラリホーゲー
ラリホーをいかに使いこなすかがカギ。というか「キラーマシン」以降のボス戦はほぼラリホーがないと倒せない。んでどうやって使うかというと、マイレージ商品で「スターリーステッキ」をgetすればOK。だからガチャが渋くても攻略できる仕様になってる。よく出来ているね。僕の場合はこれ以外にもガチャで「ペロリンステッキ」を引いており、僧侶・魔法使いのラリホー2人体制にしていた。他にもアルミラージのこころSで使えるらしいけどそれは望み薄。

 

1匹ないし2匹をラリホーで眠らせて、1匹ずつ叩く。これだけ。その意味ではラリホーが聞くかどうかの運ゲーでもある。ボスが厳しくなってくるのは3章10話のキラーマシンくらいから。んでキラーマシンはさらに「やいばくだき」が有効。1匹を眠らせて、1匹にやいばくだき2発叩き込んだら勝利は確定。

 

ボスによっては、全員が回復と防御に回って戦士にバイシオンを2回かけて「オノむそう」で押し切るという手もある。戦士のちからをこころで限界まで高める。ブラッディハンドなどはこちらの方が正解かも知れない。5章9話のエビルホーク×3はこれで押し切った。ボスのタイプに応じて。ラリホーを捨てれば魔法使いはバイシオンを。僧侶は「まどろみのこん」を装備して「いやしのかぜ」を。しかし「いやしのかぜ」の回復量が少なくてイマイチピンとこない。


■やりたいこと

とりあえず5章10話を早くクリアして、次のストーリー開放までに他職業のレベル上げとかしたい。武器に偏りがあるので戦士×2人も視野に入れて。新たな上級職で賢者とか勇者とか出てくるんだろうなあ。それも楽しみ。

現状最強と言われているモンスターのこころを集めたい。キラーマシンキングスライムホークブリザード、あくま神官、等々。あってもランクがしょぼい。

都道府県のお土産をガチで集めようと思ったら大変なことになる。旅行好きの人には楽しいだろうけどね。いつかコンプリートしたいね。

 

■【追記】

ようやっと5章10話をクリアした。「まぽうのつかい」強すぎる・・10回くらいやられた。敵の攻撃が強すぎる。攻略サイトにあるように、一人が攻撃で3人が守備に回るという方法しかないと思う。

なお、イオ属性が弱点なので、武闘家の「クリスタルクロー」の「ゴッドスマッシュ」がかなり有効らしい。さすがに持ってないわ・・

 

戦士→ひたすら攻撃(バイシオン×2の状態で「鉄甲斬」)

僧侶→ひたすら「ベホイミ」or「いやしのかぜ」、余裕があれば「スカラ」

武闘家→基本「シールドアタック」で少しでもダメージ軽減、適宜アイテム使用

魔法使い→効果が切れる前にひたすらバイシオン、適宜アイテム使用

 

HPとぼうぎょを高めた武闘家のシールドアタックは割と良かったと思う。攻撃は期待できないが、全体を削られるのを少しでも抑えることができる。魔法使いもこころでこうげき魔力を捨ててHPとしゅび力を上げる。道中が厳しいw。戦士のこうげき力と僧侶のかいふく魔力は限界まで高める。

それでも運次第。もはやルカナンしてきたらラッキーくらいだが、マヒャドが痛すぎる。世界樹の葉、特薬草、まほうのせいすい、全部使い切った。まあとにかくこんな感じ。わりとストレスたまるけど。

新共通テストの2020年度からの実施をとめよう 10.13緊急シンポジウム

2019年10月13日(日) 14:00~18:00

東京大学国際学術総合研究棟第5教室

 

「新共通テストの2020年度からの実施をとめよう 10.13緊急シンポジウム」に行ってきた。

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1013緊急シンポ

僕思うんだけど、学習塾界隈とか、国語教育界隈とか、予備校界隈とかTwitterでウォッチしているんだけど、みんな同じモードで同じ意見で足並みそろえて、同じように現状を非難して同じ人(具体的には新井紀子氏とか)を嫌わないといけないのだろうか。

 

こうやって新共通テストの不備を共有しあって、周知するためのシンポジウムを行うのは良いと思う。でもいつも標的とやり口が一緒で、オーディエンスも妙に意識高い人ばっかりいてキモチワルさが否めない。

 


■個人的な意見

・記述式の導入は悪くないけど、どうやって採点するかが解決していないよね。二次試験では記述問題は出題されているのであり、利便性を考えても共通一次試験はマーク式だけで良いんじゃねえ?と思う。

 

・民間の英語の試験を大学入試に使うというのは、何かよく分からないからイヤだ。高校生や高校の先生に周知がほとんどできていないのは問題だ。

 

阿部公彦先生の「英語の4技能ってのは理想なだけで、実際は全部中途半端、0.5×4になってるだけじゃないか。むしろ4技能を分断するという誤った考えを生む」という指摘はうまいと思った。まあ英語にしても国語にしても、学習指導要領というか文部科学省というか教科書というか学校の先生というか、本質からズレているのが定番なんですけどね。

読む、聞く、書く、話す、なんていうのはそれぞれ分けて考えるものじゃない。それぞれ多少の訓練は生きてくるかもしれないが、基本的にな連動している。しかも個人によって得手不得手があまりにも落差が大きい。
種類を分けるとしたら、「ふくしま式」の福島先生風に言えば「言い換える力、比べる力、たどる力」である。林修先生風に言えば「類比、対比、因果」である。


■ツッコミ

・第一部の基調講演が一人10分で駆け足になってしまったのは仕方ない。だからかもしれんが指摘が雑。

 

記述問題を導入したプレテストだって、一生懸命考えて問題作成した人がいたはずである。その人たちは制度上、表には出てこられない。それに関わった人に対する敬意があってもいいだろう。

 

「数学で太郎と花子が出てきすぎ問題」とか言っていたな。

名前は何でも良いんじゃないの??人物を出したかったわけだ。そこにそんな工夫が必要だというだろう。

どんな名前だったら良かったのか。流星(きらら)もしくは救世主(めしあ)なら良かったか?

 

「数学の会話形式の部分が、数学の本質ではない。会話部分が読めない生徒が多い」

ええ、それが読めないレベルの生徒は点数につながらない、ということで筋が通っているのでは。共通一次ですし、数学の難関大の1行問題みたいなことである必要はないんじゃない?それこそ本気で正答率2%とかになるよ。

シンプルに「円周率とは何か」とか「△の合同条件を書け」とかなら良いかもしれんが。まあこれだとやっぱりただの暗記(運ゲー)なレベルな気がする。

 

「物理で力士と中学生が相撲をしていて、2人は動かなかった。手加減していたのか?」とかいうイジリ。それで会場に笑いが起こる。いやいやそれお笑い芸人かサブカル芸能人が阿佐ヶ谷ロフトでやるネタだから。試験問題にツッコミ入れるっていう低俗な笑い。三流のド地下お笑いライブかと思った。東京大学の施設使って、大学教授がマジメな顔してやってんじゃねえよ。とんだ無駄遣い。物理の力学の問題としてはまっとうだと思うけど。

 

「プレテストの記述問題の正答率が10%未満多数、無回答6割以上。受験生が対応しきれていない」
ですから、それこそただの高校生の力量不足なのでは。自業自得。まあまともな大学受験に適応できる高校生というものがそもそも3割くらいしかいないという現実が露呈しただけなのだとは思いますが。記述になったとたんに手も足も出ないの、まあこの世界に存在する圧倒的な現実ってだけなので、いいんじゃねえ?現実を教えることも教育でしょう。

 

むろん甘い部分や出題ミスもあっただろう。そのためのプレテストであり、これから修正していくんじゃない?

 

■オーディエンスの声

最初に「一人3分以内で」とかいうアナウンスがあった時点で嫌な予感。1分かせいぜい2分だろと思ったけど。そうしたら余裕で時間をオーバーして、しゃべる権利もない奴がベラベラベラベラ。中身は何言っているか分からない。止められても話し続ける。ダメだこりゃ。傷舐めあっててもダメなんだって。

「俺は(もう引退世代だけど)大学入試にコミットしているぞー」ってアピールしたい大人が多いということは分かった。 

 

休憩時間に入ったタイミングで退出した。

みんな、がんばろう。