ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

【18きっぷ】春の西日本縦断ツアーに行って来ました・その3【広島編】

7:00
起床。動き出す準備。
7:20発の電車に乗るべく、急いで福山城の城郭内に潜入。外観を眺める。

福山城

天守は1945年の戦災で焼失し、1966年の市制施行50周年記念事業で再建。
また、当時の福山城天守北側には、防御力を上げるための鉄板が張られていたことから、2022年8月に築城400年を迎えるにあたり、全国からの寄付により“全国唯一”といわれる鉄板張りなどの福山城天守の外観復元をはじめとした「令和の大普請」が完了した。

 

9:00
広島に着。こちらも降り立つのは人生初。テンションが上がるぜえ。
とにもかくにも目的地は広島平和記念公園。グーグルマップを眺めながら駅を出ると、街のスケールの大きさに圧倒される。で、でかい・・・東西南北の方向すらわからねえ。

 

とはいえ広島駅で降りた人の100人のうち99人くらいは広島平和記念公園に行くのだろう。
巨大なバスターミナルで適当に見つけたバスの運転手に聞いたら、公園の目の前まで行くという。ありがてえ。

 

あっという間に広島平和記念公園に着いてしまう。でかい。圧倒的なスケール。

広島平和記念資料館

まずは広島平和記念資料館に向かう。入場料200円をお支払い。
今インバウンドの観光客が多くて入場にも並ぶらしいけど、この日は平日朝だったからわりとさくっと入れた。
要するに、原爆の被害を展示するもの。
そらなー、という感じの資料、物品が並ぶ。
この圧倒的な理不尽に、ただ呆然とするしかない。


ところでつい最近映画「オッペンハイマー」を見たんだけど、そこでも描かれていたように、運命の歯車によって、いくつか候補があったうちのたまたま選ばれたのが広島だった。
ドイツとの技術開発、ソ連との関係。ヒトラーの陥落。好天、広い平野、それなりの人口、いろんなことが重なったんやね。

平和記念資料館から見る平和記念公園

その後はだだっ広い平和記念公園を歩き、いろいろな鎮魂オブジェクトを流し見して、原爆ドームへ向かう。
要するに骨組みだけが残ったコンクリートと鉄骨の残骸。ようやっと実物を見ることができた。

この距離で見る原爆ドームの迫力はなかなかのもの

この距離で見る原爆ドームは迫力があった。

隣接する広島城へ。の前に、広島護国神社。現在の広島城跡に建てられているらしい。

広島護国神社

広島城

思った通りだけど、護国神社にしても、広島城にしても、原爆で更地になったんやね。
(場内にあった軍事施設のほとんどは倒壊・消失するなど壊滅的な被害を受け、城内にいた約1万人の兵員が死亡したとされている)

最上階はおしゃれな展望スペース。広島といえばの広大な三角州、川を見渡すことができる。

 

12:30

さてと、広島を堪能したら次は宮島へ。
行き方はJR、市電と2種類あったけど、18きっぷユーザーの僕としてはJR一択。
広島駅から西に30分ほど乗ると「宮島口」という駅があるということを知る。
なにしろ初めて来る場所だから、距離感とか位置関係が何も分からない。脳内の地図(真っ黒部分)がだんだん色が付いていく感じが楽しい。

宮島口駅

やってきたぜ、宮島口。ちなみに宮島は広島市ではなく、廿日市市にあります。
フェリー乗り場へは歩いて10分ほど。めちゃめちゃいい天気で俄然高まってくる。
フェリーの運航会社も2種類あって、そのうちの一つはJR。
♪もしかしてだけど~ もしかしてだけど~ 18きっぷでフェリーにも 乗れちゃうんじゃないの~

 

改札の人に聞いてみる。
18きっぷなんですけどフェリー乗れますか?」」
「乗れますけど、入島税100円のきっぷを券売機で買ってください」

ちょwwwwwおまwwwwwwwwwww

券売機に並ぶのがイヤで、suicaチャージとかが切れていたら圧倒的敗北感を味わうのが僕という人間だけど、
やむなく券売機に並んで100円の切符を購入。背に腹は代えられねえ。んで料金が結構安いのな。
こんだけほっといても客が来るんだから入島税とかケチなこと言わずにフェリー料金を500円とか取ればいいのに。
1000円でもあるいは払わざるを得ないだろう。

 

出航時間もなんとなく決まっているっぽいけど、ひっきりなしに客が来るから定員に達したら出港するって感じぽい。
人が乗り終わったら車が乗船。3台くらい乗り込んできてた。車まで運べるなんて、すげえや。

こんなフェリーに乗ります

こんときが一番興奮した

宮島(と海に浮かぶ鳥居)が近づいてくるときの高揚感が尋常じゃなかった。このときが一番興奮したといっていい。
つまりはこの体験とセットなのだ、厳島神社というものは。
そしてついに、上陸!

上陸!

船から下りて海沿いに右方向に進んでいくと厳島神社があるっぽい。
そこに至る通りにお店が並んでいるので物色。牡蠣が有名なのかな。
飲食店はどこも並びが発生しているが、店頭で「焼きガキ2個500円」とかで売っているのが気になる。
どうしようかなーと迷っていたら、牡蠣カレーパンというものを見つける。
林修先生の番組(ニッポンドリル)でも紹介されているらしいということで購入。カキが2個も入っている。
海を眺めながら(シカを背に)食う牡蠣カレーパン、最高だった。

牡蠣カレーパン(500円)

本日のメインイベント、厳島神社へ。
まずは砂浜から鳥居を物色。干満で言ったらわりと干潮だったのかな?
歩けそうな砂浜部分はあったが、靴を濡らすわけにはいかない。遠くから眺める。

目と鼻の先に鳥居が!

団体客列(ほとんど外国人)と、一般列が出来ているが、とにかく列が長い。
「散策を先にするべきなのか」とかぐるぐる考えたけど、並んでいるうちに意外と進みが早いことが分かったのでin。

厳島神社と宝物館的な建物の入場料、合わせて500円をお支払い。
「これが有名な厳島神社かあ」と感動する。

これが厳島神社の本殿

建物の先端に立って、鳥居を背景に写真を撮るスポットは列が出来ていたので回避。
しっかりと参拝を済ませて、次は宝物館へ。こちらは特に見るべきものはなくて、入らなくてもいいかなという感じ。

 

さて、これまで宮島(厳島神社)という表記が気に入らなかった。
「宮島行きたいわあ」「広島と言えば厳島神社よね」「えっ、宮島=厳島神社なの!?」
皆さんも混乱したことは、一度や二度じゃないんじゃないですか。
「ややこしいから厳島神社に統一してくれ」そう思っていたんじゃないですか?

 

そして今回初上陸し、ぐるぐる散策している中で、ついに気づいてしまいました。
宮島という島に厳島神社が建っているのだ!これは盲点だった。
ようやく「宮島(厳島神社)」の表記の合点がいった。
しかも宮島が、めちゃめちゃデカい。山やん。
これやったら、登山も出来るんじゃねえの? 

ということで急いでYAMAP(今回課金した)を開いてみる。
最もアクセスしやすそうな「弥山(みせん)」という山を見つける。
往復で2時間くらいの行程になりそう。コースも3つくらい設定されて、周回コースも楽しめる。


そういえば宮島上陸時からずっとリュックが重くて(着替えと土産とか)、デポするタイミングがあればよかったんだけどずっとなくて、そのまま登山に突入してしまった。もうこうなったら筋力トレーニングだと割り切るしかない。

 

んで宮島で登山を開始!
いざ登り始めてみると、ちょこちょこと登山者とすれ違うんだけど、9割5分が外国人。
なるほど、宮島に来てまで登山する酔狂は外人だけか。
そして、もう一つ気づいたことが。
登山者の中ではすれ違う時に「こんにちはー」って挨拶するのが暗黙のルールみたいになっているんだけど、
外国人相手にそれをやると少なからずビックリされて、苦笑いと共に返される。
そうゆう文化がないのかな。
なんかこっちも恥ずかしくなって、後半控えてしまった。


1時間ほど登るとこんな場所に到着!

ごつごつした岩

山と海のコントラストが良い

まさか厳島神社を見に来て登山を楽しめるとは。大充実。
下山していよいよ宮島におさらばする。
フェリーに乗船し、本州へ。また来たい場所だ、宮島。

 

18:00
さてと。本日の行程は終わり。明日以降に向けてさらに西に進みたい。
ここで距離を稼いでおきたいが、山口県をどうするかを思案する。山口市には何があるのか分からないけど、山陽本線で通らないのな。岩国市、下関。吉田松陰先生に会いに、是非とも萩市には行きたいが、アクセスが悪すぎる。
目星をつけていた錦帯橋(岩国市)が微妙に遠いところにある。
であるならばそれはまたの機会にし、一気に九州・小倉入りができるのではないか。
調べたら、18:50発で充分福岡県に上陸できそうなことが分かった。たった4時間ほど。これは長旅になるでえ。

メシが食えないじゃないか、ということで急遽・・・

セブンイレブンの牛丼がうまい

23:00
2回ほど電車を乗り継ぎ、小倉駅に到着!
今夜の宿を探すことにする。
お気に入りの「DVD-BOX金太郎」を見つけたが、フラットシートが満席。ふざけるな。
ならばということで別のネットカフェを探す。
「iBOX小倉駅前店」というお店に行ったら、余裕で空いているということでin。
平日の夜で、12時間パックで1630円。安すぎる・・・
シャワーも110円で使えて快適。
小倉駅、ネットカフェ天国やぞ。

 

さあ、明日は福岡県を動く。

 

(次回に続きます)