ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

【ちろう旅】白川郷のどぶろく祭りに行ってきました【久々野観光バスツアー】

2023年10月15日(日)
高山市ではおなじみ「久々野観光」のバスツアーで「白川郷どぶろく祭り」に行ってきました。
今年の夏に入ってから、週末にどこかに出かけないと気が済まないビョーキであるわたくし、ついに地元のバスツアーにまで手を出してしまいました。

 

ところで飛騨高山=俺の地元=白川郷世界遺産と言ってもいいくらい高山市と結びつきの強い白川郷ですが、僕の記憶にある限り人生で一度も行ったことがないんですね。これはいけない。んで先日の敦賀・彦根・関ヶ原遠征で五箇山白川郷とセットの合掌造り群)には行きまして、今回初めての白川郷となったわけです。

 

どぶろくとは何か。一般にどぶろくは「米、米麹、水を原料として発行させ、漉す過程を経ていない酒」と定義されています。
その歴史は古く、稲作が行われた頃とほぼ同じと言われています。
白川郷では毎年、9月の終わりから10月にかけて、五穀豊穰・家内安全・里の平和を山の神様に祈願する「どぶろく祭」が盛大に行われます。

白川村の各地区の神社で、御神幸、獅子舞、歴史と民話にまつわる民謡や舞踊などの神事が繰り広げられる、歴史と伝統ある白川郷ならではの祭りです。その名のとおり、祭礼に神酒として「どぶろく」が用いられ、人々にも振る舞われるのが最大の特徴です。

 

どぶろく」は、古くから受け継がれてきた独特の技法をもって、雪に埋もれた1月下旬に神社酒蔵で造りこまれます。午後3時頃、神社に奉納する「どぶろくの儀」を終え、大きな酒樽から「きったて」と呼ばれるお酌用の容器に「どぶろく」が移されると、割烹着のおかみさんたちがいっせいに来客一人ひとりに「どぶろく」を盃についで回り、会場は芳醇な香りに包まれます。「どぶろく」は、和銅年間(約1300年前)頃から、すでに祭礼用として用いられていたと伝えられています。

 

今年のどぶろく祭りスケジュール
[白川八幡神社]10月14日~15日:荻町合掌造り集落南

[鳩谷八幡神社]10月16日~17日:R156白山白川郷ホワイトロード入口交差点
[飯島八幡神社]10月18日~19日:道の駅白川郷正面

 

どぶろくの振舞は、神社境内でのみ行います。
振舞の時間帯は大変混雑しますので、神社関係者及び地元消防団の指示に従ってください。
ご賞味される方は、事前に参拝記念の盃をご用意ください。盃は神社境内の志納所で取り扱っております。
神社指定の盃以外にはお注ぎしません。
盃の注がれたどぶろくを他の容器に移すなどして持ち帰ることはできません。発見した場合は神社から退場いただきます。
車を運転される方は、絶対に飲酒しないでください。


去年までの3年間、どぶろくの振舞は行わず、神事のみの開催となったそうです。
(神様にお披露目・奉納したあとは、警察監視のもと、川に流していたらしい)
んで今年はコロナが明けて、満を持して4年ぶりの本格開催となる。
なるほど約1週間開催される中で、ちょうど日曜日に合わせてバスツアーが組まれているわけですね。これはありがたい。


2023年10月15日(日)
13:00
高山駅西口に集合。
白川郷まで1時間弱で着いてしまうということでこの時間。
この日は朝から雨。ちょうど昼の時間に晴れていて太陽も出ている感じだったので、これはありがたいという感じで傘も持たずに徒歩で出発したのですが、これがいけなかった。
バスに乗り込んだあたりから雨が降りはじめ、現地では結構な雨に降られる。
傘を持たない主義&出先でビニ傘を買うというのがあってはならない愚行だと考えている僕が(この俺が)、傘を買う羽目に。小さいジャンプ傘、600円。泣きたい。

 

合掌造り建築群にお目見え。
白川郷も、雨ではテンションが下がる。すぐに靴も裾も水浸し。ダメだこりゃ。
しかも田んぼ道の脇で山水が溜まっているところを散策していて、水を触ろうとして降りたら滑って尻もち着いたし。ズボンが・・何をやっているんだ俺は。
気分的には、前日の五箇山のほうがよかった気がするんだけど、これは天気のせいかなア。

初の白川郷は、あいにくの雨

やはり、外国人観光客が多い。
有料の屋敷の展示とかは入る気にならず、とりあえず一通り町をぐるっと散策。
土産物屋は盛況ですが、食べ歩き系の店が閉まっている店が多い。「町として衰退し始めている?」と思ったけど、どぶろく祭りは村をあげての大きなお祭りのため、村内のお店が臨時休業になるいう情報を後で知る。なるほどね。

 

中央の駐車場ターミナルみたいなところ(萩町公園)で看板を見る。
2012年まではマイカー駐車場として利用されていた。これが大変な混雑をしていて、2014年からマイカーの乗り入れが禁止に。駐車場としての機能が必要なくなったので村民・来訪者のための公園になったとのこと。お店やらベンチ、休憩所やらが並んでいる。
基本的に飲食店もお休みしているっぽいんだけど、店先で五平餅を売っている店があって、求める。350円。
これが旨くて感動する。

五平餅。でかい・・

そういえば五平餅を食ったの、数年ぶり。
米をつぶしただんご状のもの。これに甘い味噌を付けて焼く。うまくないわけがないのだ。
だんごみたいな感じで飛騨高山ふうのみたらし(醤油をつけて焼く)とか、あんことバターとか、アレンジができそうだけどどうなんだろう。将来的にキッチンカーをやってみたい。


15:30
一通り一帯をぐるっと散策して、時間になったので会場に赴く。今回の舞台は白川八幡神社
開会のあいさつがあった後、どぶろく配布START!


盃を500円で購入する必要があるが、どぶろくは無銭で飲み放題。こりゃいいや。
割烹着を着た、妙齢のおば様方がどんどん注いでくれる。
基本はその場で談笑しながら立ち飲みだが、境内の脇の出店で焼き鳥やら串カツやらおでんやら酒やらが売っていて、座って飲めるスペースがある。どぶろくの持ち込みも可っぽい。

どぶろくは飲み放題!

お酒(特に日本酒とか)が苦手な僕も、ついつい串カツを2本購入し、どぶろくを堪能してしまう。酸味と甘みを感じる奥深い味わい。毎年微妙に出来栄えが変わるらしい。
どぶろくは打ち止めして、白川八幡神社の内部を散策したり、舞台での謎の見世物を遠くから眺めたりする。

この賑わい

自分では攻めたつもりで4杯も飲んでしまったが、あとでバスに戻って聞いたら飲べえは10杯以上飲むのがデフォルトらしい。
甘く見てた。

 

17:00
バスで出発。


18:00
高山駅に到着し、歩いて帰宅。
おつかれさまでした~

 

飛騨に住んで20年(子供時代含む)にして「初白川郷」に「初どぶろく祭り」、良いとこどりをしてしまった。
さて、白川郷の立地とかアクセス、どぶろく祭りのスケジュール等が何となく分かったんで、これから人を連れてくることができるぞ。どぶろく祭りの時期に合わせての「白川郷観光ツアー」アリやな。

 

ということで、稲垣教育研究所・観光部では、日本全国からの観光アテンドを承っております。
飛騨高山を観光したい方、気軽にご連絡ください(お代はかかりません)。
メール、Twitter(現X)のDMでお待ちいたしております。