ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

【18きっぷ】春の西日本縦断ツアーに行って来ました・その2【岡山編】

2024年3月26日(火)

9:00
I丸くんに加古川駅まで送ってもらう。彼はそのまま仕事へ。お世話になりました。また会おう。

さてと。西に向かう。
メインは岡山だが、その前に兵庫県内に赤穂市および赤穂城なるものを見つけてしまう。あの有名な赤穂浪士たちの町か。これは行くしかない。
(あの有名なと言いながらあまりよく分かっていないので、電車の中で一生懸命お勉強)

 

9:45
播州赤穂駅に着。「忠臣蔵のふるさと 播州赤穂」の横断幕でお出迎え。

ここはまだ兵庫県

赤穂城跡、大石倉之助ほかを祭る大石神社を散策。おまもり・絵馬を購入。
この辺りで雨が降り始めたのがやや残念。今回の長旅で初めて導入した折り畳み傘を使用。

同じ敷地内に赤穂市立歴史博物館を見つけてin。200円。
基本的には赤穂浪士の歴史と、赤穂の塩の歴史、2本立て。愛称が「塩と義士の館」とのこと(笑)
でっかい塩の塊とかが展示してあった。

 

(あらまし)
元禄十四年(1701)、将軍綱吉が朝廷からの使者に勅答する大切な日に、勅使接待役の浅野内匠頭が謎に吉良上野介に切りかかった。ご法度の刃傷事件を江戸城内で起こした事に将軍綱吉は激怒し、浅野内匠頭には「即日の切腹」を、吉良上野介には応戦をしていないことを理由に「お構いなし」に。
徳川家始祖以来の不文律、喧嘩両成敗がなされなかったというんですね。

大石内蔵助を中心とする赤穂グループは吉良上野介の処罰(喧嘩両成敗)を訴えつつ、浅野家の再興を第一に据え、あらゆるツテを使い莫大な資金を使ってお家再興を画策する。しかしそれも難しく、仇討ち以外に選択肢がなくなる。

んで江戸に上って急襲を画策するんですが、これをやったらただでは済まないという覚悟も必要なので、仲間勢力に「やっぱやめるわ」的な手紙を出した。それでも引き下がらなかった精鋭たちを引き連れていったというのが面白かった。つまりは片道切符なんですね。

んで仇討ちをきっちり達成し、そのまま出頭して、46人だか47人が切腹を命じられる。
通常、このような罪に対しては斬首が言い渡されるが、武士にとっては主君の仇を討ったことを賞賛されることで、赤穂浪士たちの立場を考慮して切腹という処分になったという見方もある、とのこと。

 

11:00
さてと。岡山への移動を開始したい。んで駅に向かいながらYahoo乗換案内をポチっと開くと、次の電車が1時間10分後。地方にはこういうことがあるんだよなあ。
前もって調べとけっていう話なんですけど。特にこの観光中の昼間の貴重な時間は、メシ抜きにしても移動に費やしたいんだけど、まさかの1時間足止め。


しょうがないから駅前の飲食店を物色していたら、店頭にねぎそばの看板を立てている店を見つけたのでin。

これがなかなかの良店。この辺りはカキも有名なんですかね? カキフライ定食やら天丼やら。ボリューム満点。
赤穂のネギ、赤穂の塩を使った「ねぎそば」にだいぶ惹かれたんで、迷った挙句に「カキ天むす」を追加。これも美味かった。

赤穂の塩、ねぎを使った「ねぎそば」

ふむ。わざわざ時間を使ってでも食う価値のあるものだった。。
調べたら「そば処 衣笠」口コミも多い良店だった。

 

12:00
JRにin。岡山へ。

 

13:00
岡山駅。初上陸。ここでは桃太郎像がお出迎え。

岡山と言えばの桃太郎がお出迎え

とりあえず岡山城に向かう。そちらの方向に日本三大庭園こと後楽園もある。

初めて降りる大きな駅はワクワクするなア。
道の途中のベーグルのお店で見つけた、あんことバターを挟んだ奴が気になる。
350円だったから「あら、いいじゃない」と思って注文したら、半サイズだった。
全サイズは600円だったから、「牛丼食えるじゃないか」と思って断念。半サイズをチョイス。
ベーグル、あんバター。僕の好きなものが詰まっている食べ物だ。


そしてついに・・岡山城

岡山城 黒いから別名「烏城(うじょう)」

真っ黒の見た目から烏城とも呼ばれる(ちな、真っ白な姫路城は白鷺城)
天守の石垣や1階の平面が不等辺五角形をしているのも特徴の1つで、土台になった岡山の丘の地盤にあわせたためといわれている。
城内はキレイな博物館風。なぜか金のしゃちほこが展示してあった。

 

シアターがあって、この城の城主となった宇喜田秀家、小早川秀秋池田輝政の3人の視点から見た、それぞれの関ケ原というテーマでちょっとした動画が流されていて、面白かった。
東軍・徳川家康につくか、西軍・石田三成につくかが、天下の分け目でだったと言われる関ケ原の戦い
小早川秀秋、ずっと動かずにじっとしてたけど、最終的に西軍に襲い掛かって東軍優勢に変わったと言われていますね。最後まで迷って弱弱しいイメージだったり、最初から家康に頼まれて東軍につくことを決めてたとか、色んな説があるようです。


そして念願の後楽園。日本三大庭園の一つ。後楽園、兼六園金沢市)、偕楽園水戸市)。

藩主が賓客をもてなした建物・延養亭(えんようてい)を中心とした池泉回遊式の庭園で岡山城や周辺の山を借景としていて、江戸時代には延養亭を茶屋屋敷、庭園を後園または御後園と呼んでいた。 1871年明治4年)、園内を一般開放するにあたって、これを後楽園と改めた。
今でも岡山在住の古参オタ(高齢者)は、後楽園のことを御後園(ごこうえん)と言うらしい。
庭園内に畑や田んぼなどが配備されており、そこから人の生活を感じることができるのも特徴。

 

庭園に入る前に、茶屋できびだんごを買い食いしたけど、350円の割に小さくて微妙だった。

 

池に浮かぶ島 ここから全体を見渡すことができる

 

こういう遊び心が良いね

日本の庭園はやはり心が落ち着くなア。兼六園、後楽園を攻略したから、残るは偕楽園水戸市)だ。

17:00
JRにin。後楽園を満喫した後は、駅に向かって次は倉敷駅へ。

 

17:30
倉敷駅着。だいぶ夕方だけど、大丈夫だろうか。
駅から南東の方向に歩いたところに倉敷川伝統的建造物群保存地区がある。
これまた名前がやたらと有名で、一度は来たかった場所。

大きな川を挟んだ、この風景。

美観地区の風景

古い建物が並ぶ通り

レンガ造りの建物が物産ショップになっていていろいろ物色。
ブラックサンダーとクリームパンとバニラアイスが悪魔合体したものを買い食い。うまい。

 

阿智神社の入り口

山の上に「阿知神社」というところがあるらしいので行ってみる。
ここからは倉敷の町並みが見渡せていい感じ。

阿知神社
日本書紀』「応神天皇二十(二九一)年九月条」に「倭漢直の祖阿知使主、其の子都加使主、並びに己が党類十七県を率いて、来帰けり」とあり、阿知使主の一族が渡来した事が記されており、この一族の一部が当地周辺に定住した事が「阿知」の地名発祥、また当社社号の由来と伝えられております。

 

18:30
さて、本日の行程はここまで。明日の広島に向けて、どこに潜伏するか。
実はこれは前もって決めていた。福山だ。んで阿知神社で夕日を浴びながら楽天トラベルで「当日」「安い順」で宿泊場所を物色している中で、駅前のカプセル&サウナを安価で見つけたので、サクっと予約。本日の宿が決まった。

 

19:30
福山駅着。駅の目の前に福山城の石垣が屹立しているのでビビる。城が駅からここまで隣接している例も他にないそう。

福山駅を出たらこれ。いゃ近えよ

夜の城も良いが、城郭内に入れないし、観光は明日に回すことにしよう。
ただこれには少々の誤算があって、寄り道しようと思っていた福山市ホロコースト記念館が少々厄介な場所にあるということ(路線の乗り換えが必要)。そして福山から広島まで意外と距離があって1時間以上かかりそうな予感。そうなると福山城観光した後では、広島観光に出遅れが生じそう。
ということで、明日は7時台のうちに広島に向かうことを決める。

さてと、今夜のメシは・・・

とんこつラーメンとチャーハンの組み合わせ

駅前にイイ感じの、場末の、スタイリッシュとは対極の、とんこつラーメンとチャーハンが安い感じの店を見つけてin。
とんこつラーメンとチャーハンで850円。ありがてえ。
ただメニュー見ずに注文したら、チーズ何とかチャーハンとか黒ニンニクチャーハンとか選べたのでちょっと後悔。とはいえ替え玉おかわりするぐらいガッツリ食ってしまった・・・

 

カプセル&サウナにin。1泊4000円で、yahooトラベル利用で3600円。ありがてえ。ちなみに男性only。
サウナがメインとなっているだけあって、館内着・サウナパンツも用意されているが、ルールが分からない。
脱衣所で素っ裸になって、浴室に行こうとするが、明らかに遠い。フロントエリアも通過しなければならない。じゃあ素っ裸はマズくねえ?

急いで戻って館内着を身にまとう。

 

んでサウナではサウナパンツ必須。サウナを出たらそのパンツを壁に引っ掛けて水風呂なり浴槽へ。そのルール知らんねん。
んでメインサウナと別のスチームサウナにパンツ着用で入ったら、今度は先客がすっぽんぽん。
ガンガンに蒸気を浴びるからびしょ濡れに。それやったらパンツは要らないという仕様か。いや分からんって!
告知しといてくれ。素人には厳しいね。
とはいえスチームサウナ、めちゃ気持ちよかった! びしょ濡れになるのがタマらん。

 

あとコンビニで何かを買いたくなるが、何を買うかでいつも10分くらい迷ってしまう自分が情けない。
コスパの良いお茶を買って500mlペットに詰め替え。つまみを奮発するか、節約するか。酒を買うか、ノンアルか、お茶で済ますか。最近は酒に弱くなって1杯飲むのも危険なんだけど、結局ジャスミン茶割りと塩昆布キャベツという贅沢を発動してしまう。
んでさくっと晩酌して就寝。


(次回に続きます)