ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

【18きっぷ】春の西日本縦断ツアーに行って来ました・その3【広島編】

7:00
起床。動き出す準備。
7:20発の電車に乗るべく、急いで福山城の城郭内に潜入。外観を眺める。

福山城

天守は1945年の戦災で焼失し、1966年の市制施行50周年記念事業で再建。
また、当時の福山城天守北側には、防御力を上げるための鉄板が張られていたことから、2022年8月に築城400年を迎えるにあたり、全国からの寄付により“全国唯一”といわれる鉄板張りなどの福山城天守の外観復元をはじめとした「令和の大普請」が完了した。

 

9:00
広島に着。こちらも降り立つのは人生初。テンションが上がるぜえ。
とにもかくにも目的地は広島平和記念公園。グーグルマップを眺めながら駅を出ると、街のスケールの大きさに圧倒される。で、でかい・・・東西南北の方向すらわからねえ。

 

とはいえ広島駅で降りた人の100人のうち99人くらいは広島平和記念公園に行くのだろう。
巨大なバスターミナルで適当に見つけたバスの運転手に聞いたら、公園の目の前まで行くという。ありがてえ。

 

あっという間に広島平和記念公園に着いてしまう。でかい。圧倒的なスケール。

広島平和記念資料館

まずは広島平和記念資料館に向かう。入場料200円をお支払い。
今インバウンドの観光客が多くて入場にも並ぶらしいけど、この日は平日朝だったからわりとさくっと入れた。
要するに、原爆の被害を展示するもの。
そらなー、という感じの資料、物品が並ぶ。
この圧倒的な理不尽に、ただ呆然とするしかない。


ところでつい最近映画「オッペンハイマー」を見たんだけど、そこでも描かれていたように、運命の歯車によって、いくつか候補があったうちのたまたま選ばれたのが広島だった。
ドイツとの技術開発、ソ連との関係。ヒトラーの陥落。好天、広い平野、それなりの人口、いろんなことが重なったんやね。

平和記念資料館から見る平和記念公園

その後はだだっ広い平和記念公園を歩き、いろいろな鎮魂オブジェクトを流し見して、原爆ドームへ向かう。
要するに骨組みだけが残ったコンクリートと鉄骨の残骸。ようやっと実物を見ることができた。

この距離で見る原爆ドームの迫力はなかなかのもの

この距離で見る原爆ドームは迫力があった。

隣接する広島城へ。の前に、広島護国神社。現在の広島城跡に建てられているらしい。

広島護国神社

広島城

思った通りだけど、護国神社にしても、広島城にしても、原爆で更地になったんやね。
(場内にあった軍事施設のほとんどは倒壊・消失するなど壊滅的な被害を受け、城内にいた約1万人の兵員が死亡したとされている)

最上階はおしゃれな展望スペース。広島といえばの広大な三角州、川を見渡すことができる。

 

12:30

さてと、広島を堪能したら次は宮島へ。
行き方はJR、市電と2種類あったけど、18きっぷユーザーの僕としてはJR一択。
広島駅から西に30分ほど乗ると「宮島口」という駅があるということを知る。
なにしろ初めて来る場所だから、距離感とか位置関係が何も分からない。脳内の地図(真っ黒部分)がだんだん色が付いていく感じが楽しい。

宮島口駅

やってきたぜ、宮島口。ちなみに宮島は広島市ではなく、廿日市市にあります。
フェリー乗り場へは歩いて10分ほど。めちゃめちゃいい天気で俄然高まってくる。
フェリーの運航会社も2種類あって、そのうちの一つはJR。
♪もしかしてだけど~ もしかしてだけど~ 18きっぷでフェリーにも 乗れちゃうんじゃないの~

 

改札の人に聞いてみる。
18きっぷなんですけどフェリー乗れますか?」」
「乗れますけど、入島税100円のきっぷを券売機で買ってください」

ちょwwwwwおまwwwwwwwwwww

券売機に並ぶのがイヤで、suicaチャージとかが切れていたら圧倒的敗北感を味わうのが僕という人間だけど、
やむなく券売機に並んで100円の切符を購入。背に腹は代えられねえ。んで料金が結構安いのな。
こんだけほっといても客が来るんだから入島税とかケチなこと言わずにフェリー料金を500円とか取ればいいのに。
1000円でもあるいは払わざるを得ないだろう。

 

出航時間もなんとなく決まっているっぽいけど、ひっきりなしに客が来るから定員に達したら出港するって感じぽい。
人が乗り終わったら車が乗船。3台くらい乗り込んできてた。車まで運べるなんて、すげえや。

こんなフェリーに乗ります

こんときが一番興奮した

宮島(と海に浮かぶ鳥居)が近づいてくるときの高揚感が尋常じゃなかった。このときが一番興奮したといっていい。
つまりはこの体験とセットなのだ、厳島神社というものは。
そしてついに、上陸!

上陸!

船から下りて海沿いに右方向に進んでいくと厳島神社があるっぽい。
そこに至る通りにお店が並んでいるので物色。牡蠣が有名なのかな。
飲食店はどこも並びが発生しているが、店頭で「焼きガキ2個500円」とかで売っているのが気になる。
どうしようかなーと迷っていたら、牡蠣カレーパンというものを見つける。
林修先生の番組(ニッポンドリル)でも紹介されているらしいということで購入。カキが2個も入っている。
海を眺めながら(シカを背に)食う牡蠣カレーパン、最高だった。

牡蠣カレーパン(500円)

本日のメインイベント、厳島神社へ。
まずは砂浜から鳥居を物色。干満で言ったらわりと干潮だったのかな?
歩けそうな砂浜部分はあったが、靴を濡らすわけにはいかない。遠くから眺める。

目と鼻の先に鳥居が!

団体客列(ほとんど外国人)と、一般列が出来ているが、とにかく列が長い。
「散策を先にするべきなのか」とかぐるぐる考えたけど、並んでいるうちに意外と進みが早いことが分かったのでin。

厳島神社と宝物館的な建物の入場料、合わせて500円をお支払い。
「これが有名な厳島神社かあ」と感動する。

これが厳島神社の本殿

建物の先端に立って、鳥居を背景に写真を撮るスポットは列が出来ていたので回避。
しっかりと参拝を済ませて、次は宝物館へ。こちらは特に見るべきものはなくて、入らなくてもいいかなという感じ。

 

さて、これまで宮島(厳島神社)という表記が気に入らなかった。
「宮島行きたいわあ」「広島と言えば厳島神社よね」「えっ、宮島=厳島神社なの!?」
皆さんも混乱したことは、一度や二度じゃないんじゃないですか。
「ややこしいから厳島神社に統一してくれ」そう思っていたんじゃないですか?

 

そして今回初上陸し、ぐるぐる散策している中で、ついに気づいてしまいました。
宮島という島に厳島神社が建っているのだ!これは盲点だった。
ようやく「宮島(厳島神社)」の表記の合点がいった。
しかも宮島が、めちゃめちゃデカい。山やん。
これやったら、登山も出来るんじゃねえの? 

ということで急いでYAMAP(今回課金した)を開いてみる。
最もアクセスしやすそうな「弥山(みせん)」という山を見つける。
往復で2時間くらいの行程になりそう。コースも3つくらい設定されて、周回コースも楽しめる。


そういえば宮島上陸時からずっとリュックが重くて(着替えと土産とか)、デポするタイミングがあればよかったんだけどずっとなくて、そのまま登山に突入してしまった。もうこうなったら筋力トレーニングだと割り切るしかない。

 

んで宮島で登山を開始!
いざ登り始めてみると、ちょこちょこと登山者とすれ違うんだけど、9割5分が外国人。
なるほど、宮島に来てまで登山する酔狂は外人だけか。
そして、もう一つ気づいたことが。
登山者の中ではすれ違う時に「こんにちはー」って挨拶するのが暗黙のルールみたいになっているんだけど、
外国人相手にそれをやると少なからずビックリされて、苦笑いと共に返される。
そうゆう文化がないのかな。
なんかこっちも恥ずかしくなって、後半控えてしまった。


1時間ほど登るとこんな場所に到着!

ごつごつした岩

山と海のコントラストが良い

まさか厳島神社を見に来て登山を楽しめるとは。大充実。
下山していよいよ宮島におさらばする。
フェリーに乗船し、本州へ。また来たい場所だ、宮島。

 

18:00
さてと。本日の行程は終わり。明日以降に向けてさらに西に進みたい。
ここで距離を稼いでおきたいが、山口県をどうするかを思案する。山口市には何があるのか分からないけど、山陽本線で通らないのな。岩国市、下関。吉田松陰先生に会いに、是非とも萩市には行きたいが、アクセスが悪すぎる。
目星をつけていた錦帯橋(岩国市)が微妙に遠いところにある。
であるならばそれはまたの機会にし、一気に九州・小倉入りができるのではないか。
調べたら、18:50発で充分福岡県に上陸できそうなことが分かった。たった4時間ほど。これは長旅になるでえ。

メシが食えないじゃないか、ということで急遽・・・

セブンイレブンの牛丼がうまい

23:00
2回ほど電車を乗り継ぎ、小倉駅に到着!
今夜の宿を探すことにする。
お気に入りの「DVD-BOX金太郎」を見つけたが、フラットシートが満席。ふざけるな。
ならばということで別のネットカフェを探す。
「iBOX小倉駅前店」というお店に行ったら、余裕で空いているということでin。
平日の夜で、12時間パックで1630円。安すぎる・・・
シャワーも110円で使えて快適。
小倉駅、ネットカフェ天国やぞ。

 

さあ、明日は福岡県を動く。

 

(次回に続きます)

 

【18きっぷ】春の西日本縦断ツアーに行って来ました・その2【岡山編】

2024年3月26日(火)

9:00
I丸くんに加古川駅まで送ってもらう。彼はそのまま仕事へ。お世話になりました。また会おう。

さてと。西に向かう。
メインは岡山だが、その前に兵庫県内に赤穂市および赤穂城なるものを見つけてしまう。あの有名な赤穂浪士たちの町か。これは行くしかない。
(あの有名なと言いながらあまりよく分かっていないので、電車の中で一生懸命お勉強)

 

9:45
播州赤穂駅に着。「忠臣蔵のふるさと 播州赤穂」の横断幕でお出迎え。

ここはまだ兵庫県

赤穂城跡、大石倉之助ほかを祭る大石神社を散策。おまもり・絵馬を購入。
この辺りで雨が降り始めたのがやや残念。今回の長旅で初めて導入した折り畳み傘を使用。

同じ敷地内に赤穂市立歴史博物館を見つけてin。200円。
基本的には赤穂浪士の歴史と、赤穂の塩の歴史、2本立て。愛称が「塩と義士の館」とのこと(笑)
でっかい塩の塊とかが展示してあった。

 

(あらまし)
元禄十四年(1701)、将軍綱吉が朝廷からの使者に勅答する大切な日に、勅使接待役の浅野内匠頭が謎に吉良上野介に切りかかった。ご法度の刃傷事件を江戸城内で起こした事に将軍綱吉は激怒し、浅野内匠頭には「即日の切腹」を、吉良上野介には応戦をしていないことを理由に「お構いなし」に。
徳川家始祖以来の不文律、喧嘩両成敗がなされなかったというんですね。

大石内蔵助を中心とする赤穂グループは吉良上野介の処罰(喧嘩両成敗)を訴えつつ、浅野家の再興を第一に据え、あらゆるツテを使い莫大な資金を使ってお家再興を画策する。しかしそれも難しく、仇討ち以外に選択肢がなくなる。

んで江戸に上って急襲を画策するんですが、これをやったらただでは済まないという覚悟も必要なので、仲間勢力に「やっぱやめるわ」的な手紙を出した。それでも引き下がらなかった精鋭たちを引き連れていったというのが面白かった。つまりは片道切符なんですね。

んで仇討ちをきっちり達成し、そのまま出頭して、46人だか47人が切腹を命じられる。
通常、このような罪に対しては斬首が言い渡されるが、武士にとっては主君の仇を討ったことを賞賛されることで、赤穂浪士たちの立場を考慮して切腹という処分になったという見方もある、とのこと。

 

11:00
さてと。岡山への移動を開始したい。んで駅に向かいながらYahoo乗換案内をポチっと開くと、次の電車が1時間10分後。地方にはこういうことがあるんだよなあ。
前もって調べとけっていう話なんですけど。特にこの観光中の昼間の貴重な時間は、メシ抜きにしても移動に費やしたいんだけど、まさかの1時間足止め。


しょうがないから駅前の飲食店を物色していたら、店頭にねぎそばの看板を立てている店を見つけたのでin。

これがなかなかの良店。この辺りはカキも有名なんですかね? カキフライ定食やら天丼やら。ボリューム満点。
赤穂のネギ、赤穂の塩を使った「ねぎそば」にだいぶ惹かれたんで、迷った挙句に「カキ天むす」を追加。これも美味かった。

赤穂の塩、ねぎを使った「ねぎそば」

ふむ。わざわざ時間を使ってでも食う価値のあるものだった。。
調べたら「そば処 衣笠」口コミも多い良店だった。

 

12:00
JRにin。岡山へ。

 

13:00
岡山駅。初上陸。ここでは桃太郎像がお出迎え。

岡山と言えばの桃太郎がお出迎え

とりあえず岡山城に向かう。そちらの方向に日本三大庭園こと後楽園もある。

初めて降りる大きな駅はワクワクするなア。
道の途中のベーグルのお店で見つけた、あんことバターを挟んだ奴が気になる。
350円だったから「あら、いいじゃない」と思って注文したら、半サイズだった。
全サイズは600円だったから、「牛丼食えるじゃないか」と思って断念。半サイズをチョイス。
ベーグル、あんバター。僕の好きなものが詰まっている食べ物だ。


そしてついに・・岡山城

岡山城 黒いから別名「烏城(うじょう)」

真っ黒の見た目から烏城とも呼ばれる(ちな、真っ白な姫路城は白鷺城)
天守の石垣や1階の平面が不等辺五角形をしているのも特徴の1つで、土台になった岡山の丘の地盤にあわせたためといわれている。
城内はキレイな博物館風。なぜか金のしゃちほこが展示してあった。

 

シアターがあって、この城の城主となった宇喜田秀家、小早川秀秋池田輝政の3人の視点から見た、それぞれの関ケ原というテーマでちょっとした動画が流されていて、面白かった。
東軍・徳川家康につくか、西軍・石田三成につくかが、天下の分け目でだったと言われる関ケ原の戦い
小早川秀秋、ずっと動かずにじっとしてたけど、最終的に西軍に襲い掛かって東軍優勢に変わったと言われていますね。最後まで迷って弱弱しいイメージだったり、最初から家康に頼まれて東軍につくことを決めてたとか、色んな説があるようです。


そして念願の後楽園。日本三大庭園の一つ。後楽園、兼六園金沢市)、偕楽園水戸市)。

藩主が賓客をもてなした建物・延養亭(えんようてい)を中心とした池泉回遊式の庭園で岡山城や周辺の山を借景としていて、江戸時代には延養亭を茶屋屋敷、庭園を後園または御後園と呼んでいた。 1871年明治4年)、園内を一般開放するにあたって、これを後楽園と改めた。
今でも岡山在住の古参オタ(高齢者)は、後楽園のことを御後園(ごこうえん)と言うらしい。
庭園内に畑や田んぼなどが配備されており、そこから人の生活を感じることができるのも特徴。

 

庭園に入る前に、茶屋できびだんごを買い食いしたけど、350円の割に小さくて微妙だった。

 

池に浮かぶ島 ここから全体を見渡すことができる

 

こういう遊び心が良いね

日本の庭園はやはり心が落ち着くなア。兼六園、後楽園を攻略したから、残るは偕楽園水戸市)だ。

17:00
JRにin。後楽園を満喫した後は、駅に向かって次は倉敷駅へ。

 

17:30
倉敷駅着。だいぶ夕方だけど、大丈夫だろうか。
駅から南東の方向に歩いたところに倉敷川伝統的建造物群保存地区がある。
これまた名前がやたらと有名で、一度は来たかった場所。

大きな川を挟んだ、この風景。

美観地区の風景

古い建物が並ぶ通り

レンガ造りの建物が物産ショップになっていていろいろ物色。
ブラックサンダーとクリームパンとバニラアイスが悪魔合体したものを買い食い。うまい。

 

阿智神社の入り口

山の上に「阿知神社」というところがあるらしいので行ってみる。
ここからは倉敷の町並みが見渡せていい感じ。

阿知神社
日本書紀』「応神天皇二十(二九一)年九月条」に「倭漢直の祖阿知使主、其の子都加使主、並びに己が党類十七県を率いて、来帰けり」とあり、阿知使主の一族が渡来した事が記されており、この一族の一部が当地周辺に定住した事が「阿知」の地名発祥、また当社社号の由来と伝えられております。

 

18:30
さて、本日の行程はここまで。明日の広島に向けて、どこに潜伏するか。
実はこれは前もって決めていた。福山だ。んで阿知神社で夕日を浴びながら楽天トラベルで「当日」「安い順」で宿泊場所を物色している中で、駅前のカプセル&サウナを安価で見つけたので、サクっと予約。本日の宿が決まった。

 

19:30
福山駅着。駅の目の前に福山城の石垣が屹立しているのでビビる。城が駅からここまで隣接している例も他にないそう。

福山駅を出たらこれ。いゃ近えよ

夜の城も良いが、城郭内に入れないし、観光は明日に回すことにしよう。
ただこれには少々の誤算があって、寄り道しようと思っていた福山市ホロコースト記念館が少々厄介な場所にあるということ(路線の乗り換えが必要)。そして福山から広島まで意外と距離があって1時間以上かかりそうな予感。そうなると福山城観光した後では、広島観光に出遅れが生じそう。
ということで、明日は7時台のうちに広島に向かうことを決める。

さてと、今夜のメシは・・・

とんこつラーメンとチャーハンの組み合わせ

駅前にイイ感じの、場末の、スタイリッシュとは対極の、とんこつラーメンとチャーハンが安い感じの店を見つけてin。
とんこつラーメンとチャーハンで850円。ありがてえ。
ただメニュー見ずに注文したら、チーズ何とかチャーハンとか黒ニンニクチャーハンとか選べたのでちょっと後悔。とはいえ替え玉おかわりするぐらいガッツリ食ってしまった・・・

 

カプセル&サウナにin。1泊4000円で、yahooトラベル利用で3600円。ありがてえ。ちなみに男性only。
サウナがメインとなっているだけあって、館内着・サウナパンツも用意されているが、ルールが分からない。
脱衣所で素っ裸になって、浴室に行こうとするが、明らかに遠い。フロントエリアも通過しなければならない。じゃあ素っ裸はマズくねえ?

急いで戻って館内着を身にまとう。

 

んでサウナではサウナパンツ必須。サウナを出たらそのパンツを壁に引っ掛けて水風呂なり浴槽へ。そのルール知らんねん。
んでメインサウナと別のスチームサウナにパンツ着用で入ったら、今度は先客がすっぽんぽん。
ガンガンに蒸気を浴びるからびしょ濡れに。それやったらパンツは要らないという仕様か。いや分からんって!
告知しといてくれ。素人には厳しいね。
とはいえスチームサウナ、めちゃ気持ちよかった! びしょ濡れになるのがタマらん。

 

あとコンビニで何かを買いたくなるが、何を買うかでいつも10分くらい迷ってしまう自分が情けない。
コスパの良いお茶を買って500mlペットに詰め替え。つまみを奮発するか、節約するか。酒を買うか、ノンアルか、お茶で済ますか。最近は酒に弱くなって1杯飲むのも危険なんだけど、結局ジャスミン茶割りと塩昆布キャベツという贅沢を発動してしまう。
んでさくっと晩酌して就寝。


(次回に続きます)

【18きっぷの旅】春の西日本縦断ツアーに行って来ました~その1【兵庫編】

春休み。3月の最後に18きっぷで西に行くことに決めていた(なお、去年はゲンロンコミケに合わせて東京に行っている)。ざっくりとマスト訪問地は岡山、広島、糸島(福岡)、唐津(佐賀)。あとはその場のノリで? 
旅行にハマり出したこの3年で最も西に行ったのは兵庫県姫路。今回はさらにその先へ行く。18きっぷで九州まで行くのが夢だったのだ。道はどこまでも続いてる、続いてく。


なんやかやで、スケジュールが最大24日(日)~31日(日)の8日間取れそうだった。とはいえ身体も18きっぷ(5日分)も持たない(泣)。24日(日)は自宅でゆっくりし、翌25日(月)から発つことに決めた。帰りは未定だ。

 

【1日目】3月25日(月)
高山駅で5:24発の電車に乗り込む。岐阜まで3時間半ほど。これが長いのだ。
この日の最終目的地は兵庫(高砂加古川・姫路)あたり。時間には余裕があるので道中で何をしようかと考えたときに(大阪・京都観光は別イベントのため回避)、かねてから狙っていた大津~京都の山越えに決めた。
ルートとしては
①比叡坂本あたりから大比叡の山越え
②かつての古道・如意ヶ岳越え~銀閣
③琵琶湖疎水を辿る旅
がある。
ただし、ネックとなったのは天気が雨模様なのと、着替え・土産を含めた荷物を満載していること。

 

11:00
そんなわけで、どうしたものかと思いながら大津駅で降り立つと、やはり霧雨が降っている。
この天候の中、傘を差して山越えは厳しすぎる。あっさりと駅に帰還。比叡の山々よ、また来てやるから待ってろよ。
つまりはこの機動力なんだな、18きっぷとは。
そのまま次の電車で神戸方面を目指す。

 

しょうがないから三宮で下車。駅前でハッスルハッスルし、大好きないきなりステーキでランチを食う。
ところでこれは持論なんですが、高級肉の代名詞として霜降り肉ってあるじゃないですか。霜降りって要するに肉の脂じゃないですか。いきなりステーキって基本「アブラ多めで」っていうと脂身を大胆に残してカットしてくれるのですよ。→赤身と脂身を一緒に食えば、あっという間に高級肉に大変身じゃないですか。

赤身肉があっという間に高級肉に

(脂身が苦手な人にはキモチ悪くなるんで、素人にはオススメできない)
めちゃめちゃうますぎて大盛りライスに小ライスをおかわりしてしまった・・

 

さて、三宮でどうしたものか。北野異人館ポートアイランド、中華街辺り(元町)はすでに散策したし。(そういえば横浜の中華街も元町やな。なんで?)
そんな時はグーグルマップを開きます。めぼしいスポットはないかな~と眺めていたら、西の方向に湊川神社というのを見つける。星の評価も多い。まずはここを目指してみよう。
行ってみたら楠木正成を祭っている神社なんですね。学問にも武芸にも優れた人ということで、文武両道の人。これはご利益がありそうだ。

お守りと絵馬も購入!

そこからさらに南の方に行くと、兵庫大仏というのを見つける。
はて。兵庫にも大仏があるとは。
場所は能福寺というところ。リュックに荷物を満載しているのもあり、歩くのは少し躊躇したが、ええ~い、行っちゃえ。神戸駅という駅も超えてずんずん進む。

 

行ってみたら日本三大仏と書いてあるじゃないですか。
第一が奈良、第二が鎌倉なのは良いとして、第三の大仏は京の大仏だったとのこと。しかしそれは消失してしまった。その位置を誰が占めるのか。そういえば昔、岐阜見た大仏にも三大仏って書いてあったような・・ということで調べてみたら、岐阜大仏、高岡大仏、そしてこの兵庫大仏あたりが第三の位置を争っているっぽい。そういえばサイズでいったら牛久大仏とかじゃねえの?
なにせ奈良の大仏15m、鎌倉の大仏11mなのに対して、牛久大仏120mですよ。圧倒的なんですよ。ただし、史跡としての価値がないとされているみたいですね。

兵庫大仏があるのは能福寺

さて、他に散策するものは無いか。この辺りを兵庫津(ひょうごのつ)というんですね。

兵庫津(ひょうごのつ)

兵庫津(神戸市兵庫区沿岸部、市営地下鉄海岸線「中央市場前」駅周辺のエリア)は、平安時代末に平清盛日宋貿易のために修築し、室町時代には足利義満日明貿易の拠点として栄えた港です。 もとは行基が整備した摂播五泊(摂津国播磨国にかけての五つの港)の一つ、大輪田泊で知られていました。

近くに兵庫城跡ってのがあったから見に行ってみたら、イオンと水路になっていた・・・

完全に水路の底になってるやん・・

ということで、歩きすぎてさっそく疲労がたまってきている。兵庫駅ってところのが近かったけど、快速が止まるのが神戸駅っぽかったのでわざわざ戻って、姫路方面に向かう。今夜の目的地は加古川

 

17:30

加古川駅

加古川って棋士のまちやったんやね

なぜここに来たのかというと、某加古川在住の某I丸くんが家に泊めてくれるという。持つべきものは友人である。
1時間ほど時間があったので徒歩15分くらいでマックまで歩いて休憩。

 

駅に隣接するギョーザの王将とスーパーで買い込んで、某テ●ラに乗って帰宅→晩酌。長旅の最初に、このように快適な宿を提供してもらえるのがありがたい。
というのも僕の場合、18きっぷでどこまで行くかが読めないから、基本宿取らないし、数時間を過ごすだけならネットカフェでイイやという発想なので、まさかこんなまともな宿にありつけるとは(笑)。ぜいたくだ。

 

兵庫というのは本当に良い場所だなア。神戸に明石、姫路。登山方面では六甲山を開拓したいと思っているが未着手。今回はその時間がないのが口惜しい。いつか住みたい。

 

と、いうことで次回に続きます。

【岐阜周遊2】岐阜市最高峰・百々ヶ峰と美濃市と郡上八幡城を満喫した話【ちろう登山】

岐阜市と言えば金華山岐阜城岐阜公園しか認識がなかったのだが、いろいろと調べているうちに岐阜市最高峰となる山があることを知る。それが百々ヶ峰(どどがみね・417m)だ。
一帯が「ながら川ふれあいの森」という公園になっている。
岐阜に4年ほど住んでいたけど、全く知らなかった。最高峰と聞けば、行くしかないでしょう。ということで、前エントリの続き。


7:00
起床。ゴロゴロして、パン食って、7:30始動!

絶対前乗りしてただろ

広い駐車スペースにはすでに多くの車が!
前乗りした人もいるのでは?

 

広大な敷地に豊富な散策ルートがある模様。とりあえず権現山、百々ヶ峰、百々ヶ峰西峰をチェックポイントとしたい。当日朝にYAMAPで地図をダウンロードしたが、これまた楽天電波が弱くギリギリだった・・
山での楽天電波はシティボーイ派の僕にとってはキツイ。事前に準備しておけって話なんだけど。

 

山道に出るまでのハイキングコースがあちらこちらに伸びていて、迷う。基本はつづら折りなんだけど。
前日のトレイルランの疲労が少し溜まっている。ヒザ(腸脛靭帯)に小さく違和感が。しかし、やるしかないんや。
ひたすらまっすぐの階段に出る。これをずんずん登っていくと・・

権現山(375m)山頂

権現山(375m)に到着。山頂を示す看板を見つけると、たとえそれが手作りのショボいものでも嬉しくなる。

 

ちょっとした林道に出て、トイレを発見。すぐに百々ヶ峰を目指す。
平行する分岐が多く、どちらを行くか迷う。
終わってみればいずれ合流することが多かったが、油断はできない。YAMAPの地図を見ればどこに向かっているかが分かるので安心だ。

 

8:15
そして、百々ヶ峰の頂上に到着!

展望台はこんな感じ

百々ヶ峰山頂からの展望。看板とともに

金華山岐阜城をこんな風に眺めるのは初めてかもしれない。
長良川木曽川。岐阜を象徴する川も。

 

ずんずん歩いて西峰を目指す。そしてここが山頂

西峰頂上。何もねえ場所。

何にもねえ場所。それでいい。それがいい。しょうがないから自撮り写真。

 

西峰を起点に分岐するのかと思ったら、道がない。下山を開始したいのだが、地図に示される点線の道が見当たらない。
んでYAMAPの書き込みをいくつか見てみると、「分かりにくい分岐」という書き込みが!
それがコチラ。

分かりにくい分岐

少しわかりにくいが、つづら折りで左に登って行く道が西峰まで20mの道。右前方にちっちゃーい看板が立っていて、下りに至る道。いや分かんねえよ! ただの藪への入り口だと思うダロウ!?
そんな感じで、YAMAPを使い始めて、地図がめちゃめちゃ役に立つということを知る。しかも行程時間、高低差も記録できて、最高過ぎるアプリ。これは課金待ったなしか!?

 

キャンプ場に下山。駐車場へ。往復2時間くらいのミニ登山が、僕にとってはキモチが良い。
お疲れ山でした~

山の記録
タイム:1時間54分
距離:5.0km
のぼり:496m
くだり:505m

 

10:00
これで今日一日のメインが終わってしまった。朝十時。さて、どうするか。
岐阜を開拓? 岐阜公園金華山じゃ芸がない(何回も登っているので)。あるいは41号を北上し、別口で狙っている七宗町あたりの山(岐阜のグランドキャニオン、日本最古の石とかがある)を開拓するか!?

そうではない。156号線を高山に向かって北上し、その道中の美濃市で「うだつの上がる街並み」、郡上市郡上八幡城を攻略するというルートを思いつく。行くしかねえ。と、いうことで・・

 

10:30
あっという間に美濃市に到着!

うがつの上がる町並み、美濃市

美濃市も何回も車で通ったことがあるけど、立ち寄ったことがない場所だ。
ちょうどうだつの上がる町並みの一帯(四角く区切られている)に、観光用の駐車場があり、ありがたい。

地図によると、すぐ近くに小倉公園と小倉山という場所があるらしい。これは行くしかない。
公園にはちょっとした遊具と、動物の檻が。アイガモ、クジャク、猿とか。ちょっとした動物園になっている。これは良いぞ。
動物と少し戯れたあと、山に登る。そこに山があると登らずにはいられないビョーキ。


山の中腹に営業をしていない廃墟のような場所が・・(桜のシーズンには営業しているらしい!)。

かつてはここに小倉山城という城が建っていました。小倉山城は1600年関ケ原の戦いの際に徳川家康率いる東軍として参戦した戦国武将金森長近が隠居のために築いた城です。隠居を目的とした城であったため、頂上ではなく山麓に城館が作られました。現在は石垣や竪堀が残っています。 また、春(3月下旬?4月上旬)には多数の桜が開花し、その下では季節茶屋が店を開きます。 桜の時期は夜にライトアップも行いますので、是非足をお運びください。

飛騨高山を治めた金森長近が、大野城(越前)、高山城(飛騨)についでここにも城を作っていたとは。親近感。

小倉山城跡に建つ展望台

山頂に城の形を模した展望台。面白い。
展望台から見える、「誕生山」という山が気になる。名前が良いじゃないか。
調べたら「大矢田神社から天王山~誕生山の縦走」というコースがあるらしい。ちなみに秋はマツタケシーズンのため入山禁止。おもしろい。
これはいずれ攻略しなければいけない山なのかもしれない。こうやってまた次の目的地が増えていく・・

 

ミサイル型の忠魂碑

謎の忠魂碑。ミサイルのかたち。こええよ。
忠魂碑:戦争に出兵し戦死した地域出身の兵士の記念のために製作された記念碑のことで、戦死者の天皇への忠義を称えるもの。


旧今井家住宅というのが、美濃史料館になっている。その資料館と、美濃和紙あかりアート館の入場券をセット400円でご購入。
「美濃和紙あかりアート」は、球形のライトに和紙で作ったオブジェをかぶせてあかりアート作品にするというもの。毎年これのコンテストをやっていて、毎年の大賞や入選作が展示してある。
なるほど、こうやって美濃和紙の文化を作っているんやなと感動した。

あかりアート展の再現

基本はライトにかぶせてぼんやり光らせる。あとはいかに独創的な形状に仕上げるか。
こんだけたくさん展示すると電気代高そう・・とか思った。

 

美濃史料館(旧今井家住宅)は、美濃市で最も古いうだつが上がる、庄屋兼和紙問屋であった町家です。江戸時代中期に建てられ、明治初期に増築された。
庭には「水琴窟」といって、水をかけるとその下に設置された甕(かめ)に水が落ちて、琴のような音を鳴らす。環境庁が選んだ「日本の音風景100選」にも選ばれているとのこと。。
また、奥には美濃市の古い歴史、文化、造形物に関する史料を展示した美濃史料館や、うだつのことを説明・展示する「うだつ蔵」、郷土芸能である美濃流し仁輪加を紹介する「にわか蔵」があります。

うだつの町の水琴窟

美濃市の歴史を十分に満喫したので、美濃市離脱。さらに北上して郡上市を目指す。

 

14:00

郡上八幡に降り立つ

とうちゃーく。市営の駐車場(30分50円)に停めて、散策開始。
最終目的地は郡上八幡城。その前に城下町をプラプラ歩くことにする。「醤油フランク(明方ハム)」を買い食い。

 

ちょうどハッピに「郡上八幡」と書いてガイドするオバチャンとそれを聞く老人グループがいたので勝手に合流。説明を聞くなど。
城下町のメインとなる古い町並みは職人町、鍛冶屋。見た目は飛騨高山の古い町並みにも似ていて、石畳と水路が整備されている場所は飛騨古川の風景を思わせる。

水と石畳の風景

2度の大火に見舞われているということで、家の軒先にバケツを吊るしている。職人町は黒バケツ、町人は赤バケツ。
大正8年に大きな火事があって、城下町の大半を焼失した。ところが職人町の外れにある大乗寺というところの山門が焼けずに残って、これが江戸時代(1804年・享保4年)のもので、重要文化財の指定を受けているとのこと。
せっかくなのでパチリ。

大正の大火も免れた、江戸時代の名残

んでいよいよ山の上、郡上八幡城を目指す。
城の標高が353mで、市街地から130mくらい登るとのこと。

いかにも山城、という感じ

大きな広場(山内一豊と妻の像)から、城を望む。


車道があって自家用車でも登れるらしいが、僕は徒歩。徒(かち)。
つづら折りの道だが歩行者用の直登ルートが。これは画期的。登山気分を味わえるぞ。
そんなわけで城のふもとに到着。

いよいよ近づいてきた

入城料は400円。明治以降に再建された城としては最古のもの。なるほど。城からの眺め。

郡上八幡城からの眺め

帰りは来た道と違う、車と同じ下山ルートを選択するが、歩行者用ショートカット(直登)ルートがなく、つまらない。ホテルをぐるっと迂回するルート。周回ルートだということに、意味がある。
下山して、郡上八幡の歴史が勉強できる施設(名前忘れた・わりと新しい)でお勉強。

 

15:30
帰路に就く!
せせらぎ街道を行こうと思ったら、道を間違えて156号線を北上してしまう。ええい、高速に乗っちゃえ、ということで乗るが、荘川辺り(高速道路で標高日本一、1000mくらい)でとんでもない雪が降り始める。除雪車も行ったり来たりしていて、追い抜くか、追走するか、迷う場面も。


あまりの視界の悪さに「立ち往生するのでは・・」という不安がよぎったが、飛騨清見のあたりまで抜けるとゆきは雨に変わって、安堵する。いやはや。普段高速とか乗り慣れていないんだから、辞めてくれって。

 

17:30
あっという間に帰宅。ということで岐阜の魅力を再確認した2日間だった。岐阜もまだまだ捨てたもんじゃないぞ。

【岐阜周遊1】各務原アルプスパノラマトレイルランに出て山の楽しみ方を再確認した話

2023年の8月から登山にハマった僕ですが、その中でご当地アルプスという言葉を知ったことは以前に記した。それで攻略したのが「鎌倉アルプス」でしたが、他にも気になったのが、岐阜県内にある各務原アルプス」だ。ふむ、岐阜にもまだまだ面白い場所がある。
んでいろいろ検索しているうちに見つけたのが、本大会各務原アルプスパノラマトレイルラン」だった。
トレイルランにはずっと興味があった。20年前の陸上競技に燃えていたあの頃の気持ちを呼び起こし、大会に出てみるのもよくねえ? と思っていた。
であるならば、このタイミングでこの大会に出るのは必然であったのではないかと思う。

そんなわけで2か月ほど前にエントリ。コースは15kmと30km(15km×2周)があったが、さすがに30kmはないだろうという判断から、15kmをチョイス。参加費は6500円。
一人で京都とかを歩くとき、1日で20kmくらい歩くから、15kmは短いんじゃねえの?とか思っていたけど、とてもそんなに甘いものじゃないということを後に知ることになる・・・

 

2024年3月2日(土)
公立高校入試の直前だけど、塾のお仕事をお休みにしてしゅっぱーつ!(笑)

エントリー受付は8:30~9:30。
最寄り駅はJR鵜沼駅か、名鉄新鵜沼駅。なお、特設駐車場(小学校)の申し込みはとっくに終了。車を止めれるかどうかも不安だったから、8:00着を目指して6:00に家を出る。めったに乗らない高速にin。

関ICで降りて~、しばらく走って~、8:30くらいに鵜沼駅前着。
駅前にたくさんの有料駐車場。目に付いたところに停める。MAX600円。致し方なし。車の中でお着がえ。
新鵜沼駅からシャトルバスが出ているみたいだったけど、めんどくさかったから徒歩20分を歩く。


会場はうぬまの森という公園。とりあえず9時くらいにエントリーを済ますことができた。

んで出走の10時まで待機時間。9:40から開会式。スタッフのオッサンが何か喋っているのをとりあえず聞く。
こういったレースに出るのが10うん年ぶりとかだから、勝手が分からない。
天気は良さそうだったから安心したものの、何を着ればよいのか。
Tシャツ一枚か、はたまた上着を羽織るべきなのか。でも長距離のレースって真冬でも半そで短パンだよな、という記憶。間を取ってロンT一枚という結論に。
下は。前日に慌ててワークマンで買ったロングのタイツ。人生初着用。んで今どきロングタイツの上に短パンをはくスタイルが一般的のようなのだが、パンツを持っていない。そんなものは持ち合わせていない。ロングタイツオンリースタイル。これってわいせつ物陳列には当たらないよな? とにかく何もかもが分からない。
リュックはメルカリで1500円で買ったネイチャーハイクのやつ。靴はメルカリで2足3700円で買ったHOKA。
手袋は雪かきのやスキーの時に着用するゴワゴワタイプしかない。

スタート地点の様子

15kmという距離を見誤っていた。ハーフもフルも走ったことがあるぜという自負。一日で20kmくらい歩くの余裕だよなという驕り。走っちゃえば時間も短縮。1時間半か、せいぜい2時間でサクッとゴールだよなという認識に囚われていた。12時前にはゴールして犬山城(車で15分ほど)を観光だ~とか考えていた。
ハーフ程度の距離で、軽食もヘッドライトも雨具も要らんやろ。何も準備せず。申し訳程度にお茶とスポドリは携帯したが。


注意事項に書いてあった「マイカップを持参」というのも忘れていた。
会場で「カップ持ってきましたか」と聞かれたので
「忘れました(紙コップでいいんでください)」と言ったら、途中エイドでのコップの提供もないらしい。ペットボトルに入れるのならOKですとのこと。なんとまあ。だったら要らねえよ。
さらに悪いことに、会場付近の楽天モバイル電波が悪く、YAMAPで地図をダウンロードしたくても出来ず、(GPSは電波関係ないのに)記録が取れない。事前に準備しておけと。踏んだり蹴ったり。ふざけるな。

 

10:00
いざスタート!
開始2分はさっそうと前に付いて走る。コースが広くなったらダッシュして抜く。
開始3分で登りに入ると、息が上がる。あっという間に早歩きに変更。アレ、これは・・・

結論から言うと、とんでもない地獄が待っていた。早々に走ることを断念する。
5分の時間差でスタートした、後のグループの人たちに抜かれる。さらに先を行く、2周をする30kmコースの人にも周回で抜かれる。
抜いたのが0人で、1万人くらいに抜かれた(盛)。

各務原アルプスからの眺め

11:00未明
第一エイドに到着するも、水分がもらえない(まあ自分で持っているから良いんだけど)。バナナが置いてあったけど、精神的に拒否されているようで(30kmの人限定だったらどうしよう?)、スルーしてしまう。
距離を聞いたら「7キロくらい」と言われて絶望。まだ半分にも行ってないとは。。。

 

12時前にゴールする想定が崩れていることに気づく。そういえば一人で登山するとき、山頂でおにぎり食ったりカップ麺食ったり羊かん食ったりしてるよなあ。とにかく「レース=サッと走って終わるもの」というイメージにとらわれていた。途中でエネルギー補給をするべきだったのでは?となる。あっ、さっきのバナナ・・・
朝飯もろくに食ってないし、レース前にウイダーinゼリーをかっ込んだだけだ。そうしたら、猛烈に腹が減っていることに気づく。身体が糖分を欲している。これ、ハンガーノックでぶっ倒れるかも・・という恐怖に陥る。脚は動かない。

 

タイツはLサイズにしたのに小さくてパツパツで、ずり落ちてくる。Tシャツはリュックを背負って走っているのもあってずり上がっていく。んでケツと背中が丸出し。普通に寒い。エネルギーが奪われる。手袋もゴツイやつしかない(とはいえ何もなかったらそれこそ終了だった)
下りに入ると脚の踏ん張りがきかなくて、石ころにずるずると滑って転ぶ。ケツをすりむいてちょっと出血。

こんな素晴らしい景色も、楽しむ余裕がない

絶望的な気持ちになっているときに開けた公園に出て、第2エイドが。ここでお菓子類が準備されていた!
僕がもっとも欲していたドーナツ、そして羊かん。おそるおそる近づいていったら・・
オバちゃんスタッフの「たくさん食べてくださいね~」「持って行っても良いよ~」という言葉
「ここはオアシスか」と思う。

第2エイドのオアシス(菓子)

ミニドーナツをかっ込む。炭水化物と、油分と、糖分が五臓六腑に染みわたる。くぅううう~
さらにラングドシャみたいなやつ、ハッピーターンチーズおかきを2個ずつかっ込む。塩羊かん。美味すぎる。
ついでにトイレにも寄って、去り際に梅シート、塩分タブレットみたいなやつ、羊かんをカバンに詰め込んで、出発!
生き返った。

 

とはいえ脚に限界が近い。勢いに任せて坂道をダッシュしたらすぐに足がつりそうになりブレーキ。
途中のチェックポイントのスタッフに声をかけられて、「3時間でゴールは・・無理かな~」と言われる。
とすると13時を過ぎるか。もう時計(スマホ)を見る余裕も残ってない。ふらふらになりながら最終ゴールを目指す。

終わってみれば3時間19分でゴール。
僕の唯一にして最初で最後のフルマラソン(3時間17分)よりもかかっているじゃねえかよ。どうゆうこと?

完走証

■トレイルランに関する結論

・良かった点
走るきっかけになった。
コースがこまめに設定してあるから迷わない
エイドの菓子類がこの世で一番うまかった

・良くなかった点
スタート時間を無駄に決められて、時間ロス
精神的に焦らされた→結果、食事、服装、メンタル設定などいろいろ間違えた。
(普段通りのズボン、上着でよかった、タイツ要らん。パンら菓子やら持ってくればよかった)
どこを走っているのか分からず、景色を楽しむ余裕もなかった
人が多いからコースに気を遣う必要がある、抜かされるとき注意
普段なら使える駐車場、トイレが使えない
カネがかかる
思いついた道をあっちこっち行ってみることができない
急ぐと脚に負担が大きいということも実感した

結論:トレイルの大会に出る必要なし、ということが分かった。僕はゆっくりと、あるがままの山を楽しみたい。走りたいときに走る。当たり前のことに気づかされる経験だった。

 

さすがに身体が限界だったんで、帰りの徒歩はせずに20分くらい待ってシャトルバスで帰還。待つのもつかれた・・
さて、どうするか。
グーグルマップで目星をつけていた「ぎなん温泉」を目指す。
犬山城が車で5分くらいの場所だったか、道が混んでいたから断念。待ってろよコノヤロウ!)
んで21号線を西に走る道中、美濃加茂あたりで中古DVDショップに立ち寄ったり、ブックオフに立ち寄ったり。いつもの感じ。

ぎなん温泉に着。夕方の時間だけど駐車場が一杯。やはり都会は違うなア。

ぎなん温泉

入湯料850円で岩盤浴も楽しめるという。なんと、まあ。
入場時に「岩盤浴も使います」というとデカいタオルと室内着をくれる。

豊富な温泉、サウナ、水風呂、露店を楽しんだ後、岩盤浴へ。
ちょっとあったかい部屋で横になるというもの。クールダウンするためのクーラーが効いた涼しい部屋。うーむ、サウナと何が違うんやろ。楽しみ方が分からない。畳の休憩スペースにはマンガがいっぱい。これは一日ゆっくり過ごせそうだ。
なんというか、こういうものをゆっくり楽しもうという精神的余裕がない。近所に住んでいて何回も来れるならいいのかもしれない。そう考えると一日過ごして850円って破格やな。。。

ようやっと、メシ。けいちゃん定食、ご飯大盛りをガッツリと。肉と炭水化物が身体に染みわたった。

けいちゃん定食。もっと汁っ気が欲しかった

でも味が単調だったから、けいちゃんカレー(大盛り)にすれば良かったと後悔。

 

19:00
21号をさらに西へ。岐阜市にin。岐阜市はでかいなあ。
岐阜駅の南のあたりを散策。ハッスル、ハッスル。

 

22:00
さて、今夜の宿をどうしようか。まあ車中泊なんですけど。
岐阜で攻めたいと思っていた岐阜市最高峰・百々が峰は岐阜市の北、三田洞のほう。
辺り一帯が公園になっているらしいから、駐車場も充実しているだろう。ええい、行っちゃえ!

大通りを北上する中で、ラーメンでも食いたかったけど、ちょうど店が閉まる頃合い。
ほどんど目的地に近づいてきて、辺りは真っ暗。
最後だと思われるコンビニにin。そうしたら、イートインスペースがあるじゃあないか。今夜の晩餐はここや!

僕みたいなもんに、お似合いのメシ

菓子とかドリンクとか買い込んで、目的地となる「ながら川ふれあいの森 四季の森センター」へ。
その手前、三田洞神仏温泉の駐車場に公衆トイレも設置してあって良い感じ。

潜伏。

 

(次回に続きます)

名古屋で名城線ウオークとSAKURA GRADUATION

図書館で登山、トレッキング、街歩き系のコーナーを物色しているときに見つけたのが「名古屋地下鉄環状線一周ウオーク」という本でした。
これは見た瞬間に「画期的だ!」と思いました。
岐阜から身近な都会、名古屋。ぼくたちの街、名古屋。名古屋はええよ、やっとかめ。
その地下鉄が環状線になっていること(15年くらい前にはなっていなかったはず)を思い出す。
そして東京であれば山手線、大阪であれば大阪環状線一周ウオークなるものがあり、けっこう親しまれているようですが(そういえば聞いたことがあるなあ程度)、名古屋環状線名城線のこと)の一周ウオークというものは聞いたことがない。これこそ街歩きそのものですやん。
んでこの本の冒頭にもそのようにあり、「だからやってみようと思った」ということが書いてあって、その姿勢が良いなって思った。
(ちなみにこの本自体はあんまりよく分からなくて面白くなかった)
それで、名城線一周ウオークのために名古屋に行くのも面白いなア、とぼんやり考えていた。

 

そして2月12日(日)。3連休の中日。といっても塾の仕事があるから中1日だけなんだけど。天気も良さそうだったんで、これは良いなと。名古屋に行きたくなった。
そして、せっかく出かけるのなら何かのイベントが重なればいいな~とTwitterを眺めていたら、去年の8月くらいにテレビでオーディションやっているのを見た、SAKURA GRADUATIONというユニット(名古屋発・ボイメンの妹分ユニット。公式サイト)が、CD発売イベントをやるという情報を得た。これまたずっと狙っていた案件。

場所は栄(オアシス21)で、時間は17時から。
あらっ、イイですね~。
朝に名古屋に降り立つ→名城線を一周ウオーク→夕方に栄でイベント鑑賞→夜にバスで帰ってくる。
完璧なスケジュール。これは確定。と、いうわけで

 

2024年2月12日(日)
前日:
思い立ったのが前日なので、名古屋行きのバスが取れるのかな~思って濃飛バスのサイトにアクセスしてみると、朝の便は満席。なんと!
名古屋行きのくせに、なまいきだ。

 

鈍行列車ならばむしろバスより安い値段で行けるが、乗り換えが面倒なのと時間が4時間弱かかる(高速バスは2時間半)。18きっぷがないのが悔やまれる。
しかし僕には伝家の宝刀「キャン待ち」がある(といってもキャン待ちシステムがあるわけじゃなくて、こまめに空席を確認するだけ)。これで東京行きも大阪行きも取れなかったことはない。
んで案の定、前日の夜12時に見たら、6:30発の一番良いヤツで1つの空席を発見。予約ポチッ。就寝。
(とはいえ帰りの20:45発が満席で往復予約が出来ず。くやしい。)

 

6:30
高山駅BCでバスに乗り込む。満席。

9:00
JR名古屋駅に到着。
駅に降り立った頃合いにまたバスをチェックして、帰りのバスを確保(ラスト1席)。俺に死角はない。
すぐに地下鉄東山線に移動。栄へ。

 

【栄】
さてと。いまいち土地勘はないが、ここをスタート地点とする。

栄を発着点とする。いい天気

今週の久屋大通公園では名古屋ラーメンまつりかあ。

名古屋ラーメンまつり

駒沢公園のラーメンショーを思い出すぜ。

まずは南下して熱田神宮を目指す。
矢場町
すぐに矢場町。そうしたら大通りの向かいに「やば珈琲」なる店を見つけてしまう。
矢場とんならぬ、やば珈琲。おにぎりとナポリタン、おいしいコーヒーが自慢の喫茶店「やば珈琲店」、とのこと。これは!

別にメシを食うつもりはなかったけど、ついつい名古屋のモーニング文化を堪能してしまう。
320円のコーヒーに230円のスタンダードセット(税込み605円)

やば珈琲でモーニング

さすがにコーヒーとおにぎりを合わせる勇気はなかった。トーストをチョイス。
ふむ。ゆったりとした時間を過ごすことができた。

【金山】JRの乗換駅としても有名。
熱田神宮西】
熱田神宮に向かう前に、大通りの西側に大きな古墳が2つあるようなので寄り道。
●断夫山(だんぷさん)古墳
愛知県で一番大きい古墳。熱田神宮公園の中にある。
古来より、日本武尊ヤマトタケル)の妻であった宮簀媛命(ミヤズヒメノミコト)の墓として伝えられている。
立ち入りは禁止されていたので、横から眺めるだけだったが、たしかに大きかった。

熱田神宮公園の看板

●白鳥古墳
日本武尊(やまとたけるのみこと)の墓とされているこの地には、日本武尊が白鳥に姿を変えてこの地に舞い降り、天高く飛び去った様子が「羽を曳くが如く」だと伝わる白鳥伝説が残っている。

断夫山古墳に比べるとやや小ぶり。こちらも柵から眺めるだけ。

古の古墳時代を感じる

そしていよいよ・・熱田神宮へ!

名古屋でわりとアクセスもいいので、近くに来るたびに何回も寄っているとは思うが、改めて。
こちらも人が多い!

熱田神宮で謎の弓矢イベント

「神話と歴史でたどる、熱田神宮千九百年の歴史」でお勉強。
熱田神宮三種の神器であるところの「草薙の剣」を奉祀する社ということで、古くから貴重な刀剣が奉納されていたのですね。
草薙剣熱田神宮八咫鏡伊勢神宮皇大神宮八尺瓊勾玉吹上御所(皇居)の「剣璽の間」に安置されている。面白い。

近年「草薙館」という博物館が開館して人気を博しているようです。刀剣女子??入場するにも待ちが発生する模様。近くには宮きしめんが食えるフードコート的なものがあったが、こちらも信じられんくらいの行列。そこまでしてきしめん食いたい? 僕なら近所のスーパーで生めん買ってきてゆでちゃうね。冷凍食品も良い。
草薙館の近くには宝物館という建物もある。
「えっ、草薙の剣見れんの!?」と一瞬思ったが、さすがに実物は見れないよな。
ということで回避。
名城線ウオークを続けることにする。

 

名城線の南東の端が熱田神宮。進路を東に取ると、その道すがらに「三洋堂」という書店を発見する。

俺たちの三洋堂書店

これは僕の地元・高山でもお世話になっている、中古本も扱うお気に入りの書店だ。
「三洋堂やん」と嬉しくなって、ついつい物色。1時間くらいぶらぶらしてしまう。中古本を購入。本社は名古屋市瑞穂区とのこと。

 

13:00
【堀田】【妙音通を経由して、
次のコーナーで新瑞穂】。瑞穂運動場に行くならここから。

新瑞穂駅

大学時代に部活の大会で何度か来ている場所。懐かしい。Jリーグ名古屋グランパスの試合も見に来たかもしれない。懐かしいので、瑞穂陸上競技場の方まで行ってみる。
そうしたらメインの競技場は工事中で固く閉ざされていた・・昔の思い出に浸らせてくれって。

固く閉ざされた瑞穂運動競技場

14:00
そのまま北東方向に抜けて瑞穂運動場東
この通り沿いにあるファミマで、試合前にビーフンとウイダーinゼリーを買ったのを覚えている。炭水化物、ゼリー飲料、栄養ドリンク辺りが定番だったなあと思い出す。大学4年、春。

北上すると【八事】(やごと)。ここから大学群が姿を現す。中京大学南山大学、そして名古屋大学へ。
今回は中京大学を回避して、八事の丘を登っていく。目的地は、そう喫茶マウンテンだ。

 

15:00

このデカい看板が目印

甘口スパ(量が大盛り)でおなじみの喫茶マウンテン
僕はここに3回か4回来たことがある。
名古屋大学に通っていた兄ちゃんに連れられてとか、大学時代に岐阜から「おもしろ喫茶店行こうず~」というノリで車でやってきたりとか。いずれもいちごスパだかバナナスパだか抹茶スパだかの甘口ばかり食ってきて、まともなメニューを食ったことがない。今回ばかりはノーマルメニューを味わいたいと思っていたら。。。

待ち時間にネット記事を検索していろいろ読んでいたら、「しるこスパ」なるものを発見する。甘いしるこスープに、スパゲティ、あんこの玉、そして小さいモチが4コ。こ、これは! 
ほら、僕ってモチとかおしることか好きじゃないですか。食わざるを得ないじゃないですか。
そうしたら、こうなりました・・・

しるこスパ(1100円)

20年ぶりにきても、結局こうなってしまうのか。
最初の一口目はまあまあ美味かったけど、しることパスタが合わないということに序盤で気が付く。
アカン・・・食いきれない。そして量が多い。。

 

メニュー表を見ていて、「ドリンクセット」なるものがあるが、分からない。
値段は1000円で、「ドリンクを1つ選んで、メニューは700円~950円のものから選べます」とか書いてある。ドリンク名も「ピーニャ」「庭」「ひめちゃん」とか書いてあって謎。
まさかこの豊富にあるチャーハンでもパスタでもなんでもいいの? ドリンク付きで1000円って価格崩壊してない?
とか思ったら、そのまさかだった。
ちな「しるこスパ」は1100円だからドリンクセットにできない(泣)

 

というのも隣の席に座った大学院生風の2人組がモッツァレラトマトスパ(950円)とドリンクのセットを注文していて、それがとんでもない量で、「あれで1000円ならいいなあ」とか思いながら眺めていたんだけど、食い始めて10分くらいで「ふぅ・・キツイ」という声が聞こえてきて、見たら半分しか食ってなくて、さらにその相方が無言ですでにフォークを置いていて、4分の3くらいを残したままだった・・・この店の経済、どうなってんの?
たぶん普通に美味いんだと思う。ただし量が尋常じゃない。

 

というわけで、「次こそはまともなメニューは食いたい」という気持ちと共に、店を後にする。
丘をくだると八事日赤
南山大学を眺めながら~、名古屋大学へ。

大通りを歩いているだけで、勝手に名古屋大学の敷地に入ってしまう。それくらい広大。
とはいえキャンパスを覗いたりはせずに、講堂に至る芝生でパチリ。

最終学歴を名古屋大学にしたかった

浪人覚悟で名古屋大学を受験するという人生もあったのだろうか、ということをたまに考える。パラレルワールド
いいや、人にはそれぞれの身の丈にあった場所というものがあるのだ。Let it be...

 

16:00
そんなわけで名古屋大学を通過すると【本山】(もとやま)。時間的に今回はここで打ち止めにする。
東山線に乗り込んで栄に帰還。名城線の6割くらいになってしまったけど、まあ良いだろう。ちなみにこのまま第3・第4コーナーを進むとナゴヤドーム名古屋城を経由することになる。改めて行きたい!

名古屋地下鉄の路線図

16:30
栄のオアシス21という施設の吹き抜けの1階で、豊田合成リンクというスケート場(not氷)が期間限定で設置されている。このなかに特設ステージがあって、17時からSAKURA GRADUATIONというユニットがライブをする。

会場はこんなところ

イス席に座るなら、このスケートフロアに入場する必要があるが・・どうする。ちなみにスケートは全くやりたくない・・(スケート靴を履くのすらイヤだ)
無銭で外から眺めるか、1400円払って砂被りか。

結論から言うと、1400円をお支払い。

 

モーニング娘。「抱いてHOLD ON ME」、倖田來未キューティーハニー」、呪術廻戦「廻廻奇譚」などを披露。
MCがあって、最後に新曲の「シゲキテキVIVID!!」は撮影可能!

たっぷり30分、ライブを堪能しました。


ライブ後には特典会。女オタが10人くらい、男オタが僕含めて3人しかいなかった・・・
「円陣(撮影可)」という特典は内容がつかめなさすぎてチョイスできず、初回限定版(2200円)1枚を購入し、無難に集合撮影。

SAKURA GRADUATIONの皆と集合写真

推しはフラダンスと食べることが得意なHitomiちゃん。
名古屋を去年に活動していくようだから、また機会があれば見に行きたいなア。
デビューイベントと、その後の活動に期待!

 

せっかくスケート場の入場料を払ったので、スケート靴&スケートを初体験することにする。
ゴツイ靴の紐を結んでいる時点でイヤーな予感・・・
いざ立ってみると、バランスがとれない!
靴底がほそーい刃になっているのだから当然だよね。気を抜くと内側や外側に足首が持っていかれる。普通に痛い。
これどうゆう仕組み? 分からない・・
立ち方も分からない。進み方も分からない。周りの手すりにつかまりながら、10分くらいかけて一周し、打ち止めにする。
後から考えれば、自転車が止まったまま立っていられないのと同じように、スケート靴も動き続けなければいけないんだろう。しかしその時は分からなかった。ただ、ゆっくり、足首をぐりぐりいわせながら、腕の力だけで前に進んだ。スケートなのに滑っていない。これいかに。
僕は二度とスケートというものをやることはないだろう。

 

18:00
目的を達成したんで、オアシス21をプラつく。
何となくグーグルマップで「ブックオフ」を検索したら、見つけた。しかも同じビル(栄スカイル)にダイソーも発見。あら、良いじゃない。

 

ダイソーは品揃えが多く、高山では売っていないブロックのおもちゃとかアメとかを大量に買ってしまう。
んでブックオフ。こちらも品揃えが多く、空気も秋葉原ほど澱んでいない。
本格的に1時間以上、物色してしまう。通いたい。

19:30
せっかくなんで夜の繁華街を散歩しながら栄から名古屋駅まで歩くことにする。
20:00
駅近くのコンビニでカップラーメンを買って、路上で食う。これが良い。
結局名古屋でのまともなメシは朝のやば珈琲だけだった(しるこスパとカップ麺はまともではないメシ)。
俺に名古屋めしを食わせてくれって。。。

 

20:45
名古屋駅前(新幹線口)でバスにin。

23:30
高山駅BC

 

充実した名古屋旅でした。

やっぱり身近な都会だけあって、(大学時代とかの)思い出補正があって割と楽しめた。今回、名古屋城に行けなかったので、これは次回の課題やな。愛知県は他にも犬山や岡崎など、攻めてみたいところがあります。

乞うご期待。

映画『夢みる校長先生』と柴山翔太先生の講演を聞いてきました

2024年1月28日(日)、高山市民文化会館でドキュメンタリ映画『夢みる校長先生』上映会と、福岡女子商業高校校長の柴山翔太先生の講演会を聞いてきました。


映画はオオタヴィンという監督の作品で、他にも『夢みる学校』といって「きのくに子どもの村学園」にスポットを当てたドキュメンタリ映画。がある。こちらも以前、高山で上映会があった時に視聴済み。
宿題がない、テストがない、「先生」がいない。プロジェクトとよばれる体験学習の授業を通じて、自分たちでプロジェクトを運営し自らの頭で考える。
ヨーロッパとか日本の山奥とかによくあるタイプの自由な学校。あるいは「窓際のトットちゃん」におけるトモエ学園か。

 

本作『夢みる校長先生』はそのスピンオフ作品として位置づけられている。
とくに舞台が公立小学校だということの意味は大きい。
テストをなくす、宿題をなくす、校則をなくす(子供に決めさせる)、というのは工藤勇一先生以降のトレンドだが、通知表をなくす(学校教育法の絶対ルールではない)という先生もいた。
登場する校長先生は6人くらいいたが、その中でも「校長先生は大統領みたいなもの」というセリフが印象的だった。学校の運営を任させる最高責任者は校長。であれば、ほとんどのルール作りは校長先生に一任されているわけだ。前例踏襲主義・事なかれ主義を打ち破る勇気があれば。

 

周りの先生とのネゴシエーション、後任の校長への負担。そういったものが必要だが、現行のガチガチに固められた教育現場に風穴を開けようとする(公立)校長先生たちの取り組みは、純粋に良いものだなと思った。
「校長先生が機嫌が悪いのは犯罪」という先生もいて面白かった。
僕のここ3年の経験でも、小学校の校長先生ってめっちゃおだやかでニコニコしている人が多い。人間的にそういう人でないと校長先生になれないのだろうと思う。

夢みる校長先生

僕も比較にもならんくらい小さい規模だけど、稲垣教育研究所の塾長として考えるものがあった。
厳しく何かを強制しても、気持ちをピリピリさせてもしょうがない。
むしろ「塾なのにこんなことまで許されるんや」と思われることを意識しているつもり。
お菓子あげたりお茶をあげたり。授業中に急に思い立ったらスマホで調べ物とかしているしね。小学生では知育パズルやクロスワードパズル、ナンクロをやったりしてる。

 

宿題についでも近年は不要派の意見も散見され、こんな言われ方をします。
曰く「出来る子にとっては出来る内容を繰り返しているだけ。出来ない子にとっては出来ないまま。よって意味がない」
なるほど僕も、学校の授業内できちんと理解してしまえば、家での宿題は不要派。
とはいえ単純な計算練習や漢字を覚える作業は必要かもしれない。だから1日1~2ページの自主勉を課すのはアリなんじゃないかと思う。機械的に計算なり漢字なりやっていれば良いだろ。まあ勉強苦手な層にはそれが難しいんだけどね。


学校で小学生の低学年とかを見ていると「やればいいだろ」で済まされないんだろうなという気持ちがしなくもない。
「左に書いてあることを右に書き写す」「マス目にきちんと収まるちょうどよいサイズの文字を書き続ける」ということが、僕にとっての(たとえば)高校物理とか日本史の内容を覚えて再現しろと言っているような難易度なのかもしれない。だとするならば「簡単なことだからやれ」とは言えない。無理なもんは無理なのだから。

 

僕の場合、筆算の計算がゲームみたいに面白くて、親父のパソコンをつかって筆算をやっていた記憶があるけどね。作業になってしまったら意味がない。クロスワードパズルやナンクロでも遊びながら言葉を覚えた。だから塾でもたまにパズルをやっている。

 

この映画の上映が15:30~17:00
間の1時間に近くのマックに駆けこんで精神統一してから・・柴山翔太先生のお話!


18:00~
福岡県の那珂川市というとことにある、市の唯一の高校「福岡女子商業高校」の校長、柴山翔太先生の講演会がありました。
惹句は「史上最年少の校長先生」。30歳で校長に就任したというから驚きだ。
国公立大学進学0人から初年度で20人、次々と改革。それで本を出したりこうして講演会に出向いたりしている。


んで現在何歳かと思ったら33歳・・まだ校長になって3年目やないか・・・自分との年齢差に愕然とした。
話を聞けば聞くほどに、この初めて校長就任した高校の改革中で、本人もこのあとどうなるかが見えないというリアルタイム性が伺えた。

 

30歳で校長就任。これって公立高校だったらあり得ないことです。
それもそのはず、そうなったいきさつも納得することばかり。

大学卒業後、北海道の私立高校で教員になる。
そこで民間出身の荒井優校長から挑戦することの大切さを説かれる。
今度は兵庫県の小論文指導で有名な学校に飛び込み、国公立大学に送り込む手法を確立する。

これを実践する新たな環境を探す中で見つけたのが、店員割れが続き、経営的に苦しんでいる那珂川市唯一の高校である福岡女子商業高校。いつ廃校になってもおかしくない状況だからこそ、「1年目から好きなようにやっていい」と言われたのも決め手だったとか。
それでここに赴任したのが2020年の春ということだから、コロナ禍真っ盛りじゃないですか。

講師として赴任した1年目に小論文の課外授業に取り組み、20人が国公立大に合格。「創立以来の快挙」と周囲を驚かせたそう。


tiktocで高校をアピールしたり、生徒会主導で制服を刷新したり、ミュージシャンを呼んで音楽フェスを開催したり、全く新しい取り組みをドンドン進めている。そしてなぜそんなことをやるのかと問われれば「商業高校だから」で説明が済むのらしい。むしろ商業って、実生活に即していて、社会に出ることそのものですからね。うまく利用しているなアと思った。
聞けば聞くほど商業高校っていいな、女子高って良いな(男子校でもいい)と思えてくる。
むしろ良く言われることだが、とりあえず大学に行くことや、普通科高校って明確な進路が持てていない人が選ぶ選択肢だからね。

柴山翔太先生の講演会

というわけで、小論文指導に特化して国公立高校を狙うっていう方法にいたく感銘を受けてしまった。
僕も自分でできる範囲でやってみたい気持ちが出てきた。

 

稲垣教育研究所、動きます。