ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

【岐阜周遊2】岐阜市最高峰・百々ヶ峰と美濃市と郡上八幡城を満喫した話【ちろう登山】

岐阜市と言えば金華山岐阜城岐阜公園しか認識がなかったのだが、いろいろと調べているうちに岐阜市最高峰となる山があることを知る。それが百々ヶ峰(どどがみね・417m)だ。
一帯が「ながら川ふれあいの森」という公園になっている。
岐阜に4年ほど住んでいたけど、全く知らなかった。最高峰と聞けば、行くしかないでしょう。ということで、前エントリの続き。


7:00
起床。ゴロゴロして、パン食って、7:30始動!

絶対前乗りしてただろ

広い駐車スペースにはすでに多くの車が!
前乗りした人もいるのでは?

 

広大な敷地に豊富な散策ルートがある模様。とりあえず権現山、百々ヶ峰、百々ヶ峰西峰をチェックポイントとしたい。当日朝にYAMAPで地図をダウンロードしたが、これまた楽天電波が弱くギリギリだった・・
山での楽天電波はシティボーイ派の僕にとってはキツイ。事前に準備しておけって話なんだけど。

 

山道に出るまでのハイキングコースがあちらこちらに伸びていて、迷う。基本はつづら折りなんだけど。
前日のトレイルランの疲労が少し溜まっている。ヒザ(腸脛靭帯)に小さく違和感が。しかし、やるしかないんや。
ひたすらまっすぐの階段に出る。これをずんずん登っていくと・・

権現山(375m)山頂

権現山(375m)に到着。山頂を示す看板を見つけると、たとえそれが手作りのショボいものでも嬉しくなる。

 

ちょっとした林道に出て、トイレを発見。すぐに百々ヶ峰を目指す。
平行する分岐が多く、どちらを行くか迷う。
終わってみればいずれ合流することが多かったが、油断はできない。YAMAPの地図を見ればどこに向かっているかが分かるので安心だ。

 

8:15
そして、百々ヶ峰の頂上に到着!

展望台はこんな感じ

百々ヶ峰山頂からの展望。看板とともに

金華山岐阜城をこんな風に眺めるのは初めてかもしれない。
長良川木曽川。岐阜を象徴する川も。

 

ずんずん歩いて西峰を目指す。そしてここが山頂

西峰頂上。何もねえ場所。

何にもねえ場所。それでいい。それがいい。しょうがないから自撮り写真。

 

西峰を起点に分岐するのかと思ったら、道がない。下山を開始したいのだが、地図に示される点線の道が見当たらない。
んでYAMAPの書き込みをいくつか見てみると、「分かりにくい分岐」という書き込みが!
それがコチラ。

分かりにくい分岐

少しわかりにくいが、つづら折りで左に登って行く道が西峰まで20mの道。右前方にちっちゃーい看板が立っていて、下りに至る道。いや分かんねえよ! ただの藪への入り口だと思うダロウ!?
そんな感じで、YAMAPを使い始めて、地図がめちゃめちゃ役に立つということを知る。しかも行程時間、高低差も記録できて、最高過ぎるアプリ。これは課金待ったなしか!?

 

キャンプ場に下山。駐車場へ。往復2時間くらいのミニ登山が、僕にとってはキモチが良い。
お疲れ山でした~

山の記録
タイム:1時間54分
距離:5.0km
のぼり:496m
くだり:505m

 

10:00
これで今日一日のメインが終わってしまった。朝十時。さて、どうするか。
岐阜を開拓? 岐阜公園金華山じゃ芸がない(何回も登っているので)。あるいは41号を北上し、別口で狙っている七宗町あたりの山(岐阜のグランドキャニオン、日本最古の石とかがある)を開拓するか!?

そうではない。156号線を高山に向かって北上し、その道中の美濃市で「うだつの上がる街並み」、郡上市郡上八幡城を攻略するというルートを思いつく。行くしかねえ。と、いうことで・・

 

10:30
あっという間に美濃市に到着!

うがつの上がる町並み、美濃市

美濃市も何回も車で通ったことがあるけど、立ち寄ったことがない場所だ。
ちょうどうだつの上がる町並みの一帯(四角く区切られている)に、観光用の駐車場があり、ありがたい。

地図によると、すぐ近くに小倉公園と小倉山という場所があるらしい。これは行くしかない。
公園にはちょっとした遊具と、動物の檻が。アイガモ、クジャク、猿とか。ちょっとした動物園になっている。これは良いぞ。
動物と少し戯れたあと、山に登る。そこに山があると登らずにはいられないビョーキ。


山の中腹に営業をしていない廃墟のような場所が・・(桜のシーズンには営業しているらしい!)。

かつてはここに小倉山城という城が建っていました。小倉山城は1600年関ケ原の戦いの際に徳川家康率いる東軍として参戦した戦国武将金森長近が隠居のために築いた城です。隠居を目的とした城であったため、頂上ではなく山麓に城館が作られました。現在は石垣や竪堀が残っています。 また、春(3月下旬?4月上旬)には多数の桜が開花し、その下では季節茶屋が店を開きます。 桜の時期は夜にライトアップも行いますので、是非足をお運びください。

飛騨高山を治めた金森長近が、大野城(越前)、高山城(飛騨)についでここにも城を作っていたとは。親近感。

小倉山城跡に建つ展望台

山頂に城の形を模した展望台。面白い。
展望台から見える、「誕生山」という山が気になる。名前が良いじゃないか。
調べたら「大矢田神社から天王山~誕生山の縦走」というコースがあるらしい。ちなみに秋はマツタケシーズンのため入山禁止。おもしろい。
これはいずれ攻略しなければいけない山なのかもしれない。こうやってまた次の目的地が増えていく・・

 

ミサイル型の忠魂碑

謎の忠魂碑。ミサイルのかたち。こええよ。
忠魂碑:戦争に出兵し戦死した地域出身の兵士の記念のために製作された記念碑のことで、戦死者の天皇への忠義を称えるもの。


旧今井家住宅というのが、美濃史料館になっている。その資料館と、美濃和紙あかりアート館の入場券をセット400円でご購入。
「美濃和紙あかりアート」は、球形のライトに和紙で作ったオブジェをかぶせてあかりアート作品にするというもの。毎年これのコンテストをやっていて、毎年の大賞や入選作が展示してある。
なるほど、こうやって美濃和紙の文化を作っているんやなと感動した。

あかりアート展の再現

基本はライトにかぶせてぼんやり光らせる。あとはいかに独創的な形状に仕上げるか。
こんだけたくさん展示すると電気代高そう・・とか思った。

 

美濃史料館(旧今井家住宅)は、美濃市で最も古いうだつが上がる、庄屋兼和紙問屋であった町家です。江戸時代中期に建てられ、明治初期に増築された。
庭には「水琴窟」といって、水をかけるとその下に設置された甕(かめ)に水が落ちて、琴のような音を鳴らす。環境庁が選んだ「日本の音風景100選」にも選ばれているとのこと。。
また、奥には美濃市の古い歴史、文化、造形物に関する史料を展示した美濃史料館や、うだつのことを説明・展示する「うだつ蔵」、郷土芸能である美濃流し仁輪加を紹介する「にわか蔵」があります。

うだつの町の水琴窟

美濃市の歴史を十分に満喫したので、美濃市離脱。さらに北上して郡上市を目指す。

 

14:00

郡上八幡に降り立つ

とうちゃーく。市営の駐車場(30分50円)に停めて、散策開始。
最終目的地は郡上八幡城。その前に城下町をプラプラ歩くことにする。「醤油フランク(明方ハム)」を買い食い。

 

ちょうどハッピに「郡上八幡」と書いてガイドするオバチャンとそれを聞く老人グループがいたので勝手に合流。説明を聞くなど。
城下町のメインとなる古い町並みは職人町、鍛冶屋。見た目は飛騨高山の古い町並みにも似ていて、石畳と水路が整備されている場所は飛騨古川の風景を思わせる。

水と石畳の風景

2度の大火に見舞われているということで、家の軒先にバケツを吊るしている。職人町は黒バケツ、町人は赤バケツ。
大正8年に大きな火事があって、城下町の大半を焼失した。ところが職人町の外れにある大乗寺というところの山門が焼けずに残って、これが江戸時代(1804年・享保4年)のもので、重要文化財の指定を受けているとのこと。
せっかくなのでパチリ。

大正の大火も免れた、江戸時代の名残

んでいよいよ山の上、郡上八幡城を目指す。
城の標高が353mで、市街地から130mくらい登るとのこと。

いかにも山城、という感じ

大きな広場(山内一豊と妻の像)から、城を望む。


車道があって自家用車でも登れるらしいが、僕は徒歩。徒(かち)。
つづら折りの道だが歩行者用の直登ルートが。これは画期的。登山気分を味わえるぞ。
そんなわけで城のふもとに到着。

いよいよ近づいてきた

入城料は400円。明治以降に再建された城としては最古のもの。なるほど。城からの眺め。

郡上八幡城からの眺め

帰りは来た道と違う、車と同じ下山ルートを選択するが、歩行者用ショートカット(直登)ルートがなく、つまらない。ホテルをぐるっと迂回するルート。周回ルートだということに、意味がある。
下山して、郡上八幡の歴史が勉強できる施設(名前忘れた・わりと新しい)でお勉強。

 

15:30
帰路に就く!
せせらぎ街道を行こうと思ったら、道を間違えて156号線を北上してしまう。ええい、高速に乗っちゃえ、ということで乗るが、荘川辺り(高速道路で標高日本一、1000mくらい)でとんでもない雪が降り始める。除雪車も行ったり来たりしていて、追い抜くか、追走するか、迷う場面も。


あまりの視界の悪さに「立ち往生するのでは・・」という不安がよぎったが、飛騨清見のあたりまで抜けるとゆきは雨に変わって、安堵する。いやはや。普段高速とか乗り慣れていないんだから、辞めてくれって。

 

17:30
あっという間に帰宅。ということで岐阜の魅力を再確認した2日間だった。岐阜もまだまだ捨てたもんじゃないぞ。