ちろうのレイブル日記

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【ちろう旅】秋の大阪・京都遠征に行ってきました【京都編・後編】

10月31日(火)
8:30

宿のチェックアウトが11時だから、しばらく時間がある。
先に東寺観光しちゃえ! となる。
ちょうど特別拝観をやっている。その名も「東寺のすべて」
課金額が2000円になるが、普段は公開されていない灌頂院(かんじょういん)、金堂、講堂、五重塔の内部に入れる。背に腹は代えられねえ。

 

ふうん、五重塔の中ってこうなっているんや。仏像が4人、東西南北を向いてこんにちは。
灌頂院では長野出身の現代アーティストの作品「ネクストマンダラ」が展示していた。
金堂、講堂、とりあえずデカい像が鎮座。

 

10:30
色々見どころがあって、たっぷり2時間弱も堪能してしまう。
そういえば、となりに名門・洛南高校世界遺産の隣にある高校ってどうなのよ。やっぱ文化資本とか違ってくるのかな。四天王寺には天王寺高校東大寺には東大寺高校。勉強もすごい、スポーツも強い。格差とは。
宿に戻ってチェックアウト。荷物をどうするかを迷う。
その1:京都駅まで移動してコインロッカーにデポ。これは400円。帰りは便利。
その2:宿にデポ。無銭。取りに帰る必要あり。
結果、400円をケチって宿にデポ。身軽になる。

 

さて、目指すは伏見稲荷。京都駅までに徒歩15分。近鉄なら1駅。京都駅から奈良線に乗り換えて2駅。そういえば今年のGWに京都・奈良に来た時にも乗って、稲荷駅で降りていく観光客を見送ったなアなどと。

東寺から駅に向かわず、真東に突っ切るとちょうど稲荷駅の一つ手前、東福寺駅あたりにぶつかる。ええ~い、歩いちゃえ!

30分ほど歩く。10月も終わりなのに日差しが暑い。Tシャツ1枚。
東福寺駅前のお店でソフトクリームを買い食い。「Hanaアイス」豆乳白味噌ソフト。味噌の風味で甘さが映える。

 

ついでに東福寺も観光しちゃう。東福寺は通天橋という橋が紅葉の観光スポットになっているとのこと。紅葉には少し早いし、東福寺本坊庭園(方丈)・通天橋・開山堂セットで1000円の課金が必要なので回避。雰囲気だけを楽しむ。
南に向かって歩く途中で光明院というところが拝観料がお気持ちだったから、100円払って入場。
禅の思想が息づく石庭のある、数百年前に建てられた仏教寺院。趣のある庭に癒される。

光明院のお庭。なんか癒されるわあ

んでようやっと目的の場所、伏見稲荷に到着!
今まで一度も来る機会がなかった場所。
表参道から各種出店がひしめく。お祭りやん。

ついに来た!

観光地やん・・・・めちゃめちゃ人多いやん・・・
千本鳥居に突入!
伏見稲荷は稲荷山全体が神域になっているということで、山頂まで登ってやるわいと意気込んでいた。
たしかに迫力がスゴイ。もうおかしいやん。一本一本の鳥居を有難がる場合じゃないやん。完全にアトラクションやん。課金すると鳥居に自分の会社名なり個人名が書いてもらえる、ただの課金アイテムやん・・つまりはこの密度なのだ。異形としか言いようがない。
んで三ツ辻、四つ辻を通過。そしてだいたい稲荷大社の全貌が見えてくる。

四つ辻からの眺望

四つ辻が実は最も眺望のいい場所とされていて、確かに良い感じ。
ここから頂上を目指すと30~40分かかるということで、ここで怖気づくのが分かる。あんまり時間がない人や体力がない人はどこかで折り返すのだろう。
ただし僕の場合は山に登るのが目的なので、むろん山頂まで。

 

結論から言うと「ここが山頂?」って感じで、ただ鳥居と小さい神社がいるだけで代り映えのしない風景。眺望もなし。全然山に登った感じがしない。
帰りのルートでゆで卵とお茶を提供している休み処があったのでゆで卵を購入。普通の味。

そういえばこの日も朝からなにも食ってなくて腹が減る。
千本稲荷の途中で所々に小屋があって売店も豊富。しかし店員のおばあちゃんがツンとした感じ。んで一件の小屋でうどんでも食おうかなと思ったら「予約じゃないとダメ」と言われて、そのハードルの高さにげんなりする。

 

13:30
んで山頂を経由して四つ辻に戻ってきたとき、良い感じの食事処があって、一応聞いてみたら食事ができるという! ということで、京都の山を眺めながらきつねうどんと稲荷ずしのセットを食う。

最高のロケーションで食う、きつねうどんといなりずし

うますぎた。

伏見稲荷を下山。さすがに歩き過ぎで打ち止め。稲荷駅から京都駅→近鉄東寺駅と移動し、宿で荷物をピックアップ。ここから北上。駅も通過して北側へ。

 

15:00
最後の観光は、西本願寺へ。
前回の京都遠征では東本願寺でフィニッシュした。そして今回は西本願寺
こちらもデカい。こんなデカいもんがごく近くに二つ(西本願寺東本願寺)も鎮座しているなんて、京都という町は底が見えねえ。となりに龍谷大学

 

さて、ダブル本願寺はいずれも浄土真宗、それが分派したものらしい(浄土真宗本願寺派真宗大谷派)。
順番としては西本願寺が先。かつて本願寺と言えば西本願寺だった。のちに東本願寺が出来たから、本願寺西本願寺になった。本願寺プライド。

 

15:30
「お西さんを知ろう」という境内ツアーがあって、日替わりで僧侶さんが説明しながら西本願寺を案内してくれるらしい。僕はこのツアーのスタートを逃してしまったんだけど、途中からその集団に合流していろいろ説明を受ける。最後に阿弥陀堂というドでかい空間でフィニッシュ。広大な畳にイスもあって、長旅で歩き疲れた身体が癒される。

西本願寺阿弥陀堂。この迫力!

 

んでこのツアーに参加した人が「024カード」といって西本願寺トレーディングカードをgetできる。ちな「お西さん」は西本願寺のことで、「おにし」にちなんで全24種類ある(笑)。これ全種類コンプリートしたくなる奴やん。

んでカードをもらうと16時になって、お坊さんがお経を唱えるイベントが始まる。実に面白い。厳かな気持ちになる。
そろそろタイムリミット、急いで京都駅へ向かう。


16:45
バスに乗車

21:00
高山駅BCに到着。

今回の遠征も、実に充実した旅だった。

 

 

世界遺産の話

京都の世界遺産と言えば二条城、清水寺金閣・・ほかにもいっぱいあるで~と小中学生に説明しているのですが、それくらいのふわっとした認識しかなかった。
ところで「京都に世界遺産は一つしかない」という言い方もできるらしい。一体どういうことか。

 

京都付近に点在する遺産がひとまとめになって、正式名を古都京都の文化財京都市宇治市大津市)」というんですね。
となれば、オタクとしては「これを全部攻略したい」となるのが必定(そう、田中陽希さんの日本百名山ひと書きのように!)。
2府県3市に跨る下記の17寺社城で構成されていて、1994年に日本で5番目の世界遺産として世界遺産一覧表に記載されました。

以下が一覧。( )は通称。◎は攻略済みの場所。★は今回攻略した場所。

賀茂別雷神社上賀茂神社
賀茂御祖神社下鴨神社
教王護国寺(東寺)
清水寺
延暦寺 広範囲に及ぶ境内地(比叡山)の全てを含む。
 醍醐寺 院家(塔頭)寺院の三宝院を含む。
 仁和寺(別称・御室御所)
 平等院京都府宇治市
 宇治上神社京都府宇治市宇治神社と対をなす
 高山寺(栂尾山、とがのおさん)
 西芳寺(別称・苔寺)(事前予約制、拝観料は通常参拝で4000円以上、折々参拝で8000円以上、写経必須。最もハードルが高い)
 天龍寺
鹿苑寺相国寺塔頭、別称・金閣寺
慈照寺相国寺塔頭、別称・銀閣寺)
 龍安寺妙心寺塔頭、石庭が世界的に有名)
西本願寺本願寺
◎二条城(正式名称:元離宮二条城)

今回の遠征で9か所を制覇したことになる。残りは8か所。折り返し点を超えているではないか! 改めて目標を明確にすると、ゴールが見えてきた。あと2年くらいで達成でいるのではないかと考えています。

まだまだ旅は、終わらない。