ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

【飛騨高山】位山~川上岳を縦走する【日本200名山】

登山にハマってからというもの、「高山 登山」でグーグルをディグって、定番のところをいくつか調査している。
ここで唐突に登山アクティビティまとめ

【高山から気軽にアクセスできる山一覧】

〇城山公園【散歩コース、高山城跡へ。子どものころから済】
国府、洗心の森(国府、安国寺の裏山、1000段の階段)【済】
〇原山~松倉山、縦走【済】
〇位山~川上岳、縦走【今回】
〇福地山【未】
〇乗鞍畳平からの剣が峰【未遂・乗鞍スカイラインが開通してから改めて】
〇焼岳&上高地散策【済】
〇ここから先は一泊が必要・・

何となくレベル順に並んでいて、徐々にクリアしてきています(焼岳は例外的に先にクリア)
ということで今回は、位山(くらいやま)を攻める。

 

位山といえば高山市に総本山を置く崇教真光が聖地としている山でもあり、山の中腹に神殿を作ったりもしています(去年のGWに見に行った)。
まあそれ以前から神が住む山とされているし(それで言うたら日本中に神が住む山はあるわけだが)、UFOが降臨する地としても一部(月刊ムー的な世界)では有名みたいですね。なお、日本200名山にも数えられています。

 

前日の予報では、天気は微妙。曇りか、雨か。
天気が良ければ7時には家を出たいと思っていたが、朝になっても曇り空、雨模様。
布団の中でぐるぐると考えるが、なんか曇りのまま保ちそうだったので、身体を奮い立たせる。

 

8:00
出発!!!


位山のふもとには「モンデウス飛騨位山スノーパーク」というスキー場があって、ここが広大な駐車場になっている。んでここから位山を目指すルートが一般的なのですが、モンデウスからさらに未舗装・砂利道を延々20分ほど上った先に「ダナ平林道登山口(位山登山口駐車場)」という駐車場があって、今回はここを目指すことにする。位山山頂には30分足らずで着いてしまう横着コース。なぜ今回、僕はそんな愚を犯すのか。

 

位山山頂からその先、川上岳(かおれだけ)縦走をしたいからだ。位山~川上岳が約7.4キロあるという。グーグルマップで見ると、ひたすら緑の中。下呂市との境やん。。。これをピストンするとなると15キロにもなる。さすがに一人&初見&半日のお気軽登山にしてはビビる距離。ということで、位山山頂までをショートカットする算段となった。

 

モンデウスに至る道を逸れて山道に入り、未舗装の砂利道をこんなに走ったことないというくらい車を走らせて、やや不安になりつつ、無事に駐車場に到着。
やや広めの開けた場所で、車の置き方次第では20台くらいは止められそう。7台くらい先客がいたかな。

こんなところから登山スタート!

「位山 太陽御神殿」っていう珍妙なオブジェがあって、さすが神の住む山は違うなあと感心していたら、ネットの海に「某宗教団体が建てたもので、歴史はありません」と書いてあった・・・

歴史はありません・・

ということで、ウォームアップもそこそこに登山スタート!
いきなり険しいごつごつ石を登っていく。かなりの傾斜。やっべ、高まってきた。
途中、いくつもの巨石があってそれぞれに名前がついている。なるほど確かに聖性を感じるわ。そしてその中でも一番大規模なものに「天の岩戸」の文字が。

日本全国にある「天の岩戸」

あ~、あの!
日本神話の中でも有名な一節・天照大神(あまてらすおおみかみ)の岩戸隠れの神話に登場する洞窟の!
まあ結論から言うと、天岩戸と名付けられた岩って日本のそこら中に存在するよね。

 

さて、ここに至るまでに2人ほどのトレイルランナーとすれ違う。いや、トレーニングしているというわけじゃなく、ゼッケンをつけたガチ勢。「これもしかして大会やってる?」となる。

 

んでこの先に分かれ道が。ポイントごとに複数人のスタッフが立っていて、そのたびに「何だ、一般客か」という顔をされる。
僕が来た位山登山口への道、位山山頂への道、モンデウス駐車場への道。モンデウス駐車場まではここから5キロくらいらしい。色々と会話を交わしながら、位山山頂へ向かって10分ほどで開けた場所に到着!
ここまでで、まだ30分弱。

ちなみに、これは下山時に撮った写真

横断幕には「位山関門」の文字が。そう、やっぱりトレランの大会をやっていたのだ!その名も「飛騨位山トレイル」
オレンジのブレーカーを着たスタッフが大量に。補給ポイントで水とかお茶とかお菓子と置いてある。食いてえ・・と思いつつ。

 

僕はなんちゅータイミングで登ってしまったんだ・・何か運命を感じてしまう。これ、来年は参加せよってこと?
ここもまだ山頂ではなくて、さらに2分くらい進んだ先が山頂でした。

景観が何もない位山山頂

この先に川上岳への分かれ道がある。標識には7.4キロとある。ここからが本番。
位山~川上岳はひたすら尾根を進む道。しかもトレランコースになっているだけあってしっかり整備もされている。これは良いぞ。んでこんな尾根道が続く。

ひたすら尾根道を進む

天気が微妙なのが玉にキズだけど、尾根道が見渡せるのは気持ちいい。ということでぐんぐん進むが、これが延々終わらない。だいぶ進んだと思ったらまだ2キロ、みたいに距離表示がなかなか進まない。


同じような景観のアップダウンを何回も(7回くらいらしい?)繰り返して、ようやっと川上岳の山頂に到着した時には2時間が経過していた。
コースタイムはたしか2時間半から3時間だったと思う。トレラン気味に登ってこれだからなア。なかなかの距離。

川上岳山頂!! ここまで遠かった・・

しばしの休憩タイム。まわり全体が雲に覆われていて、景色はイマイチ。360度、山が見渡せる。
ロンT1枚で来て結構汗もかいたけど、一気に乾いて冷える。上着を着ればちょうどよい。
今日のゴハンはこれ。

世界でイチバン美味い食べ物

疲れた身体に染みわたる、この世で最もうまい食べ物。
魔法瓶にお湯を持ってくるのが良い。食後にコーヒーも飲めるぞ。ついでに持ってきたようかんで糖分も補給。

 

アジア人と思しき6人ぐらいの家族連れが1組、ドローンを飛ばして遊んでた。あとはトレイル大会のスタッフが4人いて、この人たちもカップラーメンを食っていた。何やら無線で連絡を取り合っている。
「参加者がハチに刺されたとの情報。現状はどうか。ゼッケン番号は。下山している、レースを続行している、救護室で様子見、etc・・」
何やら物々しい雰囲気。
その人たちも撤収準備を始めて、僕に話しかけてきた。「一人ですか?どっちに行きますか?」みたいな。


来た道とは逆方向に何があるのか(多分向こうの登山口だが)気になったので
「自分は位山から来ました。こっちの先には何がありますか?」と聞いたら
「何にもないですけど、ハチがいます」ということだった・・・怖えよ。
お互いに「気を付けてください~」と挨拶してお別れ。急に一人になったのでしばし撮影タイム。

 

30分ほどを山頂で過ごして、下山を開始する。さあ、ここからまた2時間だ。
トレラン選手に何人もすれ違ったり、抜かれたりしたけど、たまに疲労困憊で歩いているトレラン選手を追い抜いたりもした。そし位山関門に帰ってくる。遠かった・・・
ここでも「なんだ、選手じゃねえのかよ」という視線を浴び、先ほどの巨石群の道に戻る。

 

ところでトレランコースはモンデウスに至る道なのだが、往路の時に僕が登ってきた「位山登山口駐車場」のルートですれ違ったガチ勢がいたんだけど、コース間違えていたんじゃねえかなと思う。三叉路のスタッフがサボってた?
しかも一人には「先に誰かいますか?」とか聞かれたんで、本人も不安だった? それがすれ違った2人目だったんで「一人いますよ!Fight」とか教えちゃったし。あの先には無人の駐車場しかない・・・先頭の選手がコース間違えてて失格、とかになっていないことを祈ります・・(笑)

 

位山山頂からはサクッと30分弱で駐車場に到着。帰ってきた~
下界に降りて食べたなか卯のほろチキ親子重が染み渡った。

疲れた身体が、炭水化物・たんぱく質を欲している

コースタイム

9:30
ダナ平林道登山口START
10:00
位山山頂広場
12:00
川上岳山頂
12:30
川上岳出発
14:30
位山山頂広場
15:00
ダナ平林道登山口

片道2時間半、計5時間の行程だったか。

 

さて、たまたま思いついてスケジュールがあって登ったその日に、年に一回のトレラン大会が行われていたということに運命を感じないわけにはいかない。

2023年大会、開催決定! | HIDA-KURAIYAMA TRAILS

後で調べたら
①位山ダウンヒル_6k_↗︎200m_↘︎650m 2,000円
②ショート_12k_↗1,000m 6,000円
③ミドル_32k_↗2,300m 8,000円
④ロング_42k_↗2,300m 10,000円

 

というコースがあることが分かった。モンデウススタートで川上岳まで。さらにその先までいくコースもある。なかなかきちんと整備されていたわけだが、ショートは短いし、ミドルは長えなあ。。。ちょうどいいのはないのかよ!膝の爆弾も心配ではある。
さすがに12キロじゃ散歩なんで、来年はミドル辺りで挑戦したいかもしれない。
2024年、一緒に参加する仲間を求む!!

 

んで参加者がハチに刺された事件ですが、結論から言うと42人も刺されていたらしい。さすがに蜂の巣までは処理しきれないよなアと思うなど。無事を祈ります。参加された皆さん、スタッフ、お疲れさまでした。

 

岐阜県高山市で8日、トレイルランニングの大会中、コースに大量のハチが発生し選手42人が刺されました。
「飛騨位山トレイル」実行委員会によりますと、川上岳の山頂からツメタ谷の補給所の区間で8日正午すぎ、大量のキイロスズメバチが発生し選手42人が刺されました。
このうち複数カ所を刺された3人が救急搬送され、経過観察のため入院するということです。
ハチの発生を受けて実行委員会は後続の選手らを迂回させて対応しました。
大会前のコース確認ではハチは確認されておらず、過去5回の大会でも同様の事故はないということです。