ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

【ちろう登山】焼岳を登る【百名山シリーズ】

先日の「木曽路を歩く」をともにしたサトシが突如、「焼岳登頂しん?」と言ってきた。僕も先月から登山にハマったとはいえ、怒涛の展開すぎない?(笑)
決行日について紆余曲折あったけど、9月17日(日)に決定。
僕が「山頂でカップラーメン食わなくてええの?」と聞いたら、さっそくミニコンロ購入してて吹いた。

 

2023年9月17日(日)

4:00
サトシが家に迎えに来る。夜中やん・・あざす。

 

4:50
平湯温泉のふもと、あかんだな駐車場に着。この時間なのに広大な駐車場が満車なのに戦慄する・・おまいらどんだけ登山が好きなんだよ。
上高地行きバスの始発が4:50で30分おきのスケジュール。乗車場に長蛇の列ができていて、バスに乗れるんかと不安になる。

 

んでようよう聞いたらバスの時刻表とか関係なかった。次から次へとバスがやってきて乗車、満席になり次第出発のピストン輸送だった。そのルール知らんやん。4:45に到着してさっと車止めてサクッと乗車とか、無理やったやん・・・次は5:20かあ、とかそういう話じゃないやん・・上高地往復で2090円

 

6:00
上高地手前、大正池バス停で下車。帝国ホテルを眺めながら、遊歩道から焼岳登山口へ。登山の届け出を書いて、いざ出発!
気持ちのよい朝の空気。心が洗われるとはこのこと。
いや普通にサルおるやん・・

こっち見んな

上高地ルート最難関、脚立3連発!こういうタイプの本格的な登山は初めてかもしれない。しいて言えば10年前くらいの高尾山-陣馬山ルート。いくつか鎖場はあったと思うが。今回も鎖、ロープ、けっこうある。手を離したら真っ逆さま。恐ろしい・・

脚立3連発。こええ

焼岳小屋に到着!これで登頂までの7割くらいは来ていると思う。朝飯を食う時間がなかったのでおにぎり1個を頬張る。ここに泊まることも出来るのな。きちゃない和室が1室って感じ。屋根裏とかもあるのかな? ようわからん。
水やコーラやカップラーメンが500円で売ってた。

焼岳山頂(YAKE PEAK)を目指します!

 

完全に植生が変わってきて、ゴツゴツした岩場が登場!そこらへんからモクモクした煙が噴き出ているし、硫黄のかほりも。岩が黄色くなっている。
岩場に何となく推奨ルートがある(〇印がある)。だけど見失って(ここまま突き進めっ)未開拓ルートを開拓すると、やはり石が細かかったり岩壁だったりして、簡単に足を滑らせかねない。滑落→岩が落下。冗談抜きで危ない。いやはや。ルートを見失わないように気を付ける。


山頂まであと一歩。渋滞してねえ?

渋滞してねえ?

9:00
そして、登頂!2444m。

焼岳登頂! 標高は2444m

まあ標高に関しては。先週にバスで行った乗鞍畳平が2702mですからね。いやこれはこれで。360度、雄大な山を望む。槍ヶ岳とか。
んでベースキャンプを作って(座るだけですが)、サトシが持ってきたガスコンロで湯を沸かす。ガスボンベのほうが大きいくらいのミニコンロ。今どきの道具はすごいなあと感心しつつ。カップラーメンとおにぎり。この世で一番うまい食事かもしれない。

この世で一番うまい食べもの

10:00
最高の景色を堪能して、名残惜しいですが下山。ここでルート選択を迫られる。まずは来た道を帰るルート(上高地ルート)、もう一つが「中の湯」という方向に帰るルート。サトシは上高地のつもりだったらしいが、僕の違う道を歩きたい欲、そっちの方が短いとかいろいろあって「中の湯行かなくてええの?」と煽る。その結果、中の湯ルートへ。これがとんでもない地獄への道だとは、この時知る由もなかったのです。。。

 

上高地ルートの脚立3連発などもなくて、穏やかな道&体感的にも「もう着いたの?」って感じで下界へ。優しい下山道(やはり下りは苦手で脚への負担はあったが)。中の湯の旅館の駐車場に出る。これはまあいい。旅館に泊まりつつ登山を攻める人用だろう。バス停を目指したい。んで峠道(これが安房トンネルの上、安房峠となる)に大量の路上駐車が。なぜこんなにも車が止まっているのだろう。登山以外に考えられない。ではなぜこんなところまで車で来る?

 

結論から言うと、上高地に至るトンネルの手前に「中の湯」というバス停があるが、このバス停までヘアピンカーブ(くねくね道)を8回くらい折り返して下った先がバス停だった。これを歩くのに1時間ほどかかる。一体何なんだこれは・・こんなワナが待ち構えていたとは。つまりこんなところを歩く人はいないのだ(ヒッチハイクしたかったが勇気が無し)(後で調べたら登山口の駐車場までのアクセスが問題、と書いてあった)。


ひーこら言いながらバス停に到着すると災難はまだ続く。上高地発→あかんだな駐車場に向かうバスに乗り込もうと思ったら、一応バス停に止まるが、運転手がバッテンを示す。無慈悲にそのまま出発。
いや、ちゃうやん。バッテンちゃうやん。置き去りやん。放置やん。どゆこと? 
次のバスは、1時間後?

 

これも後で分かるのだが、上高地発のバス(濃飛バス)に満タンに乗車して次から次へと出発するので、途中で乗り込めるわけがないのだ。時刻表通りでもないが、乗れないのであればどうしようもない。ここでいよいよ詰む。歩道も店も何もない自動車道で放置。上高地に戻るという手を考える。どうやって?

 

トンネル入り口で交通整理しているおっさんに聞いたら、バスかタクシーだという(歩けなくもないがそれも地獄)。むろんタクシーを呼んだり拾ったりすればいいのだけど(意外と走っている)、うまく拾えるか。そうこうしているうちに、濃飛バスとは別の会社のバスがどんどん上高地方面に向かっている。


ちょうどそのとき僕とサトシと、もう一人同じルートを進んできて満身創痍の成人男性1人がいた。んでバスが止まってくれた。「3人乗れますか」と聞いたら「1人だけ乗れる」という。「補助席でもなんでもいいから乗せてくれ」と言ったら「補助席があと1席」なんだと。そんなバカなと。アホかと。しょうがないからその成人男性1人を乗せてそこでお別れ。

 

わりとすぐにバスが来る。「2人乗れるか」と聞いたら「1人だけ乗れる」という。アホかと。バカかと。ふざけるなと。「通路でも何でもいいから2人乗せてくれ」と。そうしたら「定員が決まっているのでダメ」という。しょうがないから僕が乗り込む。
上高地まで870円取られる。くそう。トンネルの通行料も入っているのかな。

 

13:30
そうこうしているうちに上高地に到着。サトシが先に着いていた(笑)。ほかに彷徨っていた2人組(アベック)と結託して、タクシーに相乗りしてきたのだという。それやったら僕も一緒に乗ってたら安く済んだなあと思った。

 

んで念願の上高地。とはいえ3連休の中日、快晴、関東・中部からもちょうどよいアクセス。とんでもない人出。河童橋が渋滞している。こんなのは俺たちの上高地じゃない。こちとら高校の遠足で来てるんやぞ(20数年前)。3年前のコロナ禍に両親と来たときは快適だったなあ。

渋滞する河童橋

ソフトクリームすら購入させてもらえない。サトシが「嘉門次小屋でイワナの塩焼きに舌鼓を打ちたい」と言っていたけど、さらに歩いて50分くらいかかるということで回避。次回に持ち越す。スマンネ。体力の限界が近い。すぐにあかんだな駐車場行きバスに乗車。ピストン輸送。今度は確実にバスに乗れる上級国民になる。途中のバス停では、乗車する権利はないのだ。

 

そんなこんなであかんだな駐車場に来たんだな(語呂がいいな)。
そのまま平湯の森(温泉)になだれ込もうと思ったら、こちらも定番コースで駐車場にすら入らせてもらえない。バカかと。アホかと。ふざけるなと。こうなったら下界に降りて温泉や。

 

16:00
国府の宇津江に、知る人ぞ知る民芸品店「やわい屋」というお店があり、店主の朝倉くんが中学の同級生(サトシも)なので会いに行く。暮らしの道具を扱う民芸の店。そうしたら不在で朝倉ヨメ(奥さん)とちょっとしゃべる。相変わらず風貌がオタク的だと言われる。この染みついたオタク臭は、いつになったら取れるのだろうか。

 

宇津江四十八滝温泉しぶきの湯で疲れをいやす。サウナで整う。ラーメンから揚げセットに舌鼓を打つ。ラーメンの塩分が身体に染みわたる。

そんなわけで家まで送ってもらって解散。サトシくん、ありがとうございました。
百名山を一つ制覇。百座目指しちゃおっカナ??