ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

GWに岐阜県内の観光をしてきました~あるいは稲垣教育研究所観光部について~その2

5月4日(水祝)

9:00
41号線を南下し、まずは下呂方面を目指す。旧高山市を出て最初に飛騨一ノ宮という所がある(現高山市内)。今回の旅はそもそも元ジャージャーハウス住人の「島崎藤村の夜明け前を読んだから聖地巡礼する(中津川)」という動機が発端となっている。ここにある水無神社は何の縁か、藤村の親父が宮司をやっていた場所らしい。というわけでお父さんにも挨拶。

 

飛騨一円を巻き込む農民一揆「大原騒動」が決起した場所と言うことで記念碑が建てられていた。これも高山陣屋に展示してあった。知識は繋がっている。

 

10:00
光神殿。こちらも宗教真光の施設で、神殿から山の上(位山)に建てられた二つの記念塔を拝むことができます。
一宮と久々野と三角形を構成するような位置にあります。そのご神体は東の方向を向いていて、地球の反対側の南米のどっかにあるものと向かい合っているそうです。詳細は省いておきますが、とにかくすごいです。こんな体験はなかなかできないですよ(なお、撮影は一切禁止)。

 

11:30
道の駅「飛騨街道なぎさ」でメシ。縄文うどん。ショウガ、にんにく、ごまを丁寧に煉り合せた濃厚なコクうま味噌うどん。

 

13:00
下呂に降り立つ。もともと目的地ではなく、定番な温泉地だから寄っていくか~くらいの軽い気持ちで降り立ったら、ドエライことになった。とにかくホテルなり宿なりに宿泊し、駐車場を確保しなければならない。とんでもない数の観光客。3つくらいしかない市営の駐車場は余裕で満車。ということで降り立てない。「テキトーに公衆浴場(370円)でひとっ風呂浴びていくべ」という軽い気持ちは見事に挫かれた。温泉にすら入らせてもらえずにスルー。また来てやるぜ、下呂


14:00
加子母(かしも)という所にある「かしも明治座」という芝居小屋へ。岐阜県は地域密着の劇場(地歌舞伎とか)がとても多いらしい。その中でも明治27年から運用している木造の芝居小屋。昭和初期までは屋根がなくて青天井だったとのこと。空襲の対策で屋根を付けた(だったっけ?)

 

スタッフの人が劇場内を舞台上とか楽屋とか二階席とか花道の地下(入り口はスッポン)とか舞台の地下とか案内してくれた。舞台下とか土やらボロボロの柱やらむき出し。ところどころ新しい木に補強してある。舞台の幕はボロボロだけど年季を感じる。これが未だに現役で使われているというから恐れ入る。

2階の客席からの眺め

中村勘三郎とか中村七之助とかが定期的に公演を打っていて、いつも満席になるらしい。楽屋には偉人たちのサインが壁に書いてあった。

屋根の板を15年だか20年だかおきに張り替えないといけないとかで、その費用を500円寄付。板に名前を刻んでおきました。近くに住んでたら興行を見に来たいという気持ちになりました。

屋根に使われる木の板に名前を刻んできました



15:00
馬籠宿、島崎藤村記念館、島崎家のお墓参り、五平餅を食う。
中山道の宿場町として栄えた場所。馬籠宿ってところを全く知らなかった。親父がしきりに「最近まで岐阜県じゃなかった」とかいうので調べたら2005年に岐阜県編入、元々は長野県だった。同じ岐阜県に住んでいて何にも知らずに生きていたんだなあと反省。

馬籠宿の風景はこんな感じ

急な坂道がメインの通りで、とても風情のある観光地になっていたその坂の一番上あたりに島崎藤村記念館がある。ゆうて僕とかまんがで読破シリーズの「破戒」くらいしか読んだことないオタですけど、地元の先輩(?)に挨拶できてよかった。

 

17:00
日本最高峰と言われる(岐阜のマチュピチュ?)山城こと苗木城跡へ。木曽川から山頂の天守跡までは、標高差約170メートル。急峻な地形を生かして築かれた山城とのこと。どんなもんかと思って山道に至る道を車で走っていたら、道の脇から登り口があって「四十八曲がり」というトンデモ登山ルートを発見。車を置き去りにしてそこから登ったらドエライことになった・・

「四十八曲がりルート」の入り口

yama-dora.com

登り切ったらとんでもなくデカい石垣のさらに上があってビビった。どんだけ難攻不落だよと・・「城跡ってただの平地でしょ?」と高山市の城山にある高山城跡のことを想像して行ったらとんでもなかった。石垣の上に展望所があって、街を見下ろすことができた。この感じは金華山岐阜城に似ている。

岐阜のマチュピチュこと苗木城跡


18:30
なんやかんやあって、ジャージャーハウス住人たちを中津川駅に置き去りにして解散。ここから名古屋へ移動し、新幹線で帰京するということだった。僕はそのまま車で高山に帰還。

 

21:00

稲垣教育研究所に到着。

 

 

充実した旅だった。こんなキッカケがないといけない場所だったから、ありがたかった。これから稲垣教育研究所は岐阜県内の観光アテンドサービスをやっていきますので、もしご興味がある方はお声掛けください。宿泊場所の提供、車での送迎などいたします(ついでに自分も参加します)。なお東京から、大阪から、ともに4時間~5時間ほどでふらっと来れちゃう場所です。しかも高速バスだと安いですよ。

 

稲垣教育研究所観光部は、世界中の全ての人に開かれています。
よろしくお願いします。