ちろうのレイブル日記

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森下舞桜ちゃんの14歳の生誕祭と、「振り返り」について

2016年11月17日(木)、PARMSにて仮面女子候補生:OZの森下舞桜ちゃんの14歳の生誕祭に行ってきました。

森下舞桜ちゃん現在OZのグリンダ(センター)を担当していて、それを額面通りに受け止めれば今最もスチームガールズへの昇格が近いところにいると言ってもよいでしょう。仮面女子メンバーからも運営スタッフからも熱い期待をかけられているメンバーの一人です。森下舞桜ちゃんは長野出身で今も基本的には長野に住んでいて、週末にバスで東京に出てきて事務所に泊まって活動をしています。

14歳という年齢にして(中学生。つい先日まで13歳!)、このような活動を始める経緯はどのようなものであったのか。それを理解するうえで最も重要なのは、森下舞桜オフィシャルブログ「まおぴの森でリフレッシュ」にて大絶賛好評連載中の「振り返り」物語を参照することでしょう。

振り返り①ポッキーの日バブゥバブゥ
振り返り②勇気を出して٩(ˊᗜˋ*)
振り返り③ついにきた!!��(O∀O )
振り返り④入所。。!
振り返り⑤携帯ゲット!!

このあと16話まで(2016年11月21日現在)あります。記事一覧からチェックしよう!!



すでにお気づきのとおり、僕は森下舞桜ちゃんを推しています。その理由は、仮面女子がこれから進化するにあたって重要な役割を担ってくれるような気がするからです。その最大の魅力は若いところももちろんですが、その年齢に見合わないような堂々とした立ち振る舞いです。これは持って生まれた資質と言えるでしょう。芸能界(地下アイドル)という厳しい世界で戦っていく上で不可欠なものを、まおぴはすでに持っている。そんな気がします。

ビジュアル的には、抜群のスタイル(細い&身長が高い)、丸い顔がとても可愛いです(丸顔が好き☆)。その上で、自分の意志をはっきりと伝えることができる強さがある。それも間違っていない方向で。ハタチを超えてもこれができなくてフニャフニャしている人も世の中にはたくさんいるというのに、これはなんということだろう。振り返り物語を読むと、ものすごいプレッシャーを感じる場面でも、良い意味で吹っ切れて本番で実力を出す力、そのための度胸があるように思います。全くの未経験で、(マミーと一緒ながら)東京の芸能事務所に乗り込むこと、初めてのスラガオーディションなど、心臓が飛び出て逃げ出してもおかしくないような状況だと思います(僕だったら逃げ出しているでしょう)。しかしまおぴは、中学生にしてそれをすでに乗り越えている。このアドバンテージは、大きいと思います。

そして長野出身というのもポイントです。これが大都市圏だとまあ情報も溢れていますし、妙にスレて変な感じになることも、ありがちな話です。悪い大人も周りにたくさんいますからね。長野という大自然あふれる場所(←勝手なイメージ)で育ったからこそ、東京では経験できないものもきっといろいろ目にしていると思う。それはこれから芸能の世界で戦っていく上で、大きな武器になると思います。これほど将来が有望な逸材は珍しいでしょう。


前置きがずいぶん長くなってしまいました。そういうわけで、仕事をわざわざ休みにして(笑)、生誕公演に行ってきました。ライブ自体は、まあいつも見ている通りによいものでした。そういえば「私にチャイム」を初めて見たのですが、振り付けがとても可愛くて印象的な曲ですね。振りコピが楽しい感じです。すごく好きです。また見たいなあ〜。あと、候補生でOZの曲をやったということで、ぱー研!メンバーもOZの楽曲を振り入れしたのですね。「アドベンチャー」ではまおぴが客席フロアに降りてきて、ヲタクとしてコールしていました。

生誕セレモニーでは、しほ姉こと雪乃しほりさんからの手紙が読まれました。しほ姉さんは年齢が示す通り様々な経験を積んでいるためか、あるいは前職が何か関係しているのかわかりませんが、やたらと芸達者なので手紙を朗読しているという感じがしない(笑)。何かのナレーションなのか声優が台本を読んでいるかのような演技力で不思議な感じがしました。

そしてまおぴも最後の挨拶では手紙を読むようなかたちでしたが、これがしほ姉と全く対照的で、手紙を読んでいるのか挨拶しているのか行ったり来たりで、それがすごく「やっぱり14歳なのだなあ」と感じさせて微笑ましいものでした。これこそがまおぴの魅力です。とても立派な内容でしたよ。過去に川村虹花ちゃんに手紙を書いていた、ということをあのタイミングで発表するというのも、イイですよね。かつてアイドルとして好きだったのかもしれないけど、憧れるだけじゃなくて、いずれ同じ舞台に立つ仲間になることを意識していたのでしょうね。そういう意識や、先輩との関係性を、これからも維持していってほしいです。そして家族のためにも、今はアイドルとしての活動を頑張りたいという決意には、目頭が熱くなりました。まおぴ、これからもがんばってね。

生誕祭のときに撮ったチェキ



■まおぴの「振り返り」の文学的意味について

14歳で、まだ候補生なのに「振り返り」なのかよ!と思われるかもしれませんが、これが驚くべきことにものすごい文学的価値を持っています。まあ推しだからそう感じるだけかもしれませんが(笑)

ファンとしてこれまでの軌跡が知れるということで嬉しいのはもちろんですが、これが斬新なのは何といってもその文体でしょう。「!」が多用されていることも特徴的なのですが、特に僕が好きなのは
「〜と思ったよ!」
という言い回しです。だいたい小中学生において作文はもっとも嫌われるものの一つで(読書感想文とかね)、その理由はありきたりな、通り一遍の作文指導にあると言われています。テクニカルに「言い回しの繰り返しは避けましょう」「しゃべり言葉は避けましょう」とかね。それでいて「思ったことを自由に書きましょう」などと言われる。

しかしこのまおぴの「振り返り」はどうでしょう。これでもかというくらいに「!」が多用され、各種顔文字に加えて、「〜なりました!」「気がする!」「頑張ったよ!」「思ったよ!」が続いている。これほどストレートに思いを伝え、かつ可愛い文章が他にあるでしょうか。意識的になのか無意識的になのかはわかりませんが、そういう文体を確立してしまっている。舞台上での立ち振る舞いと対照的に、このあどけなさ。この振れ幅こそが、森下舞桜ちゃんの最大の魅力であると、僕は考えています。そしてブログの最後は必ず、こう締められています。

ありがとう!
まおぴより!

読んでくれたことに対する感謝も忘れない!そして最後の名前にも「!」。この発想はなかったです。たった一文字で、明るさと元気が表現されている。これは発明といってもよいでしょう。僕もアイドルへのメッセージカードを書くときには「ちろうより」と書くようにしているのですが、「ちろうより!」と書いたことは未だかつてありませんでした。今度書いてみようと思います。

また、アイドルを志して、実際に活動を始めて行くという体験記としても、価値があります。これがいずれ完結したら、ひとまとまりの物語として書籍化を検討するべきでしょう。そう、かつて指原莉乃ちゃんがフォトブック「さしこ」の中に、評判の高かった初期のブログの文面が収録されたように。