ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

2019年GWの振り返り

皆さんこんばんは、ちろうです。平成から令和への歴史的な改元、いかがお過ごしでしょうか。今年は4月27日~5月6日の10連休ということが話題になっていました。生まれてこの方、まともな(一般的な)生活を送っていないので、10連休という数字にはなんの感慨もありませんでしたが、せっかくなので今年のGWの活動記録を記しておこうと思います。

 

■4月27日

・朝からハッスル(内緒)

15:00~
・パム無銭の部
仮面女子WESTが上京していて共演。美音咲月ちゃんと黒瀬サラちゃんとのツーショットが撮れて最高すぎた。

 

・田中そばでラーメン

初めて食ったけどめっちゃうまかった。こってり(背油ガッツリ)にしたらやや重かった。次は背油半量にしよう。

 

■4月28日

10:30~
河合塾西池袋校に潜入、現代文講師の小池氏の講義を聞く。新大学入試の傾向について。具体的な過去問も紹介してもらって、非常に参考になりました。いわゆる実用文と言われるようなものが出題されたり、記述問題が出るなどいろいろ変わることはあるけど、瞬時に必要な情報を拾い上げ、その範囲からじっくり文章を読んで自分なりにまとめるという力が求められるという点では何も変わらない。僕はそう思います。受験が変わるとか対策がどうとか、知ったこっちゃねえ、良いからやれよってことです。やれ。今すぐやれ。

 

17:00~
横浜スタジアム指原莉乃卒業コンサート withアンチッチ、アキヤマ、じゃじゃ
奇しくもAKB現場10年選手と連番することになった。こんなメンバーが集まることはもうないのだろう。
レポはブログに書いた通り。歴史的な区切りのコンサートを目撃することができて良かった。
終わった後は関内駅近くの「ゆで太郎」で感想戦。こうゆうのでいいんだよ、こうゆうので。


■4月29日

一日引きこもり。読書、録画テレビ消化。ブログ書いて過ごした。

■4月30日

・夕方から仕事。

23:30~
milcoと平成墓嵐のトークイベント at ネイキッドロフト
令和のカウントダウンからのカオスすぎるライブ。


■5月1日

始発で帰宅→就寝。からの~

17:00
・仮面女子ワンマンライブ~仮面女子の世界~ at 舞浜アンフィシアター
レポはブログに書いた通り。圧倒的満足度。素晴らしすぎるライブだった。新生仮面女子の歴史は間違いなくここから始まる。そう確信しました。


■5月2日

8:30~
東武鉄道で館林・足利観光 with ジャジャハ界隈
定期的に開催されるアクティビティ。今回のメインの目的地は「あしかがフラワーパーク

・館林で「日清製粉ミュージアム
日清製粉の本社とミュージアムがあるとのこと。日清と聞いたらてっきりカップラーメンの日清食品だと思いますよね。全然別の会社です。ワナです。というか日本の小麦粉産業の大元なので、日清食品にすら小麦粉をおろしているはずです。紛うことなき戦後日本の胃袋を支えてきた大功労者ですよ。小麦の輸入ルートの開発と、製粉技術の開発と、特に戦争を挟んでいかに苦労してきて、どのようにして今の日本の食文化を支えてきたかという歴史を見て、震えました。日清製粉さん、本当にありがとう。


・足利で「あしかがフラワーパーク
あしかがフラワーパークって、今世界中の人がこぞって押し寄せている観光スポットで、特に藤が目玉。そして今は一番いい時期。世界の訪れてみたい観光スポットランキングで9位(日本から唯一)にランクインしたとかいうランキングがあるらしいですね。またライトアップも各種ランキングに入っているとか。今回は昼間だったんでライトアップは見れなかったですけど・・ゆうて良い天気だったんでとんでもない人出でした。主に老人と外国人・・

本当に心が洗われました。


足利学校
日本最古の教育機関こと足利学校跡地に潜入。その起源はよく分かっていないそうですが、室町時代から戦国時代にかけて、関東における事実上の最高学府だった(Wikipediaより)とのこと。地元では「学校さま」と呼んで親しまれている。江戸時代には、学ぶべき学問が変わって衰退し、古書を貯蔵する図書館のような施設に変わった、とのこと。明治5年に廃校。


キリスト教の宣教師フランシスコ・ザビエル「日本国中最も大にしてもっとも有名な坂東(関東)のアカデミー(大学)」
ルイス・フロイス「日本全国にたった一つの大学であり、公開の学校がある。それは関東地方の足利というところにある」

1570年に出版されたヨーロッパの地図にも「bandu」「Academia」と書いてあった。しかしやや離れていて、これを「坂東のアカデミア」と読むのは無理があるんじゃないかという感じはした。まあ歴史とはそういうものだ。古い資料とか、孔子先生の存在を(主にキャラ化されたパネルなどによって)感じることができた。


足利織姫神社
縁結びの神様!階段を300段くらい上った先にあって、街が見渡せる。


・足利名物(ソースカツ丼、からりこシューマイ)を食す。
からりこシューマイは肉が入っていなくて、片栗粉と玉ねぎだけでつくったシューマイ。
肉を入れろし!と思った。一日歩きすぎて疲れた。

 

■5月3日

夜まで引きこもり。映画見たりテレビ見たり寝たり。
夜に石丸さんとお茶。石丸さんが上京するたびに、主に池袋・大塚界隈で行われるお茶会。作戦会議。

 

■5月4日

7:00~
地元高山にバスで帰る。14:00着。親孝行。

■5月5日

10:00~
飛騨高山の宮川朝市、古い町並みを観光客に交じって一人で散策。
本町にある肘神神社を見つけたので参拝。高山出身の芸人、流れ星が勝手に作った神社です。

 

午後から親孝行。昼寝、買い物。親孝行。


■5月6日

8:00のバスで東京に帰還。

15:00~
パム無銭の部。1日のワンマンライブ以来、サラちゃんが見れて心が洗われた。
ブックオフ散策して、買い物して、帰ったら疲れたので寝た。

夜にタイガとお茶。
今27:00、ブログ書いてる。

 


こんな感じのGWだった。

仮面女子ワンマンライブ in 舞浜アンフィシアターのレポ

2019年5月1日。元号が平成から令和に切り替わった歴史的なその日に、最強の地下アイドルこと「仮面女子」もまた、その第2章の幕を開けた。その記念すべきライブの舞台は舞浜アンフィシアター。かつて「シルクドゥソレイユシアター東京」という名前だった、舞浜の東京ディズニーリゾート内にある多目的ホールである。

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オール座席で、半円状にステージを囲む設計。ステージがやや高く、徐々に客席も高くなっていく仕様で、どの席からも見やすい。非常に上品で、これは良い会場だと思った。僕はわりとゆっくり目に行ったのだけど、上手の前から5列目くらいの席に座れた。


仮面女子としてのワンマンライブは、2015年11月に行われた、あのさいたまスーパーアリーナでのライブ以来だ。実に3年半の月日が流れている。あのころから今回のライブまで、正規の仮面女子メンバーであるのは少数派だ。特に2018年末には初期メンバーが多数卒業し、桜雪ちゃんも今年3月に卒業した。代わりにここまでに多くの候補生が昇格してきて、仮面女子は世代交代を迎えた。赤仮面も歴史上はじめて継承された。そして第4の仮面女子ことイースターガールズも合流。彼女たちにとっても初めての大きな舞台となる。仮面女子というグループにとってはまさに第2章の始まりにふさわしいライブとなった。


オープニングは、1年前に看板倒壊の事故で脊髄を損傷して車いす生活となりながらも、今回初めて仮面女子の正規メンバーとして舞台に立つ猪狩ともかちゃんに向けて、武井壮からのメッセージ映像から始まった。ステージで魅せるための車いすを贈呈したこと、永田雅規との関係性、いがともへの激励。思えばこの瞬間から、今回のワンマンライブは成功が決定づけられていたと言ってもよい。僕は直感的にそう感じた。


 

オープニングアクトでは仮面女子候補生が「ブルースカイ」「煌☆kirameki」を披露。kiramekiは定番だが、ここで「ブルースカイ」とは!!!あのサラちゃんが大好きなブルースカイとは!ニクイ演出だと思った。


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そしていよいよ本編が始まる。オープニングSEから一新された演出。バーレスクをイメージしたという妖艶な登場シーン。衣装も今回新たに披露された、黒を基調にしたシックなものだ。イースターガールズの加入も含めて、まさにこの瞬間から新生仮面女子は始動していた。映像は凝りすぎないでシンプルめ。こうゆうのでいいんだよ、こうゆうので。

 

1. アリス・イン・アンダーグラウンド
2. 大!逆!転!

 

まずは仮面女子はここから始まるという定番曲ですよね。イスガの加入やステージの仕様でフォーメーションが異なり、個々の歌唱パートを判断するのに苦労したwwwwこれだよこれ。これが醍醐味なんです。


3. Wohhhh!!!!☆
4. BURN☆BURN☆BEANS
5. JEWELS
6. ハル・メギド

 

カッコいい曲ブロック。シビれたね。だって「BURN☆BURN☆BEANS」に「JEWELS」ですよ、奥さん。これ特別な機会じゃない限りなかなか聞けないんですからね。それに「ハル・メギド」なんですよ。この人数でハル・メギドなんですよ。シビれざるを得ませんですよね。「Wohhhh!!!!☆」は2ユニットずつ2グループに分かれてバランスが良いんですよ!


7. ISUMI~四季彩の街で~
8. KAPPA☆ROCK
9. LOVE LOVE SABAE
10. つけMEN☆極MEN

 

コラボ曲ブロック。なるほどそう来ましたか。ひとつだけ言わせてください。「ISUMI」のサビでメンバーが円形ステージを放射状に等間隔に並んで歌っていたんですけどね。このとき黒瀬サラちゃんが完全に目の前に固定されていて、ライン的にも視線の高さ的にも完全にシンクロしたんですね。ロックオンしたんですね。運命を感じました。完全に高まりました。本当に今すぐにISUMIの街(千葉県いすみ市)へ走り出したくなりました。行ったことはありませんが。

 

新作の鯖江曲は初めて聞けて良かった。可愛い感じの歌詞ですね。カッパロックでは候補生メンバーが寿司のコスプレをして、回転ステージを回転ずしに見立てて回っていたのが面白かった。うまい演出だと思った。そして原点回帰の「つけMEN☆極MEN」ですよ。もういうことなしですよね。

 


11. 無限☆無尽-Belive- (イースターガールズ)
12. シャングリラ!! (イースターガールズ)
13. オモイデサLOVER (アーマーガールズ)
14. ココロイド (アーマーガールズ)
15. sexy☆rabbit (スチームガールズ)
16. COSMIC LOVE (スチームガールズ)
17. アリスのロッキン・ホラー・ショー (アリス十番
18. マイ☆メン (アリス十番
19. キズナノチカラ

 

各ユニットのコーナー。2曲ずつの披露。前日にイースターガールズの曲を初めて聞いて、今回も聞くことができた。イントロからカッコいいですね~。スチガの「sexy☆rabbit」、(贔屓目なしに)客観的に見てカッコよすぎますよね。イントロ流れた瞬間から鳥肌立ちまくりですよね。最高すぎて言葉を失いました。「COSMIC LOVE」でもサビパートでサラちゃんがゼロずれ固定で完全に指差しの射程範囲だったことをご報告させていただきます。アリス十番の「マイ☆メン」、アコースティック仕様で独りずつスポットライトが当たっての歌唱。最高すぎました。

 

そしてそのまま「キズナノチカラ」へ。これはメッセージ性がありまくりですね。前後にいがともとまおぴが固定して、メンバーがタッチして回っていく。まさに絆がつながっているんだということを表現していたのだと思います。


20. 夏だね☆
21. 全開☆ヒーロー
22. 元気種☆
23. 仮面大陸~ペルソニア~
24. 超・アドベンチャー

 

仮面女子パート。ここで「夏だね☆」とは!いつもと違う構成。「全開」「元気種」「ぺルソニア」。仮面女子を象徴する楽曲群。そして「超・アドベンチャー」。やっぱりこういう大きな舞台で聞く「超アド」は格別ですよね。

 

そしてアンコールで新曲「先陣☆CUTTER」をお披露目。クイーンを彷彿させるドンドンパッのリズムから、マイクスタンドを振り回すパフォーマンス。全く新しい仮面女子の表現がそこにはありました。まさに新境地。これは相当レッスンを積んだだろうなという複雑な振り付けとフォーメーション。それをアンコールでぶつけてくるとは!!!!


最後に「大冒険☆」。なんと!これは黒瀬サラちゃんがオチサビを歌う大好きな曲、そして森下舞桜ちゃんにとっては初めて仮面女子に入りたいと思うきっかけにもなった大切な曲。→参考

それをラストに持ってくるとは、なんというオツな演出。大感動のうちに幕を閉じた。



オープニング映像から、アンコールの新曲披露、「大冒険」まで、一瞬たりとも間延びしない、退屈しない、惹きつけられるワンマンライブだった。究極にして至高。トピガFTTB以降の若いメンバーに、イースターガールズメンも、仮面女子として堂々とパフォーマンスしていた。りーるー、くらげ、ゆりゆり、おふえなど、スチガメンは特に注目してたけど、本当に皆生き生きとして、これが新たな仮面女子なんだと高らかに宣言しているようだった。いがともは車いすでよく頑張っていたし、まゆのMCの回しぶりもとても頼もしいと思った。ヤバイバルなどで活躍が目覚ましい胡桃そらちゃんがよく目立っていた。ありゃあ逸材ですわ。

 

推しメンについてコメント。黒瀬サラちゃんは終始フロントラインのセンター横という重要なポジションにいて、その経験の長さと責任感というものを背中で表現しているように感じた。僕はその姿を見て泣きそうになりました。というか泣きました。センター赤仮面の森下舞桜ちゃんは特に、初めてのこの大舞台で途方もないプレッシャーがあったと思うのだが、それを感じさせない堂々としたパフォーマンスだった。ステージ後方の一番高いところから客席側の一番前まで縦横無尽に駆け回っていた。いろいろな期待を一身に背負って、十二分にそれに応えていた。泣いた。


そんなわけで、令和時代の始まりにとてつもなく充実したライブを体験してしまった。仮面女子の第2章の幕開けとして、歴史的なライブとなった。そして12月15日には次のワンマンライブの開催が発表された。皆さん、これも絶対に見逃せないライブとなるのは間違いないでしょう。今から楽しみです。

 

メンバーの皆さん、ライブのレッスンからリハから、本当にお疲れさまでした。これからのますますの活躍も期待しています。

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■仮面女子ワンマンライブ~仮面女子の世界~

2019年5月1日(水)

セットリスト 

 

1. ブルー☆スカイ
-MC-
2. 煌☆kirameki

1. アリス・イン・アンダーグラウンド
2. 大!逆!転!

-MC-
3. Wohhhh!!!!☆
4. BURN☆BURN☆BEANS
5. JEWELS
6. ハル・メギド
-MC-
7. ISUMI~四季彩の街で~
8. KAPPA☆ROCK
9. LOVE LOVE SABAE
10. つけMEN☆極MEN
-MC-
11. 無限☆無尽-Belive- (イースターガールズ)
12. シャングリラ!! (イースターガールズ)
13. オモイデサLOVER (アーマーガールズ)
14. ココロイド (アーマーガールズ)
15. sexy☆rabbit (スチームガールズ)
16. COSMIC LOVE (スチームガールズ)
17. アリスのロッキン・ホラー・ショー (アリス十番
18. マイ☆メン (アリス十番
19. キズナノチカラ
-MC-
20. 夏だね☆
21. 全開☆ヒーロー
22. 元気種☆
23. 仮面大陸~ペルソニア~
24. 超・アドベンチャー
~アンコール~
25. 先陣☆CUTTER
-MC-
26. 大冒険☆

 

 

指原莉乃ちゃんのアイドル卒業に寄せて

2019年4月28日(日)。平成最後の年。横浜スタジアム。あと3日で新元号の令和になるというタイミングで、平成という時代を代表する一人のアイドルが卒業公演を迎えた。アイドルシーンはAKB48登場以前以後で大きく変わったと言えると思う。その中でも代表格といえるのが、AKB48が輩出し、平成のラスト10年間のアイドルシーンでトップを走り続けてきたと言っても過言ではない指原莉乃ちゃんだろう。


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もちろん指原莉乃のデビューの2008年からそうだったわけではない。指原莉乃が頭角を現したのは選抜総選挙で4位だった2012年あたりからか。HKT48への移籍、太田プロへの所属などがあったにせよ、次の年(2013年)にシングルのセンター(選挙1位)に選ばれると、そこからはAKB48グループ、アイドル界、のみならず若手女性タレントのトップランナーとして走り続けてきたと言っていい。それは平成の終わりの2019年現在でも変わることはなかった。

 

アイドルとしては11年間走り続けてきたというわけだ。そして平成の終わり、このタイミングで指原莉乃ちゃんはアイドルの肩書を外す。これからはおそらく、後進の育成とタレントとしての活動を継続していくだろう。今後の活躍にも期待せずにはいられない。



卒業公演にふさわしく、指原莉乃に関わりのあるメンバーが多数駆け付けた。
所属するグループのチームメイトであるHKT48メンバーに加えて、最後のセンター曲となった「ジワるDAYS」の選抜メンバー、初期HKTのチームメイトであった中西智代梨谷真理佳。デビュー当時の苦楽を共にした地方組(北原里英横山由依大家志津香)。バラエティ班の峯岸みなみ。ほぼ同じタイミングでAKBからHKTに移籍した多田愛佳、初代チームBの牽引メンバーであった柏木由紀渡辺麻友ワイドナショーの戦友、人志松本。etc


所属するHKT48の定番の楽曲を軸に、思い出深い楽曲をラインナップしていたように思う。


初めて劇場公演でユニットを務めた「愛しきナターシャ」、チームA時代の「炎上路線」は柏木由紀と。伝説の名曲「アボガドじゃね~し…」は本家そのままに渡辺麻友のとのコンビ。まさかここで初めて本物のアボガドじゃね~しが見られるとは思わなかった。Not yetは当時の太田プロメンの躍進するさまを思い出して、高まらざるを得ませんでしたね。全体を通して余裕すら感じさせるパフォーマンスだった。

 

「それでも好きだよ」「恋するフォーチュンクッキー」はもう本当に詰まっている物語が多すぎて泣きそうになりながら見てました。これから先の人生でも聞き直すたびに、そういう感情を思い起こさせてくれることでしょう。

 

「夕陽を見ているか」で宮脇咲良、「君の名は希望」で矢吹奈子が映像で出演。2人は「IZ*ONE」のため出演していないのだ。これには大号泣。兒玉遥ちゃんの映像もね。天国へ旅立った内田裕也とのコラボ曲「シェキナベイベー」では、内田裕也に扮した松本人志が登場して歌っていたのには笑った。

 

終始、次のHKTを牽引する松岡はなちゃんが重要な重要な役割を占めていたのも良かった。村重杏奈の事務所所属はよく分からなくて笑った。ツインプラネットおめでとう。とにかく、指原莉乃にまつわる重要な人物、全てのことがらが詰まった素晴らしいライブでした。最後の彼女の挨拶について。もはや改めてここで詳細に紹介するのも野暮というものでしょう。全てを総括し、全ての大切なメッセージを置いて行ってくれた。ここに答えがあるんだと思った。そういうことです。

 

りのちゃん一筋で推していたおじさんたちはこれからどうするのだろう。きっと彼女の活躍は変わらず見られると思いますから、推しメンを増やして強く生きていこうぜ!

 

 

指原莉乃ちゃんへ

 

11年間のアイドル活動お疲れさまでした。たしか総選挙で連覇し始めてからですかね、握手会にも行かなくなってしまいました。本当は行きたかったです。本当です。だけど遠くから活躍を見て、応援電波を送っていました。テレビを見てても、ちょっとネットを検索しても、活躍が見られるっていうことですから。それは本当にすごいことです。これでもたまにHKTの大きなコンサートや、TDCホールのソロコン、今回の卒コンなど、節目はちゃんと見に行っているんですよ!

 

多くの人が「誰も真似できない」とか「代わりがいない」とか「唯一無二の存在」とか言っていますね。僕もそう思います。だけどもう言われ飽きたんじゃないですか。もっと若手に注目してほしいとか、若手に頑張ってほしいとか、自分を脅かすような存在が出てきてほしいとか、そう思っているんじゃないかと思います。それはアイドルという文化を愛する人間ならきっとそうです。だってもう褒められて、祭り上げられて、うれしいとかいう段階を超えちゃってますものね。それじゃダメだろという危機感の方が出てくる頃合いだと思います。へんな嫉妬とか皮肉とか愛情の裏返しのイタイ人とかも出てきてしまうし。

 

僕は2011~2013年くらいにかけて、本当に指原莉乃ちゃんの魅力ついてぐるぐる考えていた人間なんです。その証拠がこれです→

同人誌『指原莉乃に会いに行く』まえがき公開 - ちろうのレイブル日記


2011年12月(総選挙9位)
ちなみにそこで書いたことを簡単に引用するならば、「AKB48の快進撃は指原莉乃によってもたらされた」「来年以降も総選挙があるとすれば、指原莉乃は間違いなく順位を上げていくだろう。それはいわゆる神セブンだとか、選抜常連と言われているメンバーをも追い抜くことになる。」「AKB48とは、指原莉乃とともに紡ぎあげられている成長物語である」といったものだ。

 

とはいえ本当にここまで大きな存在になるとは思っていませんでした。ある意味、自分の中で、一つのアイドル観というものを決定づけられた存在であるともいえます。それはタレントと言った方が適切なのかもしれませんが。指原莉乃を超えるタレントというのは、ちょっと考えづらい。指原さん本人も、自分は正統派アイドルじゃないと言うでしょう。そこがまた色んな意味でややこしい話のタネになるのですが。だけどアイドルとして大切な姿勢もまた、全身で示してくれていたと思います。そのことは紛れもない事実です。それを近くで吸収できたメンバーは幸運だったことでしょう。そしてファンも同じです。


「一度もアイドルを後悔したことがない」という最後の挨拶、本当にしびれました。すごすぎます。全ての人間に通じる生き方のモデルケースがここにあると感じました。これはまた時間をかけて、僕なりに色々考えて、機会があればまた文章で書きたいと思います。

またどこかで握手に行きたいです。その時はよろしくね。今までお疲れさまでした。

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■『指原莉乃 卒業コンサート ~さよなら、指原莉乃~』セットリスト


01. #好きなんだ
02. ロックだよ、人生は…
03. 早送りカレンダー
04. スキ!スキ!スキップ!
05. ジワるDAYS
06. 愛しきナターシャ
07. 初恋ヒル
08. 君のことが好きやけん
09. そばかすのキス
10. 波音のオルゴール
11. Choose me!
12. LOVE TRIP
13. ハロウィン・ナイト
14. 生意気リップス
15. 波乗りかき氷
16. 週末Not yet
17. 2018年の橋
18. 夕陽を見ているか?
19. 意志
20. Make noise
21. しぇからしか!
22. ぶっ倒れるまで
23. 炎上路線
24. アボガドじゃね~し…
25. 君の名は希望
26. シェキナベイベー
27. 私だってアイドル!
28. Get you!
29. メロンジュース
30. 12秒
31. 最高かよ
32. それでも好きだよ
33. 今 君を想う
【アンコール】
34. いつだってそばにいる
35. ジワるDAYS
36. 私だってアイドル!
37. 恋するフォーチュンクッキー
38. 桜、みんなで食べた

 

桜雪さんの仮面女子卒業に寄せて

2019年3月31日(日)、仮面女子カフェPARMSにて桜雪ちゃんの卒業公演を見てきた。すばらしい門出となったと思う。17歳から26歳。あまりにも長い時間をアリスプロジェクトで過ごしたのだ。本当にお疲れさまでした。

 

その歴史は、川村虹花ちゃんの手紙の中で語られたように、アリスプロジェクトが芸能部として立ち上がって、まだアイドルグループすら存在していないころから始まっているのだ。まさに手探りの中からスタートだった。

 

2010年、東大受験生アイドルからそのキャリアが始まっている。当時はブログで心無いコメントを書かれ、軽く炎上もしていたそうだ。そんな中、毎日応援をしてくれた3~4人のファンのコメントに救われていたと語っていた。後にこんな風に推すことになるのなら、僕も応援コメントを書けば良かった。むろん当時はそんなこと知る由もなかったのだが。

 

2011年3月の受験で不合格になり、一浪の末に2012年3月に東京大学に合格している。これは本当にすごいことです。特に僕はここ数年、学習塾で働いていて、中高生に勉強を教えたりしているのでなおさら。とんでもないことです。よくもまあタレント活動をしながら乗り切ったものだ。そしてもっとすごいのが、このころからアイドルとしての活動が本格化していくことだ。OZ、ほわいと☆milk、そしてスチームガールズが結成されてからはおそらく休みなんかなかったと思う。2012年末に専用劇場「PARMS」が出来てからは、ますますそのライブ活動は加速する。なにせ、365日、毎日ライブをするというのが売りだったのだから。

 

本人の挨拶でも語られたのは、1限から4限まで授業を受けて、時には休み時間に衣装に着替えてそのまま授業を受け、電車移動中に小物衣装を身につけて、ライブ会場に駆け込んでライブ、帰ったらレポートや授業の予習、復習をして、次の日も朝から授業。土日は毎日ライブで休みなし。そんな学生生活。友達とサークルや遊びに出かけた記憶はないという。東大生時代がどれほど忙しかったか、想像に余りある。世の中には、特になんにもやっていない大学生が、ただ怠けてしまったという理由で留年するというケースも多いと聞きます。またそれが高偏差値の大学ほど勲章のように語られる。いったい世の中はどうなっているのでしょうか。この落差はいったい何なのか。

 

そんな学生生活を乗り切り、4年で卒業する。その後しばらく東大学士アイドルとしてバラエティ番組に出演したり、ネット番組のコメンテーターとして出演したり、政治塾で勉強したり、本を出版したりとタレント活動の幅を広げ、誰よりも精力的に活動してきた。そしてついに、桜雪ちゃんは仮面女子としての活動を終え、新たなステージに踏み出す。このあたりの話は去年の末の生誕公演レポブログに詳しく書いたので、割愛。

→参考記事

桜雪ちゃんの26歳の生誕公演のレポと渋谷区の橋本ゆきさんを応援せずにはいられない話 - ちろうのレイブル日記

 

とまあ彼女が駆け抜けた9年間というのはすさまじく濃密なもので、僕が彼女を知るのはせいぜい2014年、推し始めるのは2015年、今は2019年ですから、僕が見てたのはその半分くらいの期間かな。本当にこういう時、時間がもどかしく感じますね。東大の春の大学祭にライブを見に行ったのが今では懐かしい。

 

 

本当に今までお疲れさまでした。そしてこれからがむしろ大変になりますね。社会により大きなインパクトを与えられるように頑張ってください。僕も応援します!!

 

 


■これからの仮面女子


さて、アリスプロジェクトおよび仮面女子も、長く歴史を積み上げて、メンバーも様々に遍歴を重ねてきた。現存するメンバーで言うと、先述したように桜雪ちゃん、そして川村虹花ちゃん、僕の推しメンであるところの黒瀬サラちゃんが最古参クラスであった。特に2018年末に5人のメンバーが卒業したのは、大きな変化である。そして今回の桜雪ちゃんの卒業。アリスプロジェクトは今まさに、大きな世代交代の最中だ。

 

本日の卒業ライブ、本人もちょっと言及していたけど、ほとんど雪ちゃんがMCをしゃべっていて、あんまり他のメンバーが絡んでこなかった。まあ事情は分かります。端的に言うと、桜雪ちゃんの存在が余りにも大きすぎる。先輩もいない。そんな状況では致し方ないのかも知れませんね。だけど仮面女子が新たに前に進むためには、ここは乗り越えてほしいものです。

 

もっとガンガンいけ!!かつての先輩たちを思い出せ!エンタテインメントって、何かしら発信をして、人を楽しませることですからね。まさに桜雪ちゃんが体現していたことです。僕に言えるのはそれくらいです。

 

廣川かのんちゃんの17歳の生誕祭に行ってきました

2019年3月3日(日)四谷LOTUSにて廣川かのんちゃんの17歳の生誕祭に行ってきました。前回の16歳の生誕祭も3月4日に同じ場所で行われていました。2年連続2回目の参加。2日前には百晴麻雀があって、全力少女Rモチベが高い~

 

↓去年の生誕祭のレポ 

廣川かのんちゃんの生誕祭のレポ - ちろうのレイブル日記

 

外はあいにくの雨。開場前に近くのドトールで精神統一。会場に入ると、こちらも前回に引き続き、有志の方が作ったTシャツをゲットしました。かのんちゃんの好きなものが描かれていて、可愛いTシャツです。会場には160~180くらい入っていてかなり後ろの方までパンパンだった。

 

 

ライブの前半ブロックが「カラフルダイアリー」「ギリギリ勝負のトラディション」「チャンスの神様」。テンション高めのセットリストだ。

 

生誕のケーキとプレゼントのあと、舞花ちゃんからの手紙。かのんちゃん曰く、メンバーから手紙をもらうのは初めてということだったけど、こちらは流星群少女時代からの絆が感じられる素晴らしい手紙だった。気持ちをストレートに書いていたし、読み方もうまい。舞花ちゃん、なかなかスキルがあるね!オチもしっかりつけて、エンターテイナーとしてのスキルの高さに目を見張った。そのあと、サプライズでわーすた(かのん姉ほか)からのお祝いメッセージ。


そして生誕恒例の、かのんちゃんのソロを披露。去年は大原櫻子さんの「サンキュー。」でしっとりと歌う感じだったが、今年はHKT48の「君のことが好きやけん」。あのAKB48の名曲「君のことが好きだから」を博多弁Ver.に変えた難度の高い曲!!グループで歌うものだから、これを一人で歌うのはかなりの挑戦!これが最高に可愛かったんだけど、2番からほとんど歌詞が飛んでしまったかのんちゃん・・(笑)
これを踊りながら歌うのは難しい!それでも最後までよくやり切りました。

 

そして後半ブロックになだれ込む。
「全力少女!!!!!!!2」「全力センセーション」「嗚呼!!踊れ花吹雪」
曲のオープニングのセリフをかのんちゃんがやったりして、レアな感じ。

 

アンコールでは安定の「放課後!胸キュン☆スター」と、ラストに「ガンバレイ」。


ライブは1時間くらいであっという間に終わってしまった感じ。この少し物足りないくらいがちょうどいいのかも。
最後のあいさつでは、しっかりと感謝の言葉を伝えるのが、去年に比べても流ちょうになっている気がして、着実に成長しているのだなということを感じた。大人になっている。さすが17歳という感じ。そしてカラオケソロでうまく歌詞が出てこなかったことにもちゃんと言及して回収した。いい感じの雰囲気にしてくれた。うーむ。これならもうおじさん安心しちゃった。かのんはまだ17歳だけど、もう大人になったんだ。

もう子供ではなくなってしまった廣川かのんちゃんの、これからがますます楽しみです。頑張ってね。

 

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セトリ

1.カラフルダイアリー
2.ギリギリ勝負のトラディション
3.チャンスの神様
MC
4.かのんソロ「君のことが好きやけん」
5.全力少女!!!!!!!2
6.全力センセーション
7.嗚呼!!踊れ花吹雪

アンコール

EN1.放課後!胸キュン☆スター
EN2.ガンバレイ

 

1年半ぶりの百晴麻雀に参加した話

2019年3月1日(金)24時~、池袋の某雀荘にて全力少女Rのリーダー百川晴香ちゃんと一緒に麻雀ができる会(百晴麻雀)が開催されたので参加してきた。ゲームとしての麻雀が大好きなのだけど、フリーの雀荘が怖くて行けない(かつ百晴ちゃんのことが大好きな)僕にとっては超絶楽しみな企画。ちなみに前回開催されたのが2017年11月だから約1年半ぶりの開催。シャイニングウィルさん、間隔あけすぎですよ。毎月開催、もしくはせめて3か月に一度は開催してください。

 

↓前回大会のレポ

tirou.hatenablog.com


前回は22時開始で1時間の半荘、今回は24時開始で45分の半荘回しということでコンパクトなゲームとなった。45分経った時点で、その局を最後に終了。順位を記録。これを計6回回した。全部で5卓あって(+スタッフ1卓)、百晴と卓を囲む回が全員が1回は回ってくるような感じ。3人×6ゲームで18人参加かな?

 


1ゲーム目の1局目で一発ツモを引き(マンガンか跳満か、忘れた)、幸先がよいスタートかと思われた。しかしよくあるパターンなのですが、その後一切上がれなくなり沈むというやつ。結局3着に終わった。

あ、これいつものヤツやと思った。もうこれはしょうがない。流れに逆らわず、まっすぐ行こう。スケベ心は出さない。そう思った。

 

しかし次のゲームで1着をとる。さらにその次も1着。詳細はほとんど記憶が残っていない。でもなんかやたらと一発ツモが多い気がする。運任せ。例えばリーチ一発ツモ三暗刻ドラ1があった。裏ドラは乗った記憶がない。次の卓決めが、ざっくりと同じ順位同士の人という感じだったので、1着の後だと、メンツが普段雀荘に入り浸っていそうな手練れが集まっている気がしていやーな感じ、笑。カモられる。僕とか符計算もできないのに。

 

次は4着に沈んだ。最後の局、4着がほぼ確定していたので残りツモがあと1回というところで、危険ハイを打ってリャンペーコー(単騎まち)をリーチした。何故だかこれだけ記憶してる。結局空振りに終わったが。リャンペーコーは人生で一度も完成させたことがない役の一つ。

 

5ゲーム目で百晴ちゃんと卓を囲んだ。1局目で親の百晴にマンガンを振り込む。前回の記憶がよみがえる。前回は2局連続で振りこんでハコ寸前まで行った。だけど今回は(例によって百晴が目の前にいる緊張感で)なんか忘れたけど、徐々に点数を盛り返してトップになった。そのまま逃げ切り。ちなみに百晴が清一色トイトイを上がったりしていて怖かった(僕の放銃は免れた)。百晴の成績見たら2着と3着を繰り返していて「安定しているな」と思った。

 

最終6ゲーム。これは最後まで拮抗し、最終局で上がった人がトップになるだろうという状況だった。僕は2000点差で2位。中盤で平和ドラ1をテンパイする。僕は親だったし、よくよく考えればダマで逆転できたのだろうけど、両面だったしきっとツモれるだろうという予測(あと、リーチせずにいられない病気)からリーチ。そしたらこれが延々出てこない。そのうち対面の数百点差の3位の人がリーチで追いかける。勝負は全く分からなくなった。

結局そのまま流局。1位の人からノーテン罰符を1500点もらい、僅差の逆転。入れ替わって対面の2着の人からは1300点くらいの差だった。そんなわけで最後も1着をとることができた。


終わってみれば1着4回、3着1回、4着1回。
(ちなみに前回の成績は1着2回、2着1回、3着2回、4着1回)


1着を4回ならなかなか善戦したのかもと思ったが、よくよく聞いたら1着を4回取ったのは僕含めて2人しかいなくて、その人は仕事のため帰ってしまっていたので僕が優勝ということになった。やったー!!

百晴ちゃんから賞状を渡される。

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百晴ちゃん手書きの賞状



額に入れて飾ります!


次回の開催を期待しています。
参加された皆さん、お疲れさまでした。また会いましょう!

大人こそ偉人伝を読むべき理由

NewsPicksのトークイベント動画をポチポチみている中で、山口周氏の回があった。そこで「大人こそ偉人伝を読むべきだ」という発言があって、おっと思った。僕も、子どもたちは偉人伝(伝記物)を読むべきだと思っていて(例えば滝本哲史氏の「ミライの授業」などは必読)、自分でも図書館や古本屋なんかでいくつか読んでいたからだ。

  

でもどうしても自分事じゃなかった。へえ、と関心はするものの、すぐに忘れてしまう。しかし、大人こそが読まなければならないという一言は目からうろこで、そこで紹介されていた木原武一著「大人のための偉人伝」(新潮選書)という本を早速ポチってしまった。(調べると「大人のための偉人伝」「続・大人のための偉人伝」「天才の勉強法」などの続編があった。)

 

大人のための偉人伝 (新潮選書)

大人のための偉人伝 (新潮選書)

 

 

読んでみたらこれが素晴らしかった。名前だけはなんとなく知っているというものばかりで、実際のところは人物像なんかはほとんど知らないことだらけ。結局、小学生向けの伝記物って、上っ面の所だけをさらっと紹介しているだけで、人間味とか人生の起伏とか家族との関わりとか、全然触れていないんですね。そう、大人こそが偉人伝を読まなければならなかったのだ。

 

やはり偉人に共通するのって、この世界を少しでも良くしたいという強い思いなんですよね。


■メモ書き(引用とコメント)

 

カーネギー
19世紀に鉄鋼王として財を成した富豪という印象だけど、ある時期からはいかにして世の中のためにお金を使うかを考え続けた偉人だった。

・21歳で最初の投資。500ドルを知人・親戚から借り集め、運送会社に投資。最初の配当10ドル。
「金の卵を産むアヒルを私は捕らえたのであった」
・24歳で鉄道会社の管区長、年収1500ドル→四年後には47000ドル(社員としての給料は2400ドル)。
・31歳の時のメモ
「ビッツバーグに建てた機関車製造会社の株が30年後に30倍になった」
「四万ドルで買った油田が、最初の年に百万ドルの純益をあげ、その後、五百万ドルに評価された」
・53歳で年収180万ドル
これが今日の金額に換算してどれほどになるのか見当がつかないが、何しろ途方もない数字だ。当時は所得税がなかった。イギリスではすでに1840年代に所得税が定着していたが、アメリカでは所得税の導入が議論されるたびに猛反発に会い、、実際に課されるようになったのは1913年(カーネギー78歳)のことである。数十年早くアメリカに所得税が導入されていたら、当時の大富豪は生まれなかったかもしれない。

 

金持ちのまま死ぬのは恥、として慈善事業に使うようになる。
ありあまる富を、家族のために遺産として残すというのは最悪の方法だと考える。また、遺産を慈善団体に寄付するという方法もあるが、必ずしもそれが有効に使われるという保証はない。カーネギーが推奨するのは、生きている間に、自らの判断によって慈善的事業のために富を使うという方法である。
「いわゆる慈善事業に投ぜられた千ドルのうち、九百五十ドルは無分別に使われていて、社会から取り除こうとした悪そのものをむしろ生み出していたのではないか」

公衆浴場を寄付したり、教会にオルガンを贈ったり。コンサートホール(カーネギーホール)、年金基金、図書館(2811か所)。大学の設立(カーネギー工科大学)と、寄付。大学教授年金基金。ヒーロー基金。国際平和カーネギー基金。個人に対する寄付。

全額をポンと寄付するだけではない。図書館への寄付は、建物の建設費だけ。オルガンの費用は半額(7689台)。寄付を受ける側にもそれなりの努力を払って然るべきだから。
「金を稼ぐことに比べたら、金を使うのはその十倍も難しい」
それでも死ぬときは三千万ドルが残っていた。


ガンジー
幼児結婚というインドの風習に従って、十三歳の時に結婚し、四人の子供をもうけているが、三七歳以後、夫婦の交わりを断って「純潔の生活」に入った。私が興味深く思うのは、彼自身がそれを守り通したことよりも、純潔の生活がすべての人に可能だと考えていたらしいことである。彼は、インドにとって大きな課題である人口問題について、避妊器具の使用に反対して、自制による産児制限を説いているのである。これは煩悩から脱しきれない人間の現実を見誤った考えだと批判されても当然かもしれない。


これはクリティカルwww
ガンジーさん、若いころはわりとお盛んだったと何かの本で読んだ気がする。でも37歳から死ぬまで純潔を貫いたのかあ。まあでも、禁欲生活は人間的じゃないなあって思うよ。


キュリー夫人

ノーベル賞を2回取った人としても有名で、夫のピエール、娘のイレーヌもノーベル賞を受賞。3人とも、研究していたラジウム放射線を浴びたことが原因の白血病で死んでる、とのこと。全然こういうの知らなかったなあ。


子ども時代の教育環境がすごかった。


祖父は高校の校長、父親は数学と物理の教師。母親は女学校の校長。一家は母親が校長をする学校付属の宿舎に住み、学齢期の生徒を下宿させて教えるという、文字通り家庭そのものが学校だった。
また父親がとんでもない知識人。文学にも関心を持ち、自ら詩作も手がける。ロシア語、ギリシア語、ラテン語のほか、フランス語、英語、ドイツ語を話せるのは当然と考え、子どもたちにもそういう教育を与えた。毎週土曜には、一家そろって文学鑑賞の夕べ。さまざまな詩や小説、戯曲を朗読。

 

こういう点では、マリー・スクロドフスカの父親は実に用意周到だった。あらゆる機会をとらえては、さまざまな自然現象を子供に説きあかしたり、また、子供たちを遠足に連れていくようなとき、あらかじめルートを調べておき、途中で出会う名所旧跡について雄弁に説明したりした父親のことなどを、晩年のキュリー夫人はなつかしく回想している。ここで興味深いのは、父親のこのような「癖」には子供たちは気がついていなかったということである。
多分に教育的意図の隠された父親の言葉を子供たちは日常の会話のように当然のこととして受け取っていたのであり、また、父親もすべては教育の機会であると、これまた当然のことのように考えていたのである。彼は、この宇宙を学校と考え、若きキュリー夫人もそれを何の抵抗もなく受け入れていたのである。一家は息をするようにものを教え、ものを学んでいたのである。これ以上に理想に近い教室はありえないのではなかろうか。エーヴ・キュリーは言っている。「マリーは宇宙というものを先生と生徒しかいない、ただ学ぶという唯一の理想に支配されている大きな学校のように想像していたに違いない。」

 

これは非常に参考になる。理想の教育環境だなあと思う。これを実現せねば。

 

二宮尊徳
薪を運びながら読書している人っていう印象しかなかったけど、それは人生の序盤だけで、後半は実は金貸しで貧しい人を救ったり、飢饉を解消しようと尽力した人なんですね。知らなかった。

 

「世の中の人はだれも、聖人は無欲と思っているが、そうではない。実は、大欲であって、いちばん欲が深い。賢人はこれに次ぎ、君子がその次で、凡夫のごときはもっとも小欲である。学問とはこの小欲を大欲に導く術のことである。大欲とは何かと言えば、万民の衣食住を充足させ、人身に大福を集めることを欲することである。」


「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや」という言葉がふっとよぎります。
ものすごい欲求があるからこそ、行動力が生まれ、聖人(偉人)と呼ばれる人になるのですね。こうありたいものです。

 


続編も読もうっと。