ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

桜雪ちゃんの26歳の生誕公演のレポと渋谷区の橋本ゆきさんを応援せずにはいられない話

2018年12月22日(土)、仮面女子カフェPARMSにて仮面女子:アリス十番の桜雪ちゃんの生誕公演が行われた。アリスの活動においては7回目とのこと。2010年に事務所に所属、東大受験生アイドルとしての活動をスタートし、東大受験に挑戦、一度の浪人を経て、東京大学に進学→卒業して、東大卒アイドルとして各種メディアで活動、政治塾にも参加と、これまで本当に長い歴史を積み上げてきたんだなと思った。

僕は2015年、2016年、2017年、2018年と4年連続での参加となった。
せっかくなんで過去のレポのリンクを全部貼っておく。

2015年の生誕祭 
2016年の生誕祭 
2017年の生誕祭 


■OZ

・ラプラポ
・虹色サンゴ礁

■ぱー研!

・ハニトンのテーマ
・シャングリラ

OZとぱー研!自体、見る機会がめっきり減ってしまい、いつ以来なんだろうという感じで、懐かしすぎてそこに雪ちゃんが入っているのもなんか良く分からなくなってしまった。とりあえず、ぱー研!の「シャングリラ」が久しぶりに聴けて高まった。


■アーマーガールズ

ひのちゃんがいなかった。


■秋葉仮面

・選挙行こうぜ!

懐かしの期間限定ユニット!披露当時に東国原英男さんが応援に来たのとかよく覚えているなあ。んで今ふと、ゆあちゃんがいたの思い出した。東国原さんと絡んでいたなあって。
陽向こはるちゃん、涼邑芹ちゃんも今や仮面女子として活躍していて、感慨深いものがありました。改めてこれは画期的なユニットだと思いました。やはり芸能もアイドルも、日本社会つまりは政治にもコミットしていかないとね!これ、雪ちゃんがいないと成立しない企画です。笑笑


■スチームガール

・HIGH and LOW
・sexy☆rabbit
・destiny

スチガに雪ちゃんが入っての披露は高まった。あえて「アリスの檻」はやらない構成(と思ったらアリス十番で披露!笑)。生歌ロング落ちサビも近くで堪能できて最高だった。
「HIGH and LOW」の間奏、メンバーを囲んで妖しい動きをする場面、りーるーがやってたんだけど、あれがTwitterで永田さんが言ってたアドリブってやつかな??とんでもない動きしていて超絶ヤバかった。こりゃあ新たな見所が生まれた感じ。毎回楽しみ。円を作ってMIX打ってる場合じゃないですよ。

■仮面女子

・TRY!!
・アリス・イン・アンダーグラウンド

アリス十番

・負けないで
・ハピ☆バデ
・つけ麺☆風味絶佳
・fushin☆girl
・2die4
・アリスの檻
・ジャンピン☆ベイベー
・真☆アドベンチャー
・マイ☆メン


■弾き語り

・さっきはごめんね、ありがとう(クリープハイプ

いつも新しいことに挑戦して披露することを自分に課しているという、根っからのエンターテイナーである桜雪さん。これまでオペラの独唱とか全ユニット参加とかクイズ対決とか、いろんなパフォーマンスをしてきたわけですが、今年はギターで弾き語りに挑戦とか。見たところ、元々ギターに慣れ親しんできたというわけでもない感じで、初めてコードから覚えるということで、これは大変なことだと思った。一発本番の緊張と、全員の視線が注がれるということ、そしてもちろんコード進行を覚えることと歌詞を覚えて歌うこと。一つ一つをやるのも大変なのに(僕だったら間違いなく逃げ出す)、見事にやりきった(たぶん途中でところどころギター演奏が止まることがあったにせよ)。特に歌がよどみなく止まらなかったのがスゴイ。ブラボーという言葉を贈りたいと思います。

パフォーマンスを見ながら、なんでそこまで自らキリキリするような状況に追い込んでいくんだと思った。むろん答えは一つです。人ってそういう時にこそ成長するんですよね。あとは単純に、チャレンジすることが好きなんだろうと思った。この年になっても、どんな立場になっても、自分を向上させることに貪欲なんだなと理解した。普通に考えて、アリス内においてそこまで自分を追い込まないで良い立ち位置にいる人ですよ、桜雪さんは。だからその後の挨拶の重大発表も、驚きはあったにせよ納得できるというものです。



■仮面女子を卒業し、政治の世界に挑戦

今振り返れば、全く見事な挨拶だった。ファンの応援がなければ、今のような様々な仕事をする存在にはなれなかった。長く仮面女子を牽引してきたメンバーが2018年末を機に5人卒業し、そこにはリーダーであった桜のどかさんも含まれる。先日、仮面女子のセンターである赤仮面を森下舞桜ちゃんが引き継ぐことが発表されましたが、時期リーダーは桜雪ちゃんじゃないかと言われるのが嬉しかった、と。自分は元々そんなリーダーに嘱望されるような人間ではなかったが、この長い芸能活動の中で実績が認められて、自信が付いてきたことも実感できたのだと思う。

でも、その期待には応えられない。その理由は、仮面女子を卒業し、政治の世界に進出するからということだった。それは具体的に言うと、(新興の)政党に所属し、今住んでいる渋谷区で「橋本ゆき」という名前で活動していくということだ。

この決断に至るまで、もしかして運命づけられていたのではないかという気持ちがしなくもない。古くは「街角景気☆仮面女子↑」なんてのもありましたし、「秋葉仮面」の活動、小池氏の「希望の塾」での勉強、鯖江市での斬新なまちづくりの取り組みに触れたこと、猪狩ちゃんの事故と活動に影響を受けたこと、もちろん東京大学での勉強、テレビ業界での活動、著書の発表と専門家との対談、等々。全てがつながって今回の決断になったんだと思います。コネクティングドッツとはまさにこのこと。そして、この生誕祭のタイミングで、まさに満を持しての決断、そして発表。

希望の塾」とか、普通だったらただの売名行為だろうとされて終わるところです。これをどう活かすのかというのは、正直僕も感じていたところです。でも今回のこの発表で完全に合点が行きました。鯖江市とか地方創成で真っ先に名前が挙がるところですけど、まさに街づくりど真ん中ですよ。そのような環境の中で、日本社会をより良いものにしていきたいという思い強くなったのだと思います。


もちろん簡単な道ではないと思います。区議会議員に挑戦するにもまずは当選しなければならないし、世間からの風当たり、元地下アイドルという肩書きをよく思わない人もいるでしょう。ただ、約8年この過酷な世界を生き抜いてきた桜雪ちゃんならきっとできるという気がします。それは少しでも彼女の仮面女子での活動を見ていれば分かるというものでしょう。

そして何より、最後の挨拶は本当に胸に迫るものがあった。涙ながらに、ときには感情があふれて詰まりながら。まさに演説(スピーチ)と呼ぶに相応しい見事なものだった。やろうと思ってできるものではありません。改めてその器用さとポテンシャルの高さを見せつけられた。


■これからが楽しみな卒業

未だかつて、これほど前向きな卒業発表があっただろうか。「次はそっちの世界で応援し続けられるんだ」という安心感。いやいや、多くは語りますまい。世の中にはいろんな事情があります。7年もやっていたんです。仮面女子発足からは6年弱ですか。その間に大学に入学して卒業していますからね。とんでもないことですよ。もう充分やったと言えるのでは。アリスプロジェクトでの貢献度で言ったら計り知れないものがあります。


はっきり言ってね、政治とか今本当に期待できないんですよ。投票行ってもしょうがないという気がするし、既得権を持っている人(自民党とか)だけが強いという現実、少子高齢化で若い人の意見が反映されづらい状況。野党は数合わせのために合体したり解散したり。そもそもビジョンが共有されていないから結局仲違い(というようなことを枝野さんが言ってた)。何がしたいんだよという感じ。

だけど確実に今世の中は変わりつつあります。それはベンチャー企業とかインフルエンサーとかYoutuberとか見ててもそうだけど、小さいところから(まさに辺縁から)じわじわと世の中に影響を与えられる時代だからです。

それは政治の世界にも徐々に進行していくかもしれない。新興の小さくて若い政党が、まずは目の前の問題を解決し、それが日本社会全体に波及していくかもしれない。ここ10年くらいでますますそういう伝播力というものは上がっている。TwitterとかYoutubeの拡散力とかものすごいから。あと音喜多さん好きだから、頑張って欲しい。

(歴史でも年齢でも)若い勢力においては、ファンを開拓し、巻き込む力が重要になってくる。いかに応援されるかが重要になってくる。それはまさにアイドル的な振る舞いそのものと言ってもいい。今の時代に一番強いのは「応援される人」ですよ。そんな中で、直球ど真ん中、まさに地下アイドルとして実績を積んできた橋本ゆきさんはかなり大きなアドバンテージを持っていると言えるのではないでしょうか。ホスピタリティとエネルギーと知性と向上心と、etc、とにかくそういったものを持っていることは証明されていますから。だからこれからの活躍が楽しみです。



僕は今回の卒業発表と新たな挑戦と、全面的に支持します。渋谷区の橋本ゆきさんを応援せずにはいられない。そんな気持ちです。長く(たぶん4年くらい前から)推してきたことは僕の誇りです。そしてこれからもっと大きなステージに立っても、僕のことを忘れないで欲しいという思いがちょっとだけあります。笑笑


がんばれ〜〜〜






この雪ちゃんがとても可愛い。