ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

「PIP: Platonics Idol Platform」お披露目イベント

初日・お披露目厨として行ってきました。会場は芝浦にあるSHIBAURA HOUSEというところ。全面ガラス張りで、普段は1階はフリースペースとして解放されているらしい。元々ライブなどをやるための場所ではないので、大声でのMIXやコールは極力控えてほしいとのことだった。

SHIBAURA HOUSE

この日の客層はアイドルのお披露目イベントとしては少し系統が違ったように思う。というのもプロデューサーの濱野智史さんは批評界隈、言論界隈でもかなり有名な人なので、まずそのお仕事仲間みたいな人が多数駆け付けていた(ゼロ年代批評界隈からアイドル・サブカルライターまで。中森明夫さんまで見に来ていたのには驚いた)。そして情報環境研究者あるいは評論家として活動していた人が(自身がガチヲタになった末に)大々的にアイドルプロデュースをするというのも前代未聞のことなので、そこに興味を持ってイベントに足を運んだ、いわゆるはまのんヲタが大半を占めていたように思う(ちなみに僕はと言うとはまのんヲタ兼アイドルヲタと言うハイブリッドな存在だ)。

さらには、今日ではAKB評論家兼アイドルヲタとして有名な濱野氏でもあるので、「ヲタが作るアイドルグループなど見ない(ろくなものにはならない)」としてそれで敬遠した層もいるだろうと思う。また、アイドルのお披露目が大好きな関東ロリコン界隈がほとんど食指を動かさなかったように思われる。これはメンバーに関する情報(たとえば年齢や人数)を一切公表していなかったからかもしれない。もちろんそれもゼロではなく、例えばAKB48の初日公演(2005年12月8日)に入り、初接触で手紙を渡すと言うプレイを信条とするK志道さんがいたり、撮影可能タイムに熱心にビデオカメラを回すツワモノもいたわけだが。

上記のような理由で、有識者と意識の高い系の人たちとアイドルお披露目厨(と少しのロリコン)、あとメンバーの家族および友だちが入り混じると言うカオスな雰囲気の中でイベントはスタートした。しかしこれこそが濱野さんにとって最も狙っていたことであろうと思われる。というのも今のアイドルヲタの総数は頭打ちで、数多あるグループアイドルでパイを奪い合っている状況だからだ。そして「アイドルらしくないアイドル」として新しい層(サブカル層)を開拓していっても、一時的には上手くいくかもしれないが結局それもある程度までには広がらない。となれば、これまでまったくアイドル文化に触れたことのない人や、あるいはAKBにはガッツリハマっているけど目の前でレスとかもらったことない人こそが狙い目となる。そういう意味では、やっぱりいつも通りの客層とは何か違う、ってのが良いように作用すると思う。



まあそんなわけでイベント開始。最初はペラ1枚、4ページに渡るレジュメを渡されて15分ほど濱野氏からコンセプト説明。授業かセミナー聴きに来てるんかと思った。それが終わるといよいよメンバーお披露目とパフォーマンス披露。3グループに分かれて、それぞれ1曲ずつ。選抜グループで1曲、全員で1曲。

セットリストと流れは簡単に。

1グループ目:BABY!BABY!BABY!/AKB48
2グループ目:アーモンドクロワッサン計画/NMB48チームB2
3グループ目:禁断のカルマ/私立恵比寿中学
選抜:LET IT GO(アナ雪)
全員:たんぽぽの決心/AKB48

ハイタッチ

フォトセッション

・物販

リボン購入でグループ握手 1000円

似顔絵描いてもらう権(90秒)1000円



こんな感じ。これまで素人だった女の子が初めて人前でパフォーマンスするときの緊張感たるや、、、!すごかった。


ちなみにメンバーは22人。2020年までにAKBグループの人数を超えると言う目標設定もすごいが、お披露目の時点で3グループ、22人って言うのがまたスゴイ。人数多ければ何でも良いのかと言うツッコミも入りますが、それにしてもこういうのは他に例を見ない(訂正:そんなに珍しいことじゃない。さーせん!)。AKBは1グループ20人くらい(?)だったわけだし、アソビットガールズだって2チームだったぜ!このグループ分けと言うのも暫定的なものらしいのですが。。。

これだけの人数がいると、おそらく狙ったわけではなくても各種取り揃えているという感じ。どんなメンバーにもヲタが付く、というのをものすごいスピードで実現していくと思う。ちなみに僕はと言うと予想通りと言うか安定というか、グループの真ん中にいる子に惹かれていました。


柚木萌花ちゃん(もかろん)。暫定推しメン。


似顔絵





といったわけで、レポート終わり。改善点を挙げるならば、入場前の列整理と入場時のスムーズな進行が出来ていなかった。例えばpeatixで予約している人は前もって別の列を作らせるとかね。あと物販へのスムーズな移行が出来なかったとかはありますが、それは初めての会場で致し方なかったという事情もありますしね。

これからオリジナル楽曲が作られたり、各種対バンライブにも出て行くと思うのですが(そういえば、1周年記念ライブもやりますと宣言されていた、、)このPIP、アイドル界へのまったく新しい挑戦としてかなり行く末が気になります。