ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

「指原の乱」とかいう神番組wwwww

「指原の乱」とか最初はぼけーっと見てて、まあまあ面白いな〜くらいに感じていたんだけど、なんつーか過剰に下衆な感じが鼻につくかなあ〜とちょっと思っていた。狙ってんのか?まあ狙ってるんだろうな〜みたいな。だけど番組の中の福田雄一監督とのやり取りの中の一言で一気に見方が変わった。


1月9日放送分
(そんな生意気な発言して大丈夫なの?とか言われない?)
指原「番組によって顔が全然違うから。そりゃ番組を盛り上げようとはちょっとしてますよ。自分が出せる範囲では性格悪い自分にしてますよ。」(意訳)



そ、そ、そ、そうだよな〜〜〜!と開眼した。


指原さんの振舞い方は、テレビバラエティに限っても、大きく分けて3種類があると思う。


1つ目はバラエティタレントの賑やかし、いじられ役。これは各種バラエティ番組だけどもっとも代表的なのは「笑っていいとも」。タモリさんをはじめ、一度バラエティ番組で絡んだ芸能人とは役者だろうが芸人だろうが大御所だろうが即座に気に入られて仲良くなってしまう。関係性が出来ればますます番組での需要が高まっていく。この瞬発力と適応力は48グループのメンバーの中でもずば抜けてる。

2つ目はHKT48のリーダー的存在として。これは「HaKaTa百貨店」「HKT48のおでかけ」に代表される、HKT48の若手メンバーを世間に紹介、個性を開拓していく役割ですね。これは指原さんの優しさに加えて、後輩のことが大好きだからお手の物だし、もっとも分かりやすく評価されている部分ですね。

んで3つ目が「指原の乱」。これは「いいとも」のように日中、お茶の間に届くようなものではない深夜帯番組であり、またHKTメンバーの面倒を見ることからも解放されているという状況も重なって、ある種もっとも指原の素が出ている番組だと思う。例えば、突撃相手がどんな大物だろうが経営者だろうがすぐ金の話を聞くとか、気分が乗らなければすぐ文句を言うとか、ゲストを徹底的にいじるとか、テレビバラエティとしてギリギリ成立するラインの下衆な自分をさらけ出す。この指原は間違いなく今この番組でしか見られない。それは本人も言っているんだけど。すでに複数の立ち振る舞いを見せている指原の、さらに新たな一面を提示することに成功しているまさに奇跡の番組だ。それは福田雄一監督の手腕によるところなのか指原本人のサービス精神なのか技能なのか、まあ全部なんだけど、これを一目見て「下品な番組だ」と断ずることは簡単だろう(そういう人も実際いると思う)。そんな反応ももちろん想定した上でここまでやってしまう指原さんに驚かされる。

もちろん福田雄一監督と言う仕掛け人を抜きにして語ることは出来ない。呼んでくるゲストがことごとく面白すぎる。あおきーにみるきームロツヨシさん。福田雄一監督が舞台で忙しくなるというので代役オーディションと称して呼ばれたのが芸人のシソンヌと俳優の川久保拓司さん。シソンヌて!確か「今ネタを見るならこのコンビ」って感じで注目されている芸人だというまとめをどっかで見た記憶が。川久保拓司さんと言う方は知らなかったんだけど、下手な芸人より面白くてびっくりした、、、

純粋に監督が面白いと思っていて仲が良い、今お勧めなタレントを連れてきているだけなんだよね。世間的な知名度とか関係なしで。これが百発百中で指原にハマるし、それを通して見る視聴者も面白い。



ところで思うんだけど、指原に目をかけられた、まあもっと言うと指原さんと関わった人って皆良い影響を与えられている。HKT48はもちろん、古くは松井玲奈ちゃん、ぱるる、HKTに移籍してきた多田愛佳ちゃんとかラジオではっちゃけるまゆゆとか、まあそんなの他にあげたらキリがないんだけど。最初からそうだったわけじゃなくて、誰かに引き上げられた部分もあるのだけど(もちろん先輩に可愛がられる素質・度胸をもっていることとイコール)。んで「指原の乱」に限ってもあおきー、シソンヌとか、(プチかもしれないけど)ブレイクしている。人から与えられることを求めるばっかりの人ってのは周りから孤立していき、逆に回りに何でも与えていく人ってのはどんどん人が集まってくるってのは良く聞く話ですけど(ギバーとテイカーの話)、こんなに回りに献身的に良い影響を与え続けている人って、僕はやっぱり一番最初に思い浮かぶのは指原さんだなーとか思った。

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)