ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

夢をかなえるゾウ2が良すぎる件について

実は「夢をかなえるゾウ」を読んだのはつい3ヶ月ほど前で、「なるほど、これこそがミリオンセラーになる小説なのだ」と納得させられた。これまで全く読まずに来てしまったことを恥じた。「もしドラ」と共にぼくのバイブルとなる小説だと思った。売れるっていうのはこういうことなのだと。

しかし「夢ゾウ2」が発売されると聞いて、複雑な気持ちになった。どうしても「前作を超えられるはずはないだろう」とか「ドカンと売れたものの続編はコケるんじゃないか」とか思ってしまうからだ。現にハックルさんも「もしドラ2を書いたら、それはぼくが一発屋になるということだ」というような発言をしていたし。だからこそ夢ゾウ2を出すというのはまさにハックルさんが言うところの「一発屋」になるという結果になりかねないのではと勝手に心配してしまった。

ぶっちゃけ水野敬也先生の作品は「夢ゾウ」以降の「大金星」とか「雨の日も、晴れ男」とかも読んだけどいまいちピンとこなかったのよね。「LOVE理論」は最高だったけど。

LOVE理論

LOVE理論

しかし「夢ゾウ2」が出るとなれば読まないという選択肢はない。ということで発売後すぐに読んだわけだけど。。。めちゃめちゃ良かった、、、!ガネーシャというキャラが前作から生きているのはもちろん、正しく続編なのにまったく新しい設定にもなっていて、本当に素晴らしい作品だと思った。最後は泣けた。

ちょっとだけネタバレになってしまいますが、この本の主人公が売れないお笑い芸人なんだよね。芸人を目指して活動しているのだけど全く才能がなくて売れる気配がない。これってまるで5年前くらいのぼく自身ではないか。詳しくは書かないけど、まるでぼく自身のことが元ネタになっているようだった。

前作から通じる事なんだけど、(例えば今回であれば)必ずしもお笑い芸人を目指しているというわけではなくてもまるで自分自身のようだと感じる人は多いと思うし、個性的なキャラが登場するというフィクションでもあり、その物語の中で自己啓発的なメッセージも伝えてくる。

夢をかなえるゾウ2

夢をかなえるゾウ2

自己啓発書とか馬鹿にする人とか多いけどさ、本当にこの本は多くの人に読まれるべきだと思う。これも200万部売れて欲しい。本当に素晴らしい。もう一度言います。「夢をかなえるゾウ」、「もしドラ」、「夢をかなえるゾウ2」は本当に素晴らしい。これを読まないでいるとか人生を損していますね。