ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

それが答えだ

世間的には(というか特に身近な人たちにとっては)やはり働かないという選択はかなり奇異なものに感じられるらしい。ご多分にもれずぼくもそういうふうに言われることがある。でもやっぱり「そうだよな、めんどうくさいけど働こう」ということにならない。


働くのはめんどうくさいというのは誰もが認めていることだと思う。だったらそれを回避する方向で進められないかというのは至極当然の考え方じゃないかなあ。じゃあ働かないで何がしたいんだと言われれば、「働かないでいたい」というほかない。これはもう今すぐ達成できる目標である。そして今まさに、それを体現している。それが答えだ!って感じ。


働かないでいるためだったら、贅沢にお金を使わないでいることなんかわけない。マイホームを買いたいとか、自分の店を持ちたいとかいう目標は長い時間と労力を要するし、働いた方が目標達成に近づくかもしれない。将来が心配とか、不安だろうとか言う人もいるけど、それよりも今が大事。今が楽しければそれで良いのかという意見もあるでしょうが、どうなるかわからない将来に備えて今をつまらないものにするのもぼくはどうかと思うのです。お金を貯めても、将来ハイパーインフレが起こって現在のお金のシステムはいったんリセット!みたいなことになるかもしれないし、ヘンな話明日死ぬかもわからない。



そんなことよりぼくが良くないと思っているのは、仕事があることによって本当に神経をすり減らして鬱になっている人や、精神に異常をきたしている人、そして自殺する人がいることです。そっちの方が大問題ではなかろうか。そういう人たちがいることを考えたら、「今、平穏に暮らしている」ということの価値がもっと見えてくるのではないでしょうか。何が大切か、何が幸せかということを完全に見失っている。むしろぼくはそういう人を積極的に救っていきたいと思っている。できることなら毎日の仕事がイヤで、辛くて、苦しいと思っている人の話を聞いて、不安を解消してあげたいと思っているのです。このブログを書いているのも、そういうところに動機があったりします。そんなに苦しまなくて良いから、もっと気楽に、肩の力を抜いて適当に生きていこうよと申し上げたい。



不景気で就職難だということは、つまり余っているということではないか。もういっぱいなんですよ。もう十分。人が余っています、という状況。だからゆっくりしていればいいのです。そして無駄に作りすぎてしまった店だとか施設だとかが淘汰されて、また人手が足りないということになったらその時にみんなで考えましょう。