ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

「ナリワイをつくる」&「ニートの歩き方」出版記念イベントに行ってきた

『ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方』&『ニートの歩き方』出版記念イベント「戦わない生き方ー自分のために働くこと働かないこと定住しないこと」に行ってきました。

前エントリ以来の阿佐ヶ谷Loft・・・や、ちゃんとブログ書かなきゃ〜

戦わなくても愉快に生きられる!

「就職」や「出世」に夢を持てない「非・バトルタイプ」のみなさまにお届けする二冊の名著『ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方』(東京書籍)『ニートの歩き方』(技術評論社)の発売を祝して、現代社会で戦わずに楽しく生きるためのトークイベントを開催します。
「ビジネス」でも「ワーク」でも「趣味」でもない、DIY・複業・お裾分けを駆使した「ナリワイ」実践者の伊藤洋志さんと、「ニート」でも「無職」でも「ひきこもり」でも、会社を辞めても仕事をしてなくても、インターネットがあれば楽しく暮らしていける「日本一有名なニート」phaさん、司会に都市をシェアするように旅して暮らす生活実験「ノマドトーキョー」主宰の米田智彦さんをお迎えして、人生を自分好みにカスタマイズする方法を徹底ミーティング!

【出演】伊藤洋志 pha 米田智彦


ということでわりと早めに前売り券を購入しておいたんだけど、行って驚いたのは超満員だったこと!最初は正直「いったい誰がニートの話を聞きにわざわざ来るんだろうか・・」とか思っていたんだけど、開演ギリギリに着いたのもアレだったのですが、どうも前売りで90枚ほど、当日で30枚以上で、計120人以上はいたみたい。阿佐ヶ谷Loftがこんなに満員なのは個人的には初めてだった。ニートだとか、ナリワイ(DIYとか副業だとか)というキーワードでこれだけ人が集まるとは。やっぱり「会社に縛られたくない」とか「自分の好きなことをしたい」とか「働きたくない」とか言う価値観に惹かれる人って一定数いるのよねと思った。むしろ最近はそういう価値観を表に出しても良い空気になりつつあるのかな。

ぼくはpha氏を目当てで行ったんだけど、伊藤洋志氏と言うのはナリワイという言葉で、自分の技能を生かして小さな仕事をたくさん生みだしてそれで生計を立てていこうとか、お金をかけるのが当たり前という価値観を壊して(例えば床貼りとかブロック塀こわすとか)とりあえず自分でやってみようということを提唱している人だった。

ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方

ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方

とりあえずこの本は読まないといけないなと思った。またレビューなんかも書こうと思います。そして米田智彦さんと言う方は、ノマドという言葉をいち早く使っていた人みたい。


pha氏の話はブログや本を読んでいれば別段新しいことはなかったな〜(すみません)。むしろ、いつもだるいとかめんどくさいとか言っているほど活力がない(?)人なのにこんなところに駆り出されて、しゃべらされて、可哀そうとか思ってしまったwww
伊藤氏の話は初めて聞くこともあってすごく刺激的な話が多かった。手作りで結婚式を準備した話とか、市議会議員になるべきとかw、屋久島で9人も子どもを育てた人の話とか面白かったな。

ただイベント全体を通してダルイ感じがする時間帯があったのは否めなかった。さすがニートの人が醸し出す空気だと思った。既存の価値観とか働き方だとどうしても不都合が起きてきつつある現代だとはいえ、「働きたくない」とか「のんびりしたい」とか言っててどうにかなるもんでもなく、pha氏なんかはブログやTwitterで多くのフォロワーを獲得してて、アフィリエイトで稼いだり物資を支給してもらったりできるわけで。新しい生き方とか価値観を提示しているとはいえ、簡単に真似はできないという。。。そこが難しいな。

しかしコストを下げるという方法論には、何か活路があるような気がぼんやりとしている。それはイケダハヤト氏なんかも似たようなこと言ってるけど。1万円の利益を新たに上げるのと、1万円のコストを削減するのと効果は同じですからね。シェアハウスなんかもその一端なのだろう。都会でワンルームを借りて一人で暮らすというのはどうにも燃費が悪い。将来的にはどんどん空き家も増えていくというし。

あ、そういえばシェアハウスは最近よく話題に取り上げられてて、実際に若者の間で流行っているらしいのだけど、結構問題も多いということを今週のSPA!で読んだ。人間関係でうまくいかずダメになるとか。家賃を払わず逃げていく人がいるとか。シェアハウスってコストを抑えられるというのが最大の利点なのだと思うのだけど、それを忘れて家賃はそれなりなのに、人とコミュニケーションできるということにプライオリティを置いてシェアハウスに住むというのがあるらしい。それってよほど気の合う仲間内じゃないと厳しいよね。

というわけでぼくが今考えているのは、都心に近くて、高齢者や女性が住むには心もとないほどボロイ一軒家などを超安価で貸していただいて(買い取りでも良い)、金のない若者皆で住むというのをやりたい。そこはナリワイを提唱している伊藤氏の「床貼り協会」などにも関わっていただいて。掃除やメンテナンスさえしてくれればタダで一軒家を貸すよ〜という方はご連絡ください。相談しましょう!