ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

ニート祭りに参加してきた

2月10日がニートの日ということで、下北沢でニート祭りというイベントがあったので行ってきた。イベントの一環として、渋谷109をスタートし、下北沢まで歩くというからてっきりデモなのかと思いきや、まさかのただ歩くだけだった。。。

こうゆう人を筆頭に、着ぐるみを来た人たちが20人弱(18人いたな)で歩道を歩く。これただの迷惑行為だろ。。。(デモも迷惑行為だけど) ぼくは着ぐるみなどな何も用意していなかったので、普通の格好で最後方を気配を消して歩いて行きました。


このイベントは「ニート祭り」というイベントをやっているニュースタートというNPO法人と、無職FESという団体のコラボイベントだった。ニート祭りは年に1回、すでに7回を数えているなかなか歴史のあるイベントだった。


デモの途中でニュースタートというNPOについていろいろ聞いた。社会復帰や自立を支援する団体で、寮みたいなものに入って職場体験をしたり、共同生活をしていく中で社会復帰することが目的なのだという。そこでは食事当番もあって寮生全員分の食事を作ったりもするとか。そういうのも含めて自立。やはり引きこもりの人が多くて、寮に入ることによって親元を離れるというのがまず重要なんだとか。んで部屋が与えられて、食事も自分たちで作るとはいえ食費が出るわけで、1カ月に払う費用が20万。まあこれを高いと見るかどうかは人それぞれでしょうかねえ。だいたいは親が負担したり、中には失業保険をもらいながらとか、職業訓練しながらとか、バイトで賄ったりとか、いろいろ。最も長くそこに入っている人で2年とか。ずいぶん短いなとも思ったけど、よくよく考えたらこんなところには長くいない方が良いわけで(こんなところと言っちゃあ悪いが)、仕事見つけて出ていったり、そこのスタッフになる人もいるみたいですね〜。



第7回ニート祭り「ニートの国の幸福な僕たち」というタイトルだったけどこの副題は古市憲寿氏の「絶望の国の幸福な若者たち」をもじったものと知ってオオォ〜っと思った。
古市氏は気鋭の若手社会学者(26歳!)なんだけど、ニート派(レイブル)のぼくとしてはやっぱりこの本は必読なのかなあ。ハードカバー高いんだよなあ。しかし文庫になるにはあと2年くらいかかりそうだし。。。


結局この本で主張してるのは、不景気で暗い世の中だから今の若者は可哀そうだと言う人がいるけど、若者たちはむしろ幸せを感じていて、お金がなくたって、仕事がなくたって、引きこもりだって、わりと満足しているし、むしろそういう価値観を肯定していける世の中になったらいいよね〜と言うことなんだと思う。
そしてこれを副題に取り上げるくらいなんだからニュースタートっていうNPOもきっとそういうことを主張したいんだろうな。よく知らないけど。何しろ本を読んでいないからね。

絶望の国の幸福な若者たち

絶望の国の幸福な若者たち


イベントとしては退屈だったと言わざるを得ませんでしたね。
前説(?)の手品は絶句だったし、ラッパーのパフォーマンスも頑張っているのは伝わったのだが場に合ってないし。。。
トークイベントも、こんなことを言っては身も蓋もないのだが。。。ちゃんと喋れと言いたかったね。
現役の引きこもりが前に駆り出されているんだもん。そりゃあ酷ですよ。
「自分の今の状況について語っていただけますか?」というMCの振りに対して「基本的に引きこもっているので何も語れることがないです」とか、終始そんな感じ。前出てきた意味!みたいな。
もうね、お前ら一人一人俺がカウンセリングしてやろうか、と思ったね。

いっそ有名な心理学の先生とか社会学の先生とかゲストに呼んだ方がイベントとして盛り上がるんじゃないかなと思った。

所要の為途中で抜けだしたので、後半は見ていません。。。


んで明日は沖縄に発ちます。
旅が近づくと鬱になるってこと、あるよね〜。やっとこぎつけたデートがいざ近づいてくると、逃げ出したくなる、みたいな。
2泊3日とか、3泊4日とかだと、1日1日を絶対に楽しまなければいけないとか、失敗が許されないとか思ってしまうんだけど、今回は1カ月だし、思いっきりだらだらしてやろうと思っています。旅先でゴロゴロするなんて贅沢ではないですか!離島にいるのに部屋から一度も外に出ないでひたすら本を読むというのも良いですね。海を眺めながらジョギングなんかもしたいですし。そういう意味では、思い切りハードルを下げておきます。よろしくお願いします。