ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

スチームガールズの神谷えりなちゃんに関する文章(ピックアップメンバー)

同人誌新刊「仮面女子の研究☆」のピックアップメンバーのコーナーからチラ見せ記事その5。
スチームガールズの神谷えりなちゃんに関する文章を特別に公開します。

神谷えりな
スチームガール
担当カラー:ピンク
誕生日:1991年10月15日
カップ


神乳(かみちち)。そう呼ばれるのは、神谷えりなちゃんがGカップという豊満な体躯を持っているからだ。しばしば同じくグラビアでの活躍が多いアーマーガールズの天木じゅんちゃん(Iカップ、2015年3月11日に卒業。現在はグラビアで活躍中!)と共にメディアに露出しGIコンビなどとも言われていた。アリスのグラビア担当といったところか。現在は元OZ、現スチームガールズのGカップ水沢まいちゃんが片翼を担っている。

正直に告白しよう。単純にヴィジュアル面の話だが、月野もあちゃんの項で僕は「丸い顔が三度のメシより好き」だと公言させていただいた。そして神谷えりなちゃんはその基準で言えば対極に位置するといっても差し支えないと思うのだが、いかがだろうか。彼女はモデル系とも言うべき美人だ。つまり初見で、行き交う人々のうちの一人としてすれ違ったとして、あるいは何のコミュニケーションも介さない場合、僕は神谷えりなちゃんに惹かれることはないだろうということだ。

しかし今、僕は神谷えりなちゃんを愛さずにはいられない。応援せずにはいられないのである。その理由は何か。地下アイドルの世界の難しいところで、メディア適応力があればあるほど現場人気が薄いというのはありがちな話だ。これは「不器用なメンバーほど良い」という価値観に通じる。つまり「メディア露出に耐えうる適応力」と、現場で最も強烈なパッションを駆動する「守ってあげなきゃ感」とはトレードオフの関係だからだ。完全にそう言い切れるほど単純ではないが、間違いなくそのような力学はある。ここで例に出すのは誠に恐縮だが、グラビア露出がアリス内でNO.1であった天木じゅんちゃんが、ソーシャルゲーム「元気種」でのA―1グランプリにおいてアーマーガールズ内で唯一ランキングに入らなかったことが象徴的である。しかしこれはむしろバランスが取れているとも言える。アリスプロジェクトが抱えるタレントの層の厚さを担保していると言っても良い。彼女は「器用すぎる」のかも知れない。

では神谷えりなちゃんはどうか。アイドルとして強みになる特徴(Gカップ)がありながら、メディアに出るに耐えうる軽快なMC力も持ち合わせている。では人気はどうかというとその壁を悠々と超えるどころか、モバイルサイト内での推しメンランキングでも常に上位に位置する、押しも押されもせぬ人気メンバーなのだ。

それは彼女がその立ち振る舞いから、偏差値的な頭の良さではなく地頭の良さを感じさせるからだと思う。もっと言えば、地頭の良さの中に脇の甘さ(頭の悪さ)をバランスよく紛れさせ、地下アイドルヲタの懐に飛び込んでくるのだ。それはスチームガールズ最年長でありながら、いじられがちなところにもよく表れているだろう。天真爛漫さも忘れてはならない要素の一つだ。

現場人気とメディア露出需要。真に強いエンターテイナーとはこのどちらをも有する存在ではないだろうか。この良いとこ取りを実現しているアイドルを、私たちは現代のアイドル界に容易に思い浮かべることができる。それが、かつてAKB48の研究生からスタートし、現在HKT48の劇場支配人を務める指原莉乃ちゃんである。指原莉乃ちゃんは決して巨乳ではなかった。そこが差別化の契機となるだろう。つまり地下アイドルから日本中に愛されるタレントへのスターダムを駆ける可能性を秘めているのは神谷えりなちゃんではないかということを感じている。

もちろんアリスプロジェクト内での貢献度も、2014年末に発表された年間MVPに、アリス十番桜のどかちゃんと共に選ばれていることで証明されている。スチームガールズ内においても、初期メンバーの黒瀬サラちゃんと、新生メンバーの坂本舞菜ちゃんや前田なつみちゃんなどとを繋ぐ架け橋のような存在になっているように感じる。ソーシャルゲーム「アリスの部屋!元気種☆」VIP動画において、神谷えりなちゃんがあげる動画に出てくる黒瀬サラちゃんが、本人が上げる動画より間違いなく可愛いのがポイントだ。これは、周りの人間の魅力を引き出すという技能にも長けているということを示している。彼女もまた、これから仮面女子がブレイクスルーを起こすためには欠かすことのできないメンバーの一人だ。

ちなみに彼女は斜視という目の病気を抱えていた。ファンの前に立つことが仕事であるアイドルにとっては精神的にものすごく辛いものであったと思う。この件に関しては是非、Youtubeで純血158話〜164話の「神谷えりな物語」、731話〜751話の「神谷えりな物語」を参照して欲しいが、涙なしでは見られないだろう。そして様々な幸運や周りの人間(ファンも含めて)のサポートもあり、見事に克服した。これもまた、アリスプロジェクトが紡いだ奇跡の一つとして永遠に語り継がれていくだろう。神谷えりなちゃんに心からのエールを送る。