ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

アリス十番の桜雪ちゃんに関する文章(ピックアップメンバー)

8月14日に夏のコミケでお披露目する同人誌「仮面女子の研究☆」から、ピックアップメンバー・桜雪ちゃんに関する部分を特別公開。

桜雪
アリス十番
担当カラー:緑
誕生日:1992年12月12日
趣味・特技:環境社会検定、
英検二級、漢検準二級

現役東大生アイドル、桜雪ちゃん。担当カラーは緑。アリスプロジェクトではOZの初期メンバーとして始動。アリス十番の妹分ユニット「スチームガールズ」発足と共に同グループに所属し、黄金時代を築く。2014年4月5日にスチームガールズを卒業すると、翌4月6日にアリス十番に加入した。これは昇格である。今では、同じくスチームガーズから昇格した川村虹花ちゃん、後に昇格する澤田リサちゃんと共にアリス十番の「若い力」として大車輪の活躍で、あらゆる意味においてアリス十番、仮面女子、あるいはアリスプロジェクトにおいて欠かすことのできない存在だと個人的には思っている。

桜雪ちゃんは僕がアリスプロジェクトにまったく興味がなかった頃から唯一存在を認知していたメンバーである。その理由はもちろん、彼女が現役東大生だというその一点に尽きる。それだけでも、彼女がいかに仮面女子の知名度アップに貢献しているかが分かるというものだ。

これだけ厳しい芸能の世界に身を置きながら、受験という戦いにも勝ち抜いてきたというだけでも、彼女への尊敬の念を抱かずにはいられない。しかし劇場に一歩足を踏み入れ、アリス十番のパフォーマンスを一目見れば、桜雪ちゃんの魅力が「現役東大生」という一言ではまるで語り尽くせないということが容易にお分かりいただけるだろう。
弾けんばかりの笑顔、接触時における圧倒的なホスピタリティ、知性を武器にした積極的なMC、一体どこからそのエネルギーが出てくるのかと驚かされる。残酷なことを言えば、日本最高峰の大学に籍を置いている彼女がここまでのライブパフォーマンスをしていて、その他大勢の連中は立つ瀬があるの?って心配になるレベルだ。

出身が三重県というのも推せるポイントだが、(Wikipediaによれば)中学時代には合唱に打ち込み、全国大会で金賞を受賞するほどだったということである。高校時代には東京へと移り、NHK東京児童合唱団(ユースシンガーズ)に入団。ここでの活動を通じてメディアに出演する機会や、著名アーチストのコンサートで共演する機会も増え、エンターテイナーへの志が芽生えだしたということである。

つまり元々、溢れるほどのパッションを内に秘めた存在だったのである。そして何より「エンターテイナーへの志」をアイドル活動に向けてくれたことが、我々現場系アイドルヲタとしては僥倖という他ない。
ここの認識が欠けているアイドルは、総じて成功する確率は低いだろう。つまり「アイドルとはエンターテイナーである」という当たり前すぎる認識である。人前に立ってスポットライトを浴びながら歌い踊ることを、「注目されたい」「チヤホヤされたい」という刹那的な快楽のためにやっているのでは、その志の低俗さを早晩見抜かれてしまう。ショウビジネスとはそういうものだ。そしてファンに推されることはない。

その点、桜雪ちゃんの場合は逆だ。何故ならエンターテイナーへの志がまず先にあり、タレント活動を、アリスプロジェクトを選んでいるからだ(彼女の志の高さは、例えば純血「スチームガールズ土下座物語」に顕著に現れている)。恐らく彼女はどんな種類の芸能活動でも、最大限の知性を生かして全力で挑んでいくはずだ。これほど推すことにおいて安心感を与えてくれることはないだろう。そのような理由から、僕は桜雪ちゃんをアリスプロジェクトの至宝だと位置づけているのである。

彼女が東京大学に在籍している縁で、東京大学の学園祭では毎年アリス十番のライブが行われてきた。今やミス東大にエントリーしただけで学内で話題になってしまうまでに知名度を上げたが、選考には予選落ちしてしまうところが桜雪ちゃんの魅力である。そんな彼女も現在は4年生だ。これからはアカデミックな分野でも、活躍していってほしい。