ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

なぜ「指原莉乃に会いにいく」を作ったのか

なぜ同人誌「指原莉乃に会いに行く」を作ったのかという理由ですが、僕なりにいくつかの目的があってやっていますので、これを改めて整理していきたいと思います。

1、ヲタ活の一環

まず一つ目に、これは本誌の中でも何度も書いていることですが、ヲタ活の一環として。推しメンに手紙を書くような感覚でやっています。僕はわりと手紙を書くことが好きです。しかしそれを普通に便箋に書いて渡すというのも味気ないですし、そもそもさしこクラスになると、プレゼントはおろか手紙すらもまともに届かないということがありえます。だから同人誌という形態にしました。同人誌だからといって、素人が作った怪しいものであることには変わりありませんが(僕はわりと権威主義なので、商業誌は神、同人誌はクソとか普通に思っています)。でも推しメンの同人誌を作ろうと考える人がそもそも少ないなという感覚があったので、これは面白いんじゃないかと思いました。クオリティなどは二の次です。書く内容もさることながら、これだけの熱量を込めることそれ自体がメッセージになりうるとも思いました。

ですから、当然さしこ本人に読まれることを大前提としているわけですが、しかし自己満足な部分も大いにありました。つまり全く読まれなくっても良いと。読まれなかったら終わりとかいう考え方でやってたらそもそもモチベーションが維持できません。現に、一年前に作った「指原莉乃2.0」はついに本人に渡すことなく終わってしまいました。タイミングがなかったということでもあるのですが。しかし第三弾を作った今となっては、むしろ読まれなくて良かったと思っています(今読み返すと恥ずかしい、、、)。その意味では完成した時点で目標は達成されていました。届けばラッキー、という感じで。

さて、結論から言うと、とある筋から今回の「指原莉乃に会いにいく」がさしこ本人に届いたという情報をキャッチしました。僕が得ている情報はそれだけです。喜んでいるのか嫌がっているのか、読んでいるのかすら分かりません。一応次の握手会の時にちょっと反応を聞いてみたいと思います。

さらには「ちろうの推し増しコーナー」というページで、AKBグループではない僕の推しメンをプッシュしました。文脈無視の完全に個人の趣味ですが僕にとってはこちらも同じくらい重要なコンテンツでした。そしてそこに登場するメンバーは、メディアにはあまり出てこないいわゆる「地下アイドル」ですから、プレゼントするのも簡単です。だから、それらの推しメンへの「私信」としても機能しました。ちなみにそこに登場する3人にはすでに本人に直接渡しているのですが、結構喜んでくれました(笑)


2、自らの適性の見極め、経験値

前々から感じていたことですが、僕には評論とかライブレポート(紹介記事)とかを書くのは向いていないということがわかりました。脚注を書いたりとか、歴史を調べたりとか、正確な曲名とかを書くのが大の苦手です。細かな作業をする精神力がないんですね。どちらかというとエッセイとか、旅のレポートとか、自分語りしかかけないということがわかりました(逆に言えば、それらであれば書けるんじゃないかという手応えがありました)。

そして完成したものを見直してみると、お世辞にもデザイン的に洗練されているものではないと思いました。まあ商業誌でもないし、自分以外の誰の責任を取るわけでもないし、何でもいいやという感じです。表紙・裏表紙のイラストなどは、元イラストレーターの方(SATさん)にお願いしているので、プロ並みの仕上がりでそこは良かったのですが。

もう本当に絵のセンスとかデザインのセンスとか編集技法とか、そういうものが皆無なのです。Illustratorすらまともに使えません。こればっかりはどうしようもない。そんな中でなんの対策もせず作ったので、当たり前と言えば当たり前なのですが。

そういえば最近、林修先生の「いつやるか?今でしょ!」という本を読んだのですが、その中で人は3タイプに分類することができて、1ワード型、2パワポ型、3エクセル型、というふうに分類している。

1ワード型
物事を論理的に考える。言語能力が高い。理屈っぽい。感覚的に物事をとらえるのが苦手。音楽や美術は苦手。

パワポ
感覚的にイメージを作り上げる。すぐれた空間感覚。絵がうまい。イメージは沸くが、それをうまく表現できない。テレビマンに多い。

3エクセル型
数字に強く、実務処理に長けている。プランそのものを考えるのは苦手。的確かつスピーディーな行動力。

これはマジですごいなと思ったのですが、これでいうと自分はワード型かなと思いました。(ちなみに林修先生もワード型らしい)


3、実績として

実績・あるいは名刺代わり、といえばちょっとカッコつけすぎですが、僕には書きたいものがあります。これをはっきりと表明するのは初めてのことでちょっと恥ずかしいですが、それは「さしこ力」を絡めた生き方論、みたいなものです。改めてさしこの振る舞い方(さしこ力)を整理するとともに、我々一般人の日々の生き方にも活用できる方法論を示す、といったようなものです。さらに射程を広げて「アイドルヲタのあり方」とか「アイドル本人にとっても使える方法論」というところまでカバーできたら良いな〜みたいな。まあザックリと言うとさしこ×自己啓発書、って感じですかね。そもそも一番初めに書いた「AKB48とは指原莉乃のことである」というのはそういう内容にしたつもりでした。今読み返すと稚拙すぎてとんでもなく恥ずかしいですが。

でもこれには絶対的な自信があります。本誌の中でも書きましたが、さしこの振る舞い方は2年前から僕にとって超絶理想的だと思っていました。日本中の人が全員、彼女のように振る舞えばいいと思っていました。そうしたら見事に選抜総選挙で1位になってしまいました。それは一時的なものも影響しているかもしれないけど、きっと彼女は今後もタレントとして愛され続けていくでしょう。おそらく今後、さしこを題材にした書籍というものが出版されていくだろうし、さしこ本人が出版するかもしれません。だからそれは時間との戦いだと思います。

そこが最終目標で、今回の同人誌はそこに至るまでの一歩です。また「ちろうのAKB体験記」もそのひとつとなればいいと思います。つまり自分が考えていることや実績を示すものの一つです。それらはあくまでも手段であって、目的ではありません。

この同人誌を作ることが最終目標ではないのです。ですから当然、コミケで売ることや文フリで売ることが目的ではないし、売上で利益を出すことが目的ではありません(最低限赤字は出したくありませんが)。目的はあくまでもその先にあります。おかげで夏のコミケに間に合わせることができませんでした(泣)。だから何だという話ですが、まあそういうことなのです。

というわけで、こんな思惑があって同人誌「指原莉乃に会いに行く」を作ったという話でした。そういえばこれは本誌の巻末にでも書くべきだったことなのですが、このタイトルはハックルさんのブロマガ「ハックルベリーに会いに行く」のオマージュでした。無断でパクったということで申し訳ないのですが、敬意を持っての事だったということを明記しておくべきだったと反省しています。



さて、そんなわけでせっかく作ったものだし、在庫をいつまでも抱えているわけにはいかないので、皆に手にとって欲しいです。未だに申し込みフォームから注文していただくことができるのですが、公開から1ヶ月くらい経ったころからパッタリと注文がなくなってしまいました。180冊ほどの注文を頂いたのですが、そこから全く動いていません。Amazonを使えば事情も違ってくるのでしょうけど、膨大な手数料を払うのは気が引けます。

読む人によっては大絶賛してくれ、僕自身が読んでもむちゃくちゃ面白いのですが(自分で作っているのだから当たり前)。もし自分だったらノータイムで保存用と観賞用、配布用の3冊買うところです。でもこれがなかなか伝わらないですね。まあ何を面白いと思うかは人それぞれなのでしょうがないのですが。これの難しいところは、さしこ推しだったとしてもそこまで響かない人もいるということです。そもそも活字が苦手という人もいるでしょうしね(さしこみたいに)。かと思えば、こちらが恐縮するくらい褒めてくれる人もいたり。

「ちろうのAKB体験記」なんて酷いもので、もちろん好きだといってくれる人がいるのは嬉しいのですが、例えば僕が昔から仲良くしてきた現場ヲタで読んでくれている人が一人もいません。ゼロです。冗談抜きでゼロです。そりゃブロマガのPLANETSチャンネルに入って月額840円払わなきゃいけないというハードルはありますが、それにしてもゼロは酷い(泣)。まあそんな愚痴はどうでもいいんだ。地道に広報活動を続けていくしかない。もうビックリするくらい届いていない。実物がそこにあれば「何ですか、それ!?」と言って興味持って、欲しいと言ってくれる人がいるのは嬉しいんですが、もうブログで2ヶ月も前から告知していつでも発送できる準備はしているんだよ!ブログだけじゃどうにもなりませんね〜。

とにかく「指原莉乃に会いにいく」、申し込みフォームから注文してください!1冊900円(送料込み)です。あと、11月4日の文学フリマにて頒布する予定です。→詳細はコチラ