ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

床爪さくらさんの活動4周年に寄せて

アイドルカレッジ床爪さくらちゃんがアイドルカレッジのメンバーとして活動し始めて4周年ということだ。ちなみにちぃちぃこと南千紗登ちゃんとみさみさこと重本未紗ちゃんも同様で、つい先月にはきっさこと齋藤綺咲ちゃんも4周年を迎えたばかり。改めて、4年という年月の長さに震撼する他ない。

4年前って自分は何をしていたのかなあとか考えるけど、何も思い出せないレベル。AKBグループの推しメンは唯一さしこだけで、とはいえ劇場公演には入れないから、ひたすらメイド喫茶と他のアイドルグループの現場に行っていたのだろうか。ちなみにAKB48の成功で新しいアイドルグループがどんどん出てきた時期で、そういう現場には最低限一度は行くようにしていた。今でも活動しているグループや、とっくの昔に解散してしまったグループもある。そしてまた、アイドルカレッジが発足した当初も何度か顔を出しているのだ。当時はBLTアイドルという肩書きが付いていたが、一気にメンバーが増えるとき、恐らく2期生メンバーがお披露目されてすぐのイベントを見ているのは間違いない。そこにはきっと床爪さくらちゃんはいて、さらには(大きな声では言えないのだが)もうビックリするくらい可愛い子がいなくて、何かもう見に来なくて良いかなと思った。この頃ライブイベントを見てて最もアツかったのはももクロだったと思う。


ということでいろいろ自分の歴史を調べてみた。


4年前と言えば2009年10月ですが、2009年11月にぱすぽ☆(現在はPASSPO☆)のお披露目イベントに行ってる。まだ対バンライブに出ているころのぱすぽ☆だ。2010年には突如アジア旅行に目覚め、1月にタイ、3月に台湾(台北)、10月に香港・マカオ、と1年で3回も旅行に行った。どうかしてた。めっちゃ楽しかったのでまた行きたい。2月に東京女子流がお披露目。これは完全に最古参を主張するためというしょうもない理由のために見に行った。さすがにエイベックスと言うこともありすでにヲタの規模が大きく、ほとんど見に行かなくなった。3月、ももクロがヲタを記者と見立てて招く記者会見みたいなイベを開催した。その時の参加条件が「ウェブサイト(最低限blog)を運営してて、そのイベントのレポを書くこと」ということだったので、当時全く更新していなかったアメブロで申請して参加権利を得て、結局何のレポも書かなかったんだけど、一回だけ後から「レポちゃんと書いてください」という催促が来てたなあ。結局それも無視してしまったのだが。ちなみにその時に発表されたのが5月のメジャーデビューだった。8月にAKBNO(現在はNゼロ)のお披露目イベントに代々木公園のステージに行ったのも思い出。まあそんな感じで2010年はいろんなグループが誕生した年だったのだなあ。そんな中で、あまり印象に残ってないけど現場には何回か行った、という程度のものがアイカレだったのだ。

でも上記のいずれのグループにもコミットすることはなかった。これだという推しメンもいなかった(お気に入りメンはたくさんいるけど)。2011年に入ってからは、もう新しいグループの情報を得ることもおっくうになった。それと時期を同じくしてさしこが大活躍し始めて、原点回帰ということでさしこの同人誌とか作るようになったのかな。まあとにかく4年というのは一言では言い表せないような途方もなく長い時間だ。


そんなわけでアイカレの名前を意識することなく2013年まで来てしまったわけだが、(様々なきっかけもあって)6月に渋谷マウントレーニアホールで行われた定期ライブ(ドリンク代のみの無銭イベだった)を見に行って、衝撃を受けた。僕がずっと求めていたものがそこにあったからだ。いや、求めていたかどうかすらも忘れていて、というかもう二度と出会えないかもしれないと諦めていたエンタテインメントがそこにあったから驚いたのだ。こんな完成度の高いステージをあのアイカレがやっていたなんて!全然知らなかった。なぜ誰も教えてくれなかったのだろう?

中でもセンターポジションの多い床爪さくらちゃんには衝撃を受けた。あのパフォーマンス中に見せる笑顔はどこから来るのだ?一切手を抜かないダンスは何なのだ?ショートカットが超絶似合ってて可愛いゾ!300人程度のキャパを埋めることができないグループに、これほどの輝きを放つメンバーがいるとは思いもしなかった。その日は接触することなく終わり、翌週のライブでは握手する機会があり、「初めて握手するんだけど、すごいパフォーマンスでビックリしたよ!」と伝えたら、「本当に〜?、ありがとう!また来てね」とか何とか言われた気がする。

んで6月にソフマップで行われたインストアイベントで初めてチェキを撮る機会があり、30秒だか1分だかしゃべることができ、「ちろう」と名乗って名前も書いてもらった。何故か「ちろうちゃん」と書かれた。そうしたら直後のマウントレーニアでの定期ライブの、全員握手のしかも5秒くらいしかない時間の中でとっさに僕の名前を呼んできたのだ。本当にビックリしたし嬉しかった。「名前覚えてくれたの!?」と聞いたけど、「当たり前じゃん」みたいなこと言ってくるわけ。憎いよね。

この時点で一推しになることはもう確定だったわけだが、その後いろいろおしゃべりをする中で、圧倒的な自信と力強さにますます惚れた。どういうことかという詳細は長くなってしまうので省略。まあとにかくそんな感じで「ちろう3.0」を宣言するに至る。

というわけで僕が本気で床爪さくらちゃんを推していこうと決めてから4ヶ月くらいしか経っていないんだけど、その床爪さくらちゃんはアイドルとして活動し始めてから4年が経っている。4年と言ったら(四年制)大学を一つ卒業できるほどの時間だ。当たり前なんだけど。これは驚くべきことだ。デビュー当初にも確かに見ているのにまったく記憶にないことはひとまず置いておく。めぐり合わせというものがありますし。

そして、これもあまり大きな声で言えないことだが、アイカレはメジャーデビューをしているものの知名度はとても高いとは言えない。これはさくらちゃん本人がインタビューで語っていることだ。もちろんそれは価値観の問題でもある。例えば単独ライブで300人集められるというのが多いというか少ないというかは人それぞれだ。「お話にならない」という人もいるだろうし、「大したもの」だと評価する人もいるだろう。「テレビで頻繁に見られるほどの人気アイドルだから好き」と言う人もいるだろうし、「全然ヲタがついていないからこそ(独占できて)良い」という人もいるだろう。特に後者は現場系古参ヲタにありがち(笑)。

それらの考えに僕はどうこう言うつもりはないが、僕自身がどう考えているかというと「今はこの程度の知名度だからこそ頻繁にライブを見ることができる。近くで見ることができる。これは幸運という他ない。だけどこのエンタテインメントはもっと開かれて然るべきだ」と思う。簡単に言うともっとファンが増えて欲しい。そうなることがきっと本人たちも嬉しいだろうから。てか、さくらちゃんがそう言っているんだから、ヲタとしてはそれを後押しするしかない。まあ普通に考えてダメでしょ。もっともっと多くの人に知られて人気者にならないと。売れるってそういうことだし。だから、推している対象が「売れて欲しくない」とか「ヲタが増えてウザイ」とか言うのは、つまり推してないってことですよ。

というわけで、さくらちゃんが4年活動を続けた今、現状をどう考えているのかということと、どんなモチベーションでやっているのかというのは非常に気になる。もちろん最大限の敬意を払った上でだ。クサイ表現をするならば「4年も活動を続けてきてくれてありがとう」という感じだ。おかげで、遅まきながらだけどアイカレと出会えたから。僕は推し始めるととことん本人にインタビューしたくなる。評論とか他のヲタの意見とかわりとどうでもいいんだよね。本人が考えていることが全てだから。だけど30秒とか1分の握手では到底難しい。まあお金をかければできなくはないんだろうけど。金がないんだから仕方ない。

ヲタにとって最も基本なのは「好きなものを好きだと貫くこと」でしょう。さしこは今でも、これからも好きだけど圧倒的に人気がありすぎる。でもさしこ以降、もうそういう存在に出会えないんじゃないかと思っていた。ここ3年くらいはずっとそうだった。でも2013年に入ってようやくそういう本気で推せる存在を見つけた。これはヲタとして幸せなことだと思う。しかも、世間的には全然知名度がないから距離が近いというのも良い。これは現場ヲタとしては圧倒的に良い。やりがいがあるというものだ。認知だってすぐしてもらえた。

でも知名度がないからこそ、いつ本人の心が折れるのかも分からない。どれだけ頑張っても報われないのだ、と悟りを開く可能性は常にある。年だって重ねていく。だから悠長に構えている時間はない。時間との戦いだと思う。ヲタが少ないのが良いけど、それがいつまでも続くのはいけない。難しい問題だ。この先に起こるかもしれないブレイクスルーを信じ、さらにそれを少しでも近い未来に引き寄せることが、「推す」ということではないだろうか。


とりま、4周年おめでとうございます。
http://ameblo.jp/ic-sakuratokotsume/entry-11627953056.html