ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

数年ぶりにAKB48劇場に入ったら、エンタテイメントの神髄が変わらずそこにあったことを再確認した

2024年8月2日(金)

何年振りかにAKB48劇場にinしてきた。もはや前回がいつなのかが分からない。
東京に来るたびに(というか東京に着いてから)、「そういえばAKB公演・・」と思い出すのだが、当然一日二日前では抽選の申し込みが間に合わない。当日に行ってチケット購入は一切できない。そのハードルの高さがネックなのだ。


ただ今回は長期の遠征だ。
神奈川辺りのネットカフェに潜伏している時に、AKBチケットセンターのID番号すらわからなかったのですが、いろいろ問い合わせて、ログインしてみたら一般枠の応募が間に合ったから応募していたのだ。
橋本陽菜ちゃんの生誕公演だった。
やはり年会費を払い続けていて、数年ぶりの応募となると、サクッと当たるものなんですね(いゃ年会費払っていたんかーい)。

 

AKB48劇場「僕の太陽公演」
【出演】
鈴木くるみ・田口愛佳・徳永羚海・永野芹佳橋本陽菜福岡聖菜向井地美音村山彩希

ライブ前のフロアで、謎の縁日が開かれている。500円の写真を買うと、ピンポン玉を3つ渡されて、長テーブルの端からピンポン玉を投げる。コップに入ると公演後にメンバーと2ショットチェキが撮れるのだという!
(2万円の価値かあ、と脳内変換)


地下アイドル現場と比較すると「なんて世知辛いのだろう」という気もするが(笑)、AKBメンとチェキが撮れるとはこれは最高だなあと思った。しかしこれがなかなか難しくて「これは入らないだろう」と思った。僕がフロアにいる間でも、チリンチリンと鐘を鳴らされていたのは一人だけだったなあ。
(AKB現場のチェキと言えば、当時研究生の指原莉乃ちゃんに日本で最初に200MVP(処女チェキ)を使ったのは僕だったなア、ということが思い出される)
note.com

 

ここで新規読者の方のために自己紹介。
ちろう(tirou):AKB48劇場公演は公称300回鑑賞。ただしnot劇場認定古参(回数足りてなかった)。
2012年~、メルマガPLANETSにて「ちろうのAKB体験記」(全35回)を連載。
こちらのnoteでも公開中→

note.com

 

縁日イベントの客裁き中の郡司さんにご挨拶。
「ちろうです」
「あっ。久しぶりだねー、どうしたの」
「東京を離れていまして、すごく久しぶりに公演を見に来ました」
「今何やっているの」
「岐阜で学習塾をやっています」
「偉いねー」
「郡司さんとかりんごちゃんとか、変わらずスタッフを続けていてすごいですね」
「ありがとう」
認知切れていなかった。良いんだか悪いんだか、複雑な心境。なんかあの頃のやましい気持ちはない。(やらかしとか)いろいろあったけど。全てがリセットされているのだ。

 

手荷物持ち込み不可で、コインロッカーに預けなければならないのは知っていた。
しかし謎のカゴを渡されて応援グッズを持ち込む(ライブ中はカゴを足元に置く)とか、金属探知機まであることとか、ペットボトルの水分は良いのかとか、知らないことが多くて焦る。
カゴが配られる場所で「使わなければ要らないですよ~」と言われたのに、手荷物検査時に「次からカゴ使ってくださいね~」と言われたのは解せなかった。

抽選が公演の満足度を左右する

多くは求めない。せめて座りたい。
そんな思いで抽選を待っていたら、(25巡中)10順くらいで呼ばれたのだろうか。センターブロックのイスは空いていなかったが、後ろから2列目の通路から2個目の席に座ることができた。ここより奥に行くと完全に柱の裏に隠れることになり、センターステージを見ることはかなわなくなる。及第点。
(ちな、センターブロックが1席空いていたのに気づかなかった。郡司さん、早く教えてよ)。

 

生誕Tシャツで揃えている一団が見受けられ、下手お立ち台のあたりに溜まってた(笑)
今の時代、推しメンの生誕公演に入ることも簡単ではないだろう。
(僕で言うと2007年の推しの生誕公演は生誕委員が4・5人そろって最前センターに座ったのがいい思い出。もちろん全員100MVP行使)

 

H1(ひまわり1st)「僕の太陽公演」が今、始まる。
「Dreamin’girls」
「RUN RUN RUN」
「未来の果実」
「ビバ!ハリケーン
全体曲からスタート!
鳥肌止まらんかった。


しかも当時(2007年7月~)のA・K混合の初の試み、当時のメンバー(ダブルキャスト制)を見ていたから、思い出補正がかからざるを得ない(しかもPIPの記憶もよみがえってきてエモーション渋滞中)。
17年前に見ていた公演を見れているんだって!
さすがに懐古厨に浸されてくれって!
→例えばこの記事

【連載】ちろうのAKB体験記 第20回 ■ひまわり組はじまる|ちろう

ユニット曲
「アイドルなんて呼ばないで」
アイドルらしい衣装、曲調。
僕とジュリエットとジェットコースターガッコいいダンス。
「ヒグラシノコイ」しっとりと歌い上げる歌唱力が光る
愛しさのdefenseセクシーな曲
「向日葵」麦わら帽子、篠田麻里子ちゃんのイメージ

 

後半の全体曲
「竹内先輩」
「そんなこんなわけで」
デジャビュ

本編ラスト
「夕陽を見ているか?」

アンコール
「Lay down」
「BINGO!」
「僕の太陽」

結論から言うと、圧倒的なエンタテインメントが、そこには存在していた。

 

生誕の主役である橋本陽菜ちゃんはもちろんのこと、同じく十年選手であるところの初代チーム8永野芹佳ちゃん、そしてそれ以上の活動歴を持つ福岡聖菜ちゃん、村山彩希ちゃん、第3代AKB総支配人であるところの向井地美音ちゃんの安定感がヤバすぎた!


思えばチーム8というプロジェクトは僕が最強の地下アイドルこと仮面女子にハマった2014年ころに始動していて、初期のころに冷やかし気分で静岡かどっかのイベントに見に行ったことはあった。
しかしそこから特に興味を持つこともなく、その中から次世代のAKBを担うことになる倉野尾成美ちゃんや小栗由衣ちゃん、横山由依ちゃん、坂口渚沙ちゃん、本田仁美ちゃんといったメンバーが輩出されていたのを遠目に眺めていただけだ。

 

永野芹佳ちゃんは大阪代表の若い子という印象を持っていたが、橋本陽菜チャンに関しては10年前のイベントでも見ているはずなのですが、まったく記憶になかったくらいの子だった。初期のころにメガネをしていた・・・なぜだろう。岐阜県代表と言えば、最初の子がわりとすぐ辞めちゃって、その後に加入した服部有菜ちゃんは可愛かった記憶がある。

 

2014年~2020年の僕はただの仮面女子オタクであり、2020年~2024年の僕は田舎のしがない塾講師である。
この10年、僕はいったい何をしてきただろう。何を積み上げてきただろう。
片や、AKB48(アイドルの第一線)に在籍し、数々の公演・ライブ・メディア出演をこなし、今もなおAKB劇場に立ち続けているのだ・・何ということだ。
つい先日、AKBを卒業した柏木由紀ちゃんを「情熱大陸」で見たが、AKB48はもちろん彼女だけで成り立っていたわけではない。それを支える後進があったのだ。


僕がギリギリ劇場公演に(付き合いで二月に一回くらい)入っていたころに、小学生みたいな感じで入ってきた福岡聖菜ちゃんが24歳・・だと!? いい女になっている、、だと!?

福岡聖菜ちゃんの絵日記

橋本陽菜ちゃんが良い。公演後の今になって分かったことだが、富山県代表だから隣の県だし、去年に大学を卒業して、しかも小学校教員免許を取得していたことを公表し、さらにその大学が富山大学だっていうじゃないですか(ネット集合知情報)。
ちなみに数学が好き。高橋みなみ指原莉乃を目標としているのも良い。
中学2年生でデビューし、今年で活動10周年。やはりこちらも10年選手だ。
いや、僕も地下アイドルを長く見てきて、十年選手ともなると「貫禄というものがあるなあ」と感じることがあるが、AKB48でのそれはちょっと異次元だった。
面構えが違うのだ。


ましてそれ以上の向井地美音ちゃん(3代目総監督!)、村山彩希ちゃん、福岡聖菜ちゃんとか、とんでもないオーラを放っていた。これが劇場で見るホンマもんのアイドルなんやと思った。

 

それだけではない。初めて顔と名前と実物を認識させていただいた(汗)、田口愛佳(たぐちまなか)ちゃん、鈴木くるみちゃんの立ち居振る舞いも安定感があったし、いちばん新しい徳永羚海ちゃんでも加入は2019年ですか。
今エケペディア調べたら、(元祖)チーム8以前のメンバーって5人しかいなくて、そのうちの3人が出ているじゃないか!
メンバー数としては8人で少な目だったけど、もしかしたらすんごいメンバーの公演に当たっちゃったんじゃないかしら?

 

そしてセットリストというシステム。一枚のアルバムを鑑賞するかのようなセットリストstyle。これが実にいい(思い出補正込み)。
これはもう完成された伝統芸能の域といって良いだろう。
AKB48のセットリストはどれをとってもハズレなしです(といいつつ新しいのは知らない)。

 

生誕セレモニーと、決意表明のあいさつ。そして、もうすぐAKB48劇場がリニューアル工事に入るということで、しばらく閉館になるのだという(もっと広くしてあの柱を取っ払ってくれ!)。
それでリバイバルでいろんな公演の楽曲を1曲披露するらしく(過去のメンバーが出演することもあるらしい)、今回披露する曲は~
「みんな輪になって~! せーのっ いつも、感謝! 冷静に、丁寧に、正確に~

 

初日きてぃあああああああああああああ~~~~~~
(これでゆきりんが出てきたら最高だったけど誰も来なかった)

 

まあそんなわけでレアな楽曲披露もあり、最高の満足度の公演だった。
公演後にはメンバーがステージに残り、客が捌け際にお見送りをしてくれるのだという。
認知されていたら楽しいだろうな~とか思いながらお見送りを受ける。

 

劇場を出ると、写真の販売。
記念としてLサイズの写真を1枚(300円)お買い上げ。いい商売してんな~。

公演を見た記念の写真

家に帰ったら懐古厨発動して劇場公演DVDを見たくなったけど、オリジナル公演のものがどっかにいってしまったから、「見逃した君たちへ」の17枚くらいセットになっているDVDを開く。
それでH1stを見たら出ているメンバーが9期メイン(のちのチーム4)で、また泣いた。