ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

abemaTVの「ドラゴン堀江」が面白いのと、数学が面白いという話

ホリエモンが主催する東大受験企画「ドラゴン堀江」が面白い。僕が20代だったら絶対これ参加したいなあって思った。

ホリエモンはさすが本人が受験経験者なだけあって、方針がクリティカル。勉強ができる=国語力=文章が読める=文章が書ける、だと言っている。古文・漢文に関する認識も僕と一緒やった。古文単語とか活用とか文法的意味とか知らんねん。ちょっと文体が古臭い感じの文章だと思って、現代文のノリでゴリゴリ読む、という認識。まあこれだとせいぜい8割くらいしか到達できないんだけど。ま、覚えるべき文法をきっちり身につけたら一気に視界が開けるんだろうなあと思いつつ。僕自身も、今はそんな感じ。

そして数学が鍵になる、という。これ本当にそうなんですよね。センター数学は特に突飛な問題も出ないでしょうから90〜100点を目指すのが目標ですよね。むろん英語は大前提ですし、国語が大事って言ったばっかりなんで、やっぱり受験って国語・英語・数学なんですよね。理科・社会は日常生活の中でいかに興味もてるかというのと、あとは試験前に一気に知識を身につけていく。これを対策していくんですかね〜。それも楽しみ。

今回の企画のオーディションに参加した芸人やタレントもそこそこの大学を出ていて、あ〜皆もがいているんだなあと思った。なんか僕自身、昔に芸人に憧れていた時代とかもあったんで、なんか他人事に思えない感じ。これ東大に合格したらマジでプラチナチケットになるよ。ホリエモン自身が受けるのも面白いし、特別講師にXXCLUB大島、ヨビノリのたくみが出るというのも、Youtubeファンとしては注目ポイント。



最近、勉強が面白いなあとつくづく感じていて、理科・社会に関する雑学的なこともそうですし(高校レベルはほぼ知識ゼロですが)、数学がやっぱり面白いですね。特に確率とか整数論で、論理的に考えて答えはこれしかないって判明するときとか気持ちいいですし、関数をいじくったり最大最小を求めたり、三角比を駆使して図形の辺の長さを求めるのも楽しい。ただ、この楽しさを共有するのは案外難しいなと感じています。

というのも個別指導塾というところで働いていて、日々子供たちに解いてみせたりしているのですが、楽しいのは僕だけで、子供たちは別に楽しくないんじゃないかと思う時があります。あるいはうまく伝わらないなとか。細かい計算を苦にしないとか、ある条件を満たすパターンを数え上げるとかにエクスタシーを感じるとかいうのはやっぱり特殊技能なんでしょうか。それを嫌がったり、思い付きもしない、プラスかマイナスかとか、有り得ない答えが出ていても気にしない、という子が多い。答えとして「有り得る」か「有り得ない」かっていう検証って、決定的に重要な分水嶺だと思うんですが。小学生からできる人とできない人が分かれる。出来て欲しい。


数学に限らず、学校の勉強というのは知識レベルのことと、頭の使い方の訓練という側面があって(落合陽一氏はコンテンツとトレーニングって言ってた)、頭の使い方こそが長い目で見たら大事なんだけど、まあそうは言っても受験産業においてはテストの点数を上げたり受験をパスしなければいけないわけで。ここをうまく切り分けられないかなあという問題意識は常にあります。役に立つか立たないかは置いといて、楽しいやんという。
(マシュマロテストなんてのがありましたけど、なんか目の前の果実というか、刹那的な快楽に負けてしまう人ってそもそも勉強に向いていないんですよね)

高校生にもなって塾に来ている子はある種、勉強に対して吹っ切れているわけですが、中学以下だと「この勉強が何の役に立つのか」とか言う姿勢の子が散見されますから、ますます厳しい。悪しき効率主義ですな。やっぱりユダヤ教を見習って3歳から聖書読ませたりしたほうがいいですよ。言葉を巧みに扱えるというのが、深く思考できるということになりますから。

えらてんの動画が面白かった。ユダヤ教の教育について

そんなわけで、日々勉強の楽しさを感じているとは言いつつ、空いた時間に勉強をしているかというとそうでもないです。目標がないですからね。受験も試験もないわけですから、数検は2級どまり。今から数?を独学で勉強しようというモチベもないわけです。なんか金銭的にとか精神的に余裕があったら、スペシャル講師に教えてもらいたいなというモチベはあるんですけどね。


ただ、趣味でYoutubeで大学受験数学の解説動画をよく見ています。「Mathmatics Monster」「Koga Masaki」「ヨビノリ」(←大学数学ですね)「鈴木貫太郎」この人たちの動画は割とお気に入りで、調子がいいと2時間くらいぶっ続けで見たりしてます。日々発見がありますよ。おー、そんな考え方があるのか〜って。


僕が超絶オススメしたい数学の解説動画→「Mathmatics Monster
数学モンスターを名乗るだけあって、明らかにプロの仕業。各単元の最初に〈参考〉として重要公式や解放を説明してくれて、通常の解説においてはかなり高いレベルでサラッと話が進んでいく。これが僕にとっては絶妙なレベル。ぼーっとしてると置いていかれる。基礎が身についていなければまず理解不能。だけど、これをスっと付いていけるようになれば、センターレベルであれば怖いものなしになれるのでは。

この人、何者なのか謎すぎるんだけど、最新の動画が2年前で更新されていない。Youtuberとして精力的に活動しているわけではない。でもめっちゃ気になるんだよなあ。もしこの人が何者なのかご存知の方は、ぜひ教えてください><