ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

2023年3月17~21日、東京遠征に行ってきましたその1~前日譚・ゲンロン総会編~

2023年3月17~21日の日程で東京遠征に行ってきました。春休みには少し早いこの時期になぜ行ったかというと、3月18日(土)に五反田TOCで行われたゲンロン総会、コミュニティーマーケットに稲垣教育研究所(チロウショウジ)として出典したからですね。

 

「ゲンロン」というのは作家・思想家の東浩紀さんが立ち上げた会社で、「ゲンロン総会」というのはゲンロン友の会というファンクラブに加入している人が参加できる、年に1回のお祭りですね。自分は長らくゲンロン友の会会員ではあるのですが(コンテクチュアズ時代から! 年3冊本が送られてくる)、総会には参加したことがありませんでした(遠いし、夜中だし)。しかし今回は総会としての初の試み、コミュニティーマーケットという名の同人誌即売会(つまりコミケじゃん!)が開催されると聞き、参加申し込み。東京入りが決定しました。

 

それで何を出品するかというと、過去の既刊はもちろんですが、長らくnoteに公開して放置されていたひとまとまりの文章「本質研究所へようこそ」、これを冊子化することを思い立ったのです。ハッキリ言って、読めば読むほど粗さが目立つのですが、そんなことは言ってられねえ!と奮い立たせてまずは冊子の形にすることを至上命題にして動き出しました。

 

すでにあるテキストだとはいえ、レイアウトを直したり誤字脱字直したり加筆修正したり1章追記したりまえがき・あとがきを書いたりして、これまた日々の生活に追われてバタバタして、入稿がギリギリになりました。しかも悪いことに、編集作業しているうちに体調が悪くなり、入稿ボタンをポチっとしたその日にコロナウイルスに感染したことが判明し、日中は39度まで熱が上がりました。うむ、コロナは普通の風邪じゃない、のかもしれない。僕が39度の熱が出たの10年単位ぶりだから。

 

そこから1週間、塾も学校のお仕事も休んで、世界(主に家族とか)から腫れ物扱いされて、休み明けには学校で失笑されて、体調というよりはメンタル的にやられて(俺は何をやっているんだ的な)それで東京遠征行ってる場合じゃねえだろ、と思いつつ、タイミング的には不幸中の幸いと言いますか、スケジュールを変更せずに済んだわけです。神様に感謝。

 

そうしてチロウショウジから刊行される教育に関する同人誌第3弾『本質研究所へようこそ』がついに完成し(ついでに塾のチラシ、名刺を作って)、これを携えて東京へ向かう。
さて、サークルは2人まで入場できるので地元の友達を誘いました。友人は(マジメな社会人なので)当日入り。僕は当日の準備を考えて、金曜日から前日入り。当日12時までに準備を終えるにはこうするしかないのだ。

 

3月17日(金)
8:00
高山駅BCで新宿行きのバスに乗り込む。

 

14:00
新宿着。いろいろ行ってみたい店がことごとく入れなくて、西口に移動し、塩たんたんさんのツイートで見た「よもだそば」のインドカレーを食う。一人飯はいつも安上がり。久しぶりに外で(東京で)食う外食は味も色も濃い目。病み上がりの身体に染みる。

よもだそばのインドカレーとそば

15:00
池袋に移動。軽くサンシャイン通りブックオフを物色しつつ、アフィリアグランドロッジは閉店しているけどそういえばハニハニ池袋店があるんよなあと思い立つ。池袋店は初。サンシャイン通りを見下ろすビルの5階。ケーキとコーヒーをいただく。メイドさんカワイイ。うーむ、また新たに池袋に聖地が出来てしまったのか・・

 

18:00
山手線で秋葉原経由→総武線で亀戸へ移動。駅前のカメイドクロックというショッピング施設で仮面女子&カタクリ娘(コ)fromスリジエのライブイベントがあるとのこと。カメイドクロックはここ数年アリス&ドリームメンバーがちょくちょくイベントをやっているらしく、今回は初めて見に行くことができた。しかも新生仮面女子としては初めてのカメクロということで幸運にも恵まれた。

 

カタクリ娘(コ)というのも初めて見たのですが、つまりはスリジエの選抜メンバーなんですね。野崎ゆりかちゃんががんばっていた。
仮面女子は新曲「アップテンション」「DEAR☆PAIN」が初めて生で見れた!他に「つけ麺☆風味絶佳」「ジャンピン☆ベイベー」と懐かしの楽曲もあり、充実。
接触厨としてはとにかくライブ後の特典会が目当て。

 

物販の様子を見ていたら、もうメンバーもオタも撮影時にはマスクを外せるっぽいことが分かったので、満を持して仮面女子メンバーの推しメン3人でセレクトチェキを発動。森下舞桜ちゃん、月野もあちゃん、小島夕佳ちゃん。サインは小島夕佳ちゃん(サインを誰にするかというのは重大な問題)。

ぜいたくなセレクトチェキ

思えばこの3人のセレクトは初。なにしろマスクなし集合チェキがコロナ以後初だから。僕の離京後初と言って良い。このメンバーとおしゃべり出来て、宛名まで書いてもらえるなんて最高過ぎない?名前を名乗らなくても、くん付けで書いてもらえる、この喜び、プライスレス(なお、チェキは2000円の模様)。

 

21:30
池袋に移動し、池袋時代の友人Tと合流してジョナサン。懐かしのジョナサン。ファミマ上ジョナサン。いつものジョナサン。お茶をしながら近況報告&作戦会議。会うたびに池袋のファミレスを巡回している。それでいい。それがいい。閉店の23時で追い出される。

 

23:30
某文京区にあるジャージャーハウスに帰還。東京に来るたびにお世話になっている。居間のコタツと寝袋で。今回もよろしくお願いします。
住人のコイディーに「シン仮面ライダー見るなら元祖仮面ライダー見ないとダメ」だと言われて(日曜に見る予定!)、DMM TVだか何だかで一話分だけ見る。ヒトデの化石が出てくる奴。おバカ映像。訳が分からなかった・・仮面ライダーとは一体何なのか。分からない。「シン」もこのクオリティなのか・・いゃ、庵野監督だから、スタイリッシュな映像に違いない。

 

18日(土)
10:00
イベント本番。朝に五反田駅に降り立つ。あいにくの雨。まあ一日建物の中だから良いのだ。
ブースの設置。設置も何も本を置くだけだから1分で終わる。

ゲンロンコミケの様子

12:00
ゲンロン代表、上田洋子さんのあいさつで幕開け。うーむ、この空気、初めての経験だ。
とにかくメインは隣の部屋のトークショー。第1部:古市憲寿×東浩紀。第2部:小川さやか×山崎孝明×与那覇潤。サブステージで小松理虔×石戸諭、星野博美×高橋ユキ×上田洋子。
両サイドのトークルームに挟まれて、あいだの部屋でコミュニティマーケット&物販&ケータリングエリア。

上田洋子さんのあいさつで幕開け

僕はトークイベントを見るとなったらガッツリ見ないと気が済まない派なので、一瞬は古市氏の顔を覗きに行ったけど(満席!)、後日に配信動画を見ることにする。とはいえトークイベント中はわりと退屈。

 

両隣の出展ブース公認心理師キンキーとコミュニティ心理学ラボ」さんと「科学者も街に出てみてパルクールさんとおしゃべり。こうして偶然隣り合わせになることで知り合う縁がある。これこそが誤配。郵便的邂逅。
そう、これはゲンロンなりのコミケなのだ。

 

キンキーさんは特に頒布しているものは無かったけど、歌舞伎町ロックカフェロフトで不登校とか心理学系のジャンルのトークイベントをするという告知をしていて、のちに(というか翌日、笑)イベントにお邪魔することになる。公認心理師なんていう国家資格があるのだなア。そういえば僕は大学が教育学部心理学科で、臨床心理士を目指すというルートもあったのだなアとしみじみと思い出す。粘り強さがない僕には、大学4年の後さらに大学院に行くなどという選択肢は選べなかった。

 

パルクールさんは岐阜県のお隣、愛知県(岡崎市)からお越しになっており、旅行記科学史とエッセイの合わせ技のような冊子を頒布してて、興味深く読ませてもらいました(細かくはこれから読みます!)。現役の化学研究者。かつて学習塾で働いていたり、子供相手に科学教室なんかをやった経験もあるようで、シンパシーを感じました。ぜひ飛騨高山に遊びに来てくださ~い。

 

そんなこんなで友人も合流して、ケータリングを一通り物色して、ミニステージで音楽の演奏を楽しむ。そんな中、主催者&創業者こと東浩紀さんが一つ一つのブースにあいさつ回りして、全頒布物をご購入。圧倒的なホスピタリティに感動する。本来であれば僕も往年のガツガツしたオタ機動力で動き回るところですが、あずまん(とあえて呼ばせてもらう)に対して思うところはもはや一周回っており、粛々と頒布物をお渡しするのみだった。あの頃の俺はどこへ行ってしまったんだよ!

 

あ、今やパフェ評論家として著名で、シラサーでもある斧屋さん(元ハロオタ!)が招待枠で来ていて、あいさつしたかな。あと見かけたのは師走の翁先生。さすがに声はかけられなかった(声をかけたとしてどうするというのだ)。

 

20時閉幕&撤収で、自分たちはその後の動きとかもあったんで19時過ぎには撤退準備。後片づけを何もせずに抜け出してしまったこと、ここにお詫び申し上げます。僕みたいなものでも、ゲンロン初の試み「コミュニティーマーケット」の賑やかし程度になれていれば幸いです(「枯れ木も山の賑わい」良い言葉です)。

 

さーて、来年以降もあるのかな、果たして・・??ってもう新刊を作る元気はないよ!笑
例年の恒例イベントになったら、また降り立つ心の準備はあります!

 

20:00
売れ残った頒布物の段ボール(泣)をコンビニの宅急便で送り返し、品川シーサイド駅に移動。友人が取ってくれたビジネスホテルにin。まともなビジネスホテルとか何年ぶりだよ・・と思いつつ1年前に金沢で、2年前に富山で泊まってた。んで品川シーサイド駅とか行ったことなかったんだけど、ホテルとオフィスビルしかない・・暗黒の世界。10分ほど歩いて駅前飲み屋街に行って、適当に見つけたホルモン焼のお店にIN。なんて贅沢なんだ・・


食べながら翌日の作戦会議。不思議な食感のホルモン。極上のカルビ。店員さんの気持ちの良い接客。ホスピタリティ。食後の飲むヨーグルト

 

22:00
ホテルで就寝。

 

(次回に続きます)