ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

春休みに旅をしてきました(その2)

4月1日(金)
午前中に某公立小学校の教職員顔合わせに出る。去年に引き続き。その場で今年度の役職とか担任とかが発表される。先生の担当クラスにしても、児童に対する担任の先生発表にしても、その瞬間まで秘密にする習慣、何なんだろう。ドキドキワクワクを喚起するためなのかな?クレーム封じ。事前にネットで発表しててもよさそう。

 

んで全員の紹介(とあいさつ)が終わった後に職員室に戻って、わちゃわちゃしながら職員室内の机配置大移動。大量の荷物とかPCとか。僕は前年度と同じだったから蚊帳の外。そそくさと帰る。

 

高山駅15:33発の「特急ひだ大阪行き」と言うものに初めて乗る。まず「特急ひだ」に大阪行きがあることを最近まで知らなかった。大学以降も岐阜・名古屋方面に行くことは度々あったが、車で行ったりバスだったり鈍行電車だったりでなかなか乗る機会がなかった。2両編成で1両は名古屋まで。1日1本だけで、4時間半で着く。東京までのバスが5時間半だから、東京よりも早く着くということが分かった。

 

大阪に着いて、取っていたホテルが西成地区って言うの?なんやよう分からんけどJRで行けるところまで行くべ~と思って「新今宮」という駅まで移動。都会はJRと私鉄と地下鉄が入り乱れていて、結局どれでも似たようなところには行けるので考えるのが面倒になった時はJRを使う。僕はJR派。

 

楽天トラベルで、いっちゃん安いところで~って感じで見つけた「ホテル東洋」というところにチェックイン。外国人旅行者、バックパッカーを見込んだ巨大な安ホテル。内装はお世辞にもキレイとは言えないが。全ての看板に英語が書いてある。グローバルだ。コロナ禍においては寂しさを誘う。休憩スペースの和室、こたつ、テレビに古いゲーム、冷蔵庫、簡易キッチンなど。あんまり休憩したい感じがしない。冷蔵庫覗いたらマジックで名前が書いてある食品が詰め込まれていた。

ホテル東洋の和室at西成

近所の中華屋でメシを食って、夜の飲み屋街を散策。奥の方までずんずん進むが、カラオケ喫茶という飲み屋ばっかり。通り自体は暗くて寂しい感じがするのだが、どこもそれなりに客が入っていて、訳わからん曲を歌っている。なんなんだこの文化は。道行く酔っ払いオッサンに警戒を解いてはいけない。目を合わせてはいけない。

 

さらにずんずん進んで行ったら、料亭っぽい雰囲気の似たようなお店がズラリと並んでいる一帯に出る。ここもやけに明るくて、入り口が解放されて中が覗けるようになっている。んでその通りを行ったり来たりしている成人男性がたくさんいた。一体何だったんだろう。ひとしきりその辺を散策。一時間くらい散歩させるくらいの何とも言い難い不思議な雰囲気があった。コンビニでお茶やお菓子を買ってホテルに帰る。

 

4月2日(土)
9:30くらいにホテルを出て、とその前にフロントでもう一泊できるか聞く。トイレやシャワーがきれいだし和室の個室だし安いし立地が良いので気に入ってしまった。まあこのご時世で部屋が空いてませんなんてことはないだろう。一泊目は1550円だったけど、この日は土曜日なので2000円と言われた。当日だし現金払いだし。構わない。ちなみに壁はめちゃめちゃ薄く、同じフロアの人がドアを開閉するだけでめっちゃ響くし、上の階の足音とかが酷い(笑)。

 

9:30。明け方に雨が降ったのか地面が濡れていたけど、気持ちのよい朝。
ざっくり言うと北の方角に向かって歩く。まずは通天閣の通り、次に恵美須町日本橋あたり、そのままなんばまで。店を覗きながら、買い食いしながら、楽しい。松屋の肉うどん。320円。安すぎだろ。サツマイモにドーナツを巻き付けた食べ物。100円。美味い。


無駄にこの辺を散策するのが好きで、大阪に来たのも5年ぶりか下手したら10年ぶりかもしれない。


そういえば「カフェドールって健在なんだろうか?」と思い立ち、調べる(ちなみに僕の心のふるさとは、今は無くなってしまった「カフェドール東京」)。恵比須駅の近く、商店街の通りから一本入ったオフィスビルの一角という感じの場所。来たことがあるのは多分10年以上前。場所変わってない?それすらも分からない。

 

ソフトドリンク飲み放題で1時間800円という設定。チャイナデーと言うことでチャイナ服の女の子が3人。これメイド喫茶あるあるね。遠方から来た客が、普段のメイド服が見れないというヤツ。まあそんなことでは動じない。カウンターにオタクが2人ほど。カラオケ歌ったり、女の子に歌わせたり。ここでもカラオケ。大阪ってカラオケが流行ってんの?後から男の二人組もやってきた。メロンソーダを飲みながら、何か落ち着く。2杯目以降はセルフサービス(泣)。チェキを撮って落書きしてもらって会計。

 

当初はなんばまでの移動をどうするかとか考えたけど、普通に歩けた。堺筋のDVDショップ覗いたり、アニメグッズ屋を覗いたり、1000円ガチャでボッタくられたり(ウマ娘の1000円ガチャやったら小さいキーホルダー泣)、日本橋のオタクロードを楽しむ。なんばグランド花月を覗いたら、土日で吉本興業110周年記念ということで「伝説の一日」と言うイベントをやっていて、余裕でソールドアウト。締め出された。これはライブビューイングでも見たいくらいの案件だったけど、大阪まで来てライブビューイングはねえだろ(そもそも会場が分からん)ということで回避。腹いせに串カツ定食の安い奴(680円)を食う。串カツは良いぞ。

串カツ定食atなんば

食ってる間にアンチ軍団大阪支部のケンジという友人を呼びだす。難波まで来てくれた。ありがたや。喫茶店で2時間くらいしゃべったのかな。人生を前に進めるとはどういうことか、の議論を交わす。不思議な縁だがこうして話ができる友人がいるのは嬉しいものだ。5時すぎころに解散して、僕は戎橋通のブックオフを散策。ブックオフを見つけると突撃せずにはいられないビョーキ。3アイテムほど買い込んでしまう。荷物が重くなるのに・・

 

良い感じに日も暮れて来たのでホテルに向かって、来た道を南下。メイド喫茶の老舗「e-maid」を外から覗いてメイド喫茶ヲタの気分だけ味わう。途中でかすうどんを食う。腹の調子を見て半サイズにしたけど失敗だった。あと入った店があんまり美味くなかった。次回再チャレンジ。

 

ホテルでシャワーして体制を整えて、またカラオケ飲み屋商店街を歩いて、さらにその先の「料亭ゾーン」を散歩。1時間くらい散歩。やはりここには散歩したくなる何かがある。ためしに一件入ってみて、何故かウーロン茶とぺろぺろキャンディをもらう。ありがとうございます。

 

スーパー玉出で安くなった総菜とかを物色して、ホテルに帰還。充実。


4月3日(日)
朝から兵庫三宮に移動。北野天満神社で友人の結婚式&披露宴に参加するため。坂の上の方の異人館エリア。学生時代に観光で来て歩いたような気がする。うーむ。あんまり記憶がない。今回はあまり館に突入する元気はない。

 

んで結婚式。詳細は語るまい。オーソドックスな披露宴。結婚式に参加するたびに「これが人生最後の結婚式かもしれない」と思っている。友人枠の男女比がおかしかった。

 

結婚式やったのはこんな場所

昼から開始して、終わったのが17時くらい。新郎友人の人たち(なお、初対面)と一緒に三ノ宮駅に向かい、解散。皆はそれぞれ岐路についたが、僕は三宮に潜伏するべく潜伏場所を物色。貧乏旅行の定番としてマンガ喫茶かビデオボックスがいい。ナイトコース最大15時間で2000円という所を見つけてビデオボックス(金太郎)に決定。やっすいなあ。にしても三宮駅前は誘惑が多い。

 

ビデボにチェックイン(?)してから三宮駅周辺を散策。めちゃめちゃ栄えていてビビる。飲み屋たくさん。大阪難波、御堂筋、西成とは違った趣。何かを食いたい気分で歩いていたら、ピザ1ピース99円の店を見つける。ちょっと焼き立てで立ち食い。チーズだけ。デフレが極まってる。んで金曜昼間に小学生以下に無銭で提供とか書いてあった。食べるものがなくてピザをもらいに来る小学生(とその家族)に想いを馳せながら、ピザ(税込み百円)を食う。

 

そのあと周りをぐるっと歩いていたら焼肉ライクを見つけてついつい入ってしまう。こちらもデフレの申し子。そして僕自身の精神がデフレを起こしている。

ビデボに帰還して潜伏。フラットシートはそんなに寝心地は良くない。だが、それが良い。生きていることを感じる。

 

4月4日(月)
9:30に前日の新郎と三宮駅前で合流。ってか結婚式翌日になにやってんねん(笑)。まあ僕としてはせっかくの機会に神戸・姫路観光が出来てありがたい。三宮駅から元町駅まで歩いて神戸港メリケンパーク、ポートアイランドあたりを散策。震災メモリアルパーク。ポートタワーは改修中で幕がかかっている。ちょうど遊覧船が出向するタイミングだったので滑り込む。40分ほどの遊覧で1400円。

船は良いぞ

船は良い。とはいえ景色を眺めるというよりは新郎とは15年来の知り合いで会うのが2年弱ぶりとかだから話し込んでしまう。船の上で写真を撮る。

 

そのあと中華街を歩く。横浜中華街より規模が小さいのか。屋台形式でミニサイズの食べ物が多い。100円の肉まんとか250円のラーメンとか300円のソフトクリームとかを買い食いしてしまう。買い食いした後にガッツリと中華の定食を食いたい衝動にかられたが、さすがに我慢。

 

三宮駅に戻り、姫路に移動。長年の念願であった姫路城観光に向かう。駅を出てまっすぐ進んで、商店街を通過すると目の前に姫路城。圧倒的な存在感。

 

中に入って天守閣まで登れる。細くて暗くて急な階段をずんずん上る。歴史と伝統を感じた。ただの展望台になっている岐阜城との差を感じた。んでもう一個の建物もぐるっと回ったけど、昔の武士だか女中だかを住まわせていた長屋みたいな建物で、こちらも結構デカかった。

下から見上げる姫路城(世界遺産

そんなこんなで閉場の17時まで姫路城を満喫し、お土産物屋ストリートの定食屋でホルモン定食を食う。駅に向かう途中、「西松屋の創業の地が保管してある」とか地元ならではの雑学を教えてもらいながら駅に帰還。新幹線+特急+鈍行を乗り継ぐ電車の切符を買い、みどりの窓口でしゃべる。19時05分発の新幹線に乗り、高山着が24時27分。

 

本当にありがとうございました。また会おう。