ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

2020年1~2月の雑記(コロナ雑記とコンテンツに埋もれて死ぬかもしれない話)

2020年が2か月も経過している。東京オリンピック開幕まであと5か月。あな恐ろしや。

 

なんか最近、ことにものごとの流れが早すぎると感じる。Twitterとかでも日夜、痛い発言をした人がいて、それを一斉に叩いて、数日後には忘れ去られているということが繰り返されている。そうするといちいち乗っかったり反応したりするのがアホらしい。Twitterの更新頻度が高い人は本当に大変そうだ。

 

そんな中にあって、新型コロナウイルスに関する一連の騒動はあまりにも世界中に大きな打撃を与えている。主に経済面において。中国の武漢がどうだとか、チャーター便だとか、ダイヤモンドプリンセス号とか言っているうちは「おいおい、ずいぶん大きな騒ぎになっているな、早く終わってくんないかな」とか思いつつもどこか他人事だった。

 

AKBの握手会が延期というニュースを見て「それはさすがにやりすぎやろ」とか思っていたら、あれよあれよという間に(パフュームとかの)大型のエンタメ興業が中止、小規模の自主ライブまで自粛という流れに。僕はまだ買ったチケットの払い戻し案件はないが、今月中ごろに参加予定だった地域の小規模なフリーマーケットまで中止ということになり、これはちょっと凹んでいる。

 

僕の魂のホームとも言うべきPARMS(仮面女子カフェ)で「無料ハイタッチの中止」から始まり「マスク着用推奨」→「特典会時にタレントがマスク着用」→「10日間の劇場閉鎖」ということに相成った。推しメンの生誕祭が延期になったオタクおよびメンバーにおいては、なんともやりきれないことでありましょう。お察しします。

 

これにとどまらず、「教育現場を封鎖せよ」という政府からの指令が出て、塾で教えていた生徒たちが(授業中にもかかわらずスマホをいじって)「春休みが前倒しになった」とか「テストがなくなった」とか言っていて、「ふーん」とか「良かったねえ。遊べるねえ」とかいう感慨に浸っていたと思ったら、もう次の日には空気を読んだ「民の教育現場」とでもいうべき予備校・学習塾業界が一斉に休校措置を取り、まさかの一週間の仕事がなくなってしまった(これは伸びるんじゃねえかと思っている)。他人事だと思っていたら、完全に自分事だった。

 

もう一つ自分事だった件を言うと、僕は「自分が咳が出てしまう」とき以外にマスクをしないししようと思ったこともないので(つい先日4年ぶりくらいにマスクをした。ちな今ちょっと気管の調子が悪い)、「マスクが入手できない」とか「マスク転売」とかいう現象をこの目で見たことがない(薬局でマスクを探したことがない)のですが、その次は「ティッシュ・トイレットペーパーが買えなくなるというデマが飛び交っている」というニュースを目にしており、それも別段興味がなかったのですが、ちょうど家のティッシュボックスがラストワンになったので、いつもの調子でふらっとドラッグストアに立ち寄って買おうとしたら本当にスッカラカンで愕然とした。ふざけるなと思った。まあ1箱あるし、ポケットティッシュも大量にストックがあるので良いんですけど。良いんですけどね。本当に一時的なものだと思います。

 

なんかそういう日用品がなくなったとか騒ぐのも、それに憤るのも、朝早くから薬局に並ぶとかいうのもアホらしいし、転売するヤツは許せないし、Twitterとか見てると「店員の叫び」みたいなものが目に入って、「なんでマスクを入荷しないんだとキレられた」とか「くしゃみしたら客にキレられた」とかそういう話を聞いて、たぶん本当の話だと思うんですけど、本当にイヤな気持ちになる。必要のないところでガミガミしたり、殺伐とするのは本当にイヤだ。電車で咳をするのが怖いです。たまにするんでね。

 

まあとにかく僕個人としては、WHOが公表したという「せきなどの症状がない人は予防で着用する必要はないと、供給不足に拍車をかけないためにも、使用を控えるように呼び掛けた」というニュースを積極的に拡散していこうと思います。基本は手洗いですよ。あと継続的にお茶。水(液体)を飲むことです。これは本当です。

WHO、症状ない人「予防にマスク着用不要」 過度の使用控えるよう呼びかけ 新型コロナ

 

 

コロナのことを書きすぎた。この2か月であったことや思ったことを、トピックごとに書いていきたい。


■ファミレスが深夜営業を続々廃止

これも最初他人事だと思っていた案件で、「ファミレス(すかいらーく)が24時間営業を廃止」みたいなニュースを見て、「たしかに僕はすかいらーくと共に生きている。だけど僕の行きつけは29時閉店なんでよゆー。関係なし」と思っていた。しかしそうではなかった。僕の行きつけの池袋東口界隈のガストおよびジョナサンが軒並み29時閉店→24時閉店に変え始めた。これで完全に僕の居場所がなくなった。「24時間営業を廃止」っていうのは「24時閉店」の意味だったの?たぶん違うのだろう。しかしそこをツッコんでもしょうがない。だって僕にはその決定に従うしかないのだから。

 

永遠に変わらないものなんてないんだな、っていう経験だった。それでもやっていくしかない。
「24時って案外、じゅうぶん遅いじゃん」「そもそもファミレス行く必要なくねえ?」「サンシャイン通りサイゼもあるよ(28時閉店)」「金土限定で29時閉店の店舗(池袋南口)もあるよ」こんなふうに騙し騙しやっていくしかない。

 

「そもそもなんでそんなにファミレスに行きたいんだよ」って?なんでだろうね。自分でも分からない。
大して金を使わないし、物書きでもあるまい。家で本も読めるしパソコンだってできるだろう。そうなんだけどさ。そこは意思の弱さなのかな。これは自分の住環境をしっかりしなきゃなという気持ちになるきっかけでもあった。
ただ人と長時間おしゃべりするのには都合がいい。なんてったってドリンクバーが最高過ぎる。

 

ちな最近僕が注目している論客こと古谷経衡さんが「ラブホテルで仕事が異様にはかどる」ということを提唱しており、僕もお金に余裕が出来たらやってみたいなあと思っている。

 

■2か月で見た新作映画
・「帰ってきた寅さん」
・「パラサイト」
・「スターウォーズエピソード9」
・アリスフィルムコレクション「つむぐ」「未来の唄」
・「音楽」

 

結構見てるなあ。特にパラサイトが最高だった。本当に素晴らしいから皆さんも見た方が良いですよ。コメディとサスペンス、格差社会、人間の欲望、etcが見事に描かれています。僕はパラサイト家族の妹が好き。めちゃめちゃカッコいい&カワイイ。
んでその後にレビュー動画を見ることです。本当にそれだけの価値があります。有名人のラジオ音源から素人のYoutuberのものまでありますけど、僕は「コンテンツ全部見東大生」のレビューが一番良かったです(映画評論二大巨頭の町山&宇多丸はネタバレしていないから情報量が少ない)。


【パラサイト 半地下の家族】ギジョンの運命を考察!3匹の犬の意味とは?※ネタバレ大量【映画レビュー】

 


■この世界にコンテンツが多すぎる
この世界(あるいは現代)って、コンテンツが多すぎませんか?小説に映画、アニメ、それでなくても録画したテレビが尋常じゃないくらいに溜まっていて、どう考えても消化できない。皆さんはどうやってやりくりしているんですか。
いや、全てのコンテンツを見るなんて土台無理だと分かっているんですけどね(コンテンツ全部見東大生とはwww)。

 

岡田斗司夫さんは著書の中で「オタクは死んだ」って言っていますけど、僕はやっぱりかつての「オタク貴族主義」「オタクエリート主義」「知識マウンティング」に憧れている部分がありまして、オタクたるもの努力と根性でもって知識を獲得し続けねばならないみたいなことを思っていて、いつまで経ってもそこに到達できない自分にヌルさを感じている。(たぶんこの呪縛から逃れられる日は来ないと思う)

オタクはすでに死んでいる (新潮新書)

 

それでもちょっとずつは頑張っています。たとえばここ2か月でも「寅さん(男はつらいよ)」「スターウォーズ」の新作映画を見ており、これはもちろん世の中全体の懐古コンテンツ主義にたまたま当たったということもあるのですが、つい最近までは「一生見ることなんかないだろう」と思っていたようなタイトルなのです。いゃスターウォーズくらい見ろよという話なんですが、本当に最近までまともに見たことがなくて、申し訳程度に数年前に金曜ロードショーで「エピソード4」を見たことがあるだけで、その内容はさっぱり忘れていました。
「寅さん」なんて過去の作品ですよね。なにしろ代替不可の主役が何年も前に死んでいるんですから。

 

ただ知り合いにコンテンツに詳しい人たち(「アンチ軍団」と言います)がいて、その人たちが色々教えてくれるので、できる限り流れに逆らわずに吸収しようと最近は思っているのですね。「そんなもん知らねえよ」というのではなく(数年前なら思っていた)、「とりあえずちょっと見てみようか」と。本当にちょっとずつですけど。

 

これが面白いんですね。スターウォーズは4~8まで改めて見ましたもんね(ちなみにアメトークの「スターウォーズ芸人」も大きかった)。こういう世界観なのかと。それで最新作のエピソード9も見て、ようやっと世界に付いていけたような気がする。まだ1~3を楽しめるぞ~(スピンオフ作品もある。どうするんだこれ)。

 

「寅さん」なんか本当に1ミリも興味なかったし、一生見ることなんかないと思っていたけど、なるほど1本見てみると面白い(1本見るだけでだいたいパターンが分かるというのもアレですが、笑)。コント的な楽しみ方なんですね。こりゃあ当時の国民に愛されたわけだ。やっぱり有名な作品ってのは面白いんですよ。最新作の映画も楽しめました。

 

んで前述の「アンチ軍団」が、唐突に東京ラブストーリーが良い」とか言い出して、それというのも今年リバイバル版が製作されるというんで、その記念に1991年版のテレビドラマがアマプラで公開されているというんですね。ホントその瞬間はつい「冗談だろ??」と思いました。僕も生まれていたとはいえ、モノマネでしか知らない世界です。「カーンチ、セックスしよ」のアレです。その瞬間は「見ないかなー」と思いました。

 

んでちょっとしたきっかけがあって、集まった時に「見ようぜ~」ということになり、「良いよ~」ってことで見てみると、やっぱりこれが面白いんですね。一周回って良いというか。今だから分かるというか。ダサさとかクサさとか、鈴木保奈美(赤名リカ)のメンエラとか、江口洋介(三上健一)のウザさとか、全部が一周回って最高に良い!やっぱり世界の本質はメンヘラなんだという境地に達しています。


こんなこと書きつつまだ5話までしかちゃんと見ていなくて、いずれ見ようと思うのですが、今は今年公開の新作も絶対に見ようと思っています。舞台を2020年の東京に移してスマホSNSも描かれるっていうから楽しみというほかない。

 

んでこんな調子でいったら、アレもコレも良いに決まっているんです。
こんな状態で、どうやって満足にコンテンツを消化していったらいいのか分からない、という話。

 

■「映像研には手を出すな!」がすごく良い

その流れで「映像研のアニメが良い」というネットの評判を見て、とりあえず録画を始めますね。んで見てみるとやっぱり良い。あ~こういうことなんだ、と。

浅草氏~!金森氏~!


んで岡田斗司夫さんのニコ生のラインナップを見てたらちょうど今、2年前くらいに作者の大童澄瞳さんの対談動画がアップされていて、それを2本見てしまう。この作者若いのにめちゃくちゃすげえオタクなんだなあということが分かる。有言実行で、自分のスタイルを持っていて、やるべきことをやっているすげえオタクだ、と思う。
「この先アニメ化ってこともあるんでしょうが~」みたいなことを話しているが、本当に今そうなっているし、まもなく実写ドラマも公開される(これもきっと見るだろう)。そして今、原作マンガを読みたくなっている。ここでも世界の進みが本当に早いことを感じる。

 

他にも方々で「メイドインアビスというアニメが良い」ということが耳に入ってきていたり、「推し武道」だって録画しているし(まだ見ていない)、そもそも「涼宮ハルヒを見たことがないんだよなあ(原作もアニメも)」というのが心に引っかかっている。

 

この前久しぶりに(数か月ぶり?)ミステリ小説を読んだらやっぱり良いな(「父からの手紙」小杉健治)となったし、読みたい本、読まないといけない本が山のように積んである。それなのにkindle Unlimitedでポチポチやってたらとりあえずダウンロードとしとこう→とりあえず読んどこう、ってな感じで軽めなビジネス書・自己啓発書を読んでしまい、まあそれはそれで良いんですが、積ん読本が一向に進まない。

 

僕はいったいどうしたら良い?コンテンツに埋もれて死ぬかもしれない。そんなことを考えている。
(一方で、多くの一般人はそんなにアレもコレも実は見ていないし、興味もないんだよなあという思いもある)