ちろうのレイブル日記

本当によい教育を考えるためのブログです

高尾山―陣馬山を攻める

2015年8月22日(土)、AKBヲタ時代からお世話になっている濱野智史さんが高尾山・陣馬山縦走という企画を立てていたので、参加した。なんて健康的、なんてリアル充実なのだろう。参加者は濱野さん、まっすー(ジャージャーハウスの住人)、ちろうの3人。

登山というものに全く縁がなかった。東京出てきてからもそんな文化的な活動をする機会がなかった。強いて言うなら地元は飛騨高山に住んでいたから小学校の遠足で御嶽山乗鞍岳にはよく行った気がする。ぜんそく持ちで本当に身体が弱くて先頭グループで先生が付きっきりで、必死こいて登ったイメージ(体力あるメンは後方でのんびりだらだらと付いてくる感じ)。しかし今となっては、中学から大学まで10年間、陸上競技の長距離をやっていたから、まあ普通の人よりは体力があるのではないかと言う自信があった。

当日は快晴。とはいっても、つい数日前までの記録的な連続真夏日が一段落したタイミングだったので、まさにベストタイミングだった。数年前からの山ガール、森ガールに象徴される登山ブームが起こっているのかと思っていたので、土曜日なんか激混みなんじゃないかと思ったら、全然。むしろスッカスカ。首都圏で登山と言えば高尾山というくらい定番スポットだと思われるので、意外だった。まあ登山と言ったらやっぱり紅葉シーズンだからですかね。この真夏に好き好んで山に行くというのもなかなか勇気がいることです。

高尾山は有名だけど、所要時間90分、一般的な男性ならたぶん60分程度で登れてしまう山。そこから陣馬山と言うところまで縦走するのがガッツリ登山を楽しむ入門編と言うことなのらしい(高尾山口駅から陣馬山下までバスで行き、陣馬山→高尾山→下山、という逆ルートも)。レポも充実している。

高尾山・陣馬山コース
陣馬山〜高尾山縦走
関東縦走登山の入門編!陣馬山〜高尾山縦走コースを安全に楽しむコツ

んでその総距離が18.5キロ、目安登山時間6時間30分とか、ちょおまwwwwwww
いくら10年間陸上やっていたとはいえ、辞めてから10年近く経っているし、いきなりこれはハードルが高いのかも、、、といいつつ参加を決めた以上、やるしかない。10年前の学生時代の部活用に使っていたTシャツなどを引っ張り出す(2001年の西日本インカレのTシャツだった)。パンツはユニクロのハーフパンツ(ステテコ)、普段使いのリュック、靴はランニング用の底が厚いヤツ。これなら膝に負担も少ないだろう。そういえばかつて中央線ユーザーだったので「高尾行き」電車には何回も乗ったことがあるのだが、高尾に来たのは初めてだった。んで高尾山口駅に来るまでにすでに持ってきたペットボトルのお茶を半分以上飲んでしまい、先が思いやられる・・・

高尾山口駅

登山ルートの看板

いよいよ登山開始!
駅から10分ほどアスファルトの道を歩いて、いよいよ入山。やっべ、高まってきた!自然を満喫しているという感じ。やはり人間、定期的に自然と触れ合わないとダメやね。んであっという間に・・・

高尾山登頂!1時間程度で着いた。ここまではむしろ散歩しただけと言う感じ。勝負はこれからだった。ただ水分の流出が半端ない。ここでは水道もあったけど、電解質を摂らないとヤバい!ということで210円のペットボトルのスポドリを買う・・・いや、これマジで水分補給が生命線だは。。。

それではここで、この三者三様の装備にご注目ください。

・濱野さん・・・シャツにパンツに、リュック、トレラン用シューズに至るまで、最新鋭のガチの登山装備。
・ちろう・・・陸上競技生活の遺産から、ランニングシューズ、ナイロン地配合のTシャツ(汗が乾きやすい!)、ユニクロのステテコ。秋葉原で買った1000円のリュック。
・まっすー・・・綿100%のTシャツ、スニーカーwwwwwwwwww

山に綿のTシャツはダメです。これは肝に銘じておきましょう。一人だけただの頑張りすぎて汗かきまくったアイドルヲタクだったものなあ、、、




さて。高尾山から陣馬山を目指す。1時間も歩くと、時間も正午に近くなって、気温が徐々に上がってきた。途中ガチでヤバいかもと言う瞬間がいくつかあった。特に直射日光が当たるとキツイ。日陰に入ると逆に驚くほど涼しいんですけどね。とにかく水分が一気に奪われていく。んで手持ちの水分が底を尽きかけたとき、、、ちょうどよいタイミングで茶屋が!!
城山(670m)登頂!!ということで食事休憩。


おでん:400円
なめこ汁:250円
この世のものとは思えないほどの美味さだった・・・塩分が染みるうううううう〜〜〜〜!!!
ついでに
キュウリ:100円
も購入。よく冷えた生のキュウリを味噌に付けていただく。なんて贅沢なんだ。
ちなみに濱野さんが350mlの缶ビール2本空けてた、、、


そこからまた1時間ほど歩くと、影信山(727m)に到着!!

ここにも茶屋があった。城山に比べると小さいイメージ。ここには山菜のてんぷらという名物メニューがあるらしいのですが、春と秋限定と言うことで、この日はなかった(たぶん)。ということでいつかまたここに食べに来なければ!


影信山で疲労困憊のまっすー



ここからもう一超え!かなり体力的にキツくなってきた。途中、まき道がある場合は遠慮なく巻き道をチョイスし、距離を稼ぐ(ここまできてちょっとした登りもキツイ)。そしてついに陣馬山山頂(857m)に到着!!!


決めポーズ


何故か横から


山頂からの眺め



陣馬うどん(600円)アサヒ(450円)

名物の陣馬うどん!山菜にさつま揚げにキノコにタケノコに具だくさん!!これを食いに来たと言っても過言ではない。ちなみにうどんとそば、あったかいつゆに冷たいつゆもあります。





そんなわけで、ここから40分くらいかけて下山、陣馬高原下バス停というところを目指します。ここから出るバスで高尾駅まで行けるとのこと。ただ正直、この下りが一番キツかった。足に負担が来る。ここではゆっくり下りるよりも、ブレーキをかけないでそれこそトレイルランで駆け下りる方が良かったのかもしれない。相当傾斜があった印象。これ気を抜くと結構危ない。まあこれが登山の醍醐味なのだろうけど。これが陣馬山下から陣馬山を上って高尾山を目指すルートだと、ここの登りが相当きついように思うのだが、どうなのだろう。

そして数時間ぶりの舗装された道へ!ここから十数分歩くと、バス停があり、その目の前に茶屋が!昼から飲んだくれているおっさんをしり目に、バスが来るまでの数十分を過ごす。ここで勝利の乾杯!!僕以外の2人は生ビールを飲んでいたけど、僕は酒が弱いので、自動販売機でも良いとのことだったのでコーヒー牛乳を飲んだ。染みた。美味かった。

ハイシーズンには、ここの人のたまり具合を見てバスを臨時に発車したりするらしい。なんと臨機応変なのだろう。ということでバスで高尾駅へ。爆睡だった。んで高尾駅に着くと、何故か中央線が止まっていたので、京王線で帰宅した。

総括
やはり初体験にはうってつけのコースだということが分かった。登山は良いですね。これはハマりそう。これ休みの日にワンチャン一人で高尾山―陣馬山縦走をキメるまであるで。今回はペース的にはかなりゆっくり目に歩いたと思う。トレイルランが流行っていると聞いていたが、本当に山道を軽快に走っているトレイルランナーにたくさん遭遇した。あれは楽しそう。是非次はトレランに挑戦してみたい。平坦なロードを走るよりよっぽど面白いと思う。ただ足への負担が心配だなあ。そういえば学生時代にも長い距離を走るとひざの外側のじん帯(腸脛靭帯・ちょうけいじんたい)を痛めるという爆弾を抱えているのだった。次の日にちょっと痛くなった。あくまでも負担をかけ過ぎないように、時間を空けてまたやってみたい。